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1.弟と兄と兄の妻
2.憧れの女性(ハロルド)※
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婚約者との初夜を迎えるに先んじて、ハロルドは女性をリードする術を覚えておかなくてはならなかった。理論だけは講師について学んだものの、実践してみなければ意味が無い。
そのためにも経験を積む必要があったが、ここで問題になったのは『誰がハロルドの相手をするのか』ということだった。
未婚の女性との交渉は相手を傷つけるので良くない。
高位の男性と枕を交わす職の女性から選んでも良かったが、それでは女性の手練手管に溺れてしまうかもしれない。
経験はあるが、経験豊富ではなく、その上である程度の地位と品位があり、次期国王の相手をするのに相応しい女性。――という条件にしたのは、国王自身の経験に基づくものなのかもしれない。
いずれにせよ、ここで挙がったのがクレアの名前だった。
彼女の人となりを知る母王妃の後押しもあり、ロジャーとクレアの元に話が持ち込まれた。断られる可能性もあったが、王宮へは承諾の返事が届いた。
クレアは、この2年で幾度もロジャーと体を重ねているはずだ。
兄との行為で花を散らせた初恋の相手が今度はハロルド自身に手ほどきをするのだと考えると複雑な気持ちにもなったが、それ以上にクレアが今回の流れから、ハロルドへの憎悪を抱いていたらどうしようかと思っていた。
クレアの口から改めて「臣下の務め」との言葉を聞くハロルドの心は大いに沈んだが、滑るような足取りで近づいてきたクレアの顔に嫌悪が見られなかったことでほんの少し明るい気持ちになれた。
「一昨年はまだ私の胸ほどの高さでいらしたのに、こんなに大きくなられましたのね」
クレアはそう言ってくれたが、それでもまだ彼女の肩ほどまでしか高さがないことに気付いて、ハロルドの胸がちくりと痛む。思わずうつむくと、仄かな明かりの中でもハッとするほどに白い手が伸び、ハロルドの頬を包んで上向かせた。
「ですがご婚約もお決まりですもの。殿下ももう、立派な大人でいらっしゃるわ」
間近で見るクレアの頬は紅を引いたように赤く、目元は色づいて瞳は潤み、何とも言えない色香が漂っている。
己の中心が滾り始めるのを感じながら、ハロルドは食い入るように彼女を見つめた。
一方で、太ももに当たるそれに気づいたのだろう、クレアが歯をのぞかせる。さらに、ちらりと姿を見せる舌先が彼女の艶やかな唇をぺろりと舐めた。
その様子はあまりに官能的で、あまりに蠱惑的だった。今にも体の奥で何かが弾けてしまいそうなこの衝動をどう抑えれば良いのか分からず、苦しくてハロルドの目に涙がにじんでくる。
半開きの口で肩を上下させていると、クレアが顔をぐっと近づけてきた。彼女の吐く甘い息が鼻腔をくすぐった。
「これより朝まで、身も心も、殿下にだけお仕え申し上げます」
吐息よりもほんの少し大きいだけの声を紡いだ唇が、そのままハロルドの唇をふさぐ。
(……これが、キス……)
こんなにもの柔らかく、しっとりとした感触は初めてだった。目を閉じて夢見心地で味わううち、唇を割ってぬるりとしたものが入り込んできた。驚いて固まっているハロルドをよそに、それは歯列をなぞり、口蓋を舐める。
しばらくされるがままになっているうち、徐々に陶然とした気分になってきた。されるがまま快楽を味わっていたが、舌に絡み始めたところでようやく学んだことを思い出す。おそるおそる自分の舌もうごかし、ぎこちなく使い始めた。していたことを真似して彼女の口内を同じようになぶると、甘やかな息の間隔が短くなる。
立ち上がっていたハロルドの中心部がさらに張りを強くした。
唇を重ね、ぎこちなかった舌がそれなりに動かせるようになった頃、クレアが手を動かす。ハロルドの耳に衣擦れの音が届いたので、どうやら彼女は羽織っていたマントを外したようだ。
続いてクレアは顔を離した。間に銀の橋がかかるのを、ハロルドは不思議な心持ちで見つめていた。
「さあ、殿下」
視線を動かし、ハロルドは息をのむ。マントを落としたクレアがまとっていたのは、肌が見えるほどに薄い前開きの衣とショーツだけだった。豊満な乳房の全容と、その先に透けて見える桃色の突起から目が離せない。
(触れてみたい。でも)
本能と理性のはざまで揺れる心を感じ取ったのか、クレアがハロルドの両手を取る。
「どうぞ」
「……いいの?」
「もちろんです」
衣越しに触れた乳房は想像以上に弾力があった。おそるおそる手に力を入れると、クレアの体がぴくりとする。痛いのかと思ったが、彼女の顔が微笑んでいたのでそのまま柔らかい感触を楽しむ。
形の変わる二つの山の様子を楽しんでいると、ふいに片手の指が桃色の突起にふれた。
「……んっ」
鼻にかかったような声がすると共に、クレアの体がさらに震える。
その声がもっと聞きたくなって、ハロルドは乳房を揉むのを止め、手のひらでそっと撫でた。クレアの唇が開き、息が荒くなった。
「ここ?」
「はい。ですが、もう少し刺激が欲しいのです。どうかつまんでください……あっ」
「確かに習った通りだ……クレアはこうすると気持ちいいんだね?」
「はい、とても……あ、ああっ」
明らかに様子の変わった高い声を聞いて、ハロルドは思わず彼女の衣の前を開く。現れた見事な双丘の左側にむしゃぶりついた。
「ああっ!」
さらに高くなった彼女の声は断続的に続き、ハロルドの奥を刺激する。体は苦しくてたまらないのだが、それよりも心が猛っていた。彼女の声をもっと聞きたいとの気持ちがハロルドを突き動かす。片方の乳首を吸い、もう片方の乳首を弄ぶうち、クレアの声が先ほどよりもっと高く、断続的になる。
「で、殿下、私、もう、もう……!」
一際高く哭き声を上げたクレアの全身に力が入る。かと思うと彼女は次の瞬間、その場にへたりこんだ。荒い息をしながらクレアは微笑みを見せる。
「……初めてとは思えませんわ。とてもお上手でいらっしゃいますのね」
「今のはもしかして『達した』っていうこと?」
恥ずかしそうに「はい」とうなずいたクレアは立ち上がり、少しふらつきながらも手を伸べてくる。
「殿下も肌を見せてくださいませ」
請われて着ていたものを脱ぎ、悩んで下だけは履いたままにする。しかし屈んだクレアがそれを剥ぎ取ってしまった。屹立するものの姿は我ながらぎょっとするほどで、こんな大きくなった姿を見たことは無いとハロルドは思ったのだが。
「まあ」
クレアの声色と微笑みは可愛いものを見るかのようだった。きっと彼女は、もっと大きなものを見慣れているのだろう。――それが誰のものかは言うまでもない。
心に合わせ、ハロルドの体も萎む。立ち上がったクレアが、くす、と笑って顔を寄せてきた。
「小さくしてはいけませんよ、殿下。夜明けまでは、まだまだ時間がございますもの」
クレアの顔はやはり笑顔だった。しかし濡れたような嫣然とした笑顔は、ハロルドが今まで知らない、彼女の雌の顔だ。ごくりと唾を飲んむハロルドを、クレアが寝台へ誘う。仰向けになった肢体は、暗がりの中で浮かび上がって見えた。
以降の時間は、まるで夢のようだった。
触れるたびに響く嬌声が徐々にハロルドの心をかき混ぜ、底にしまっていた気持ちを表へと押し出してくる。
――もし、今。気持ちを告げたら彼女はうなずいてくれるだろうか。
普段ならば、彼女がロジャーから離れることなどありえないとすぐに気持ちを否定しただろう。それほどにふたりは仲の良い夫婦として知られている。
しかし今、ハロルドの動きに従って歓んで乱れ狂うクレアの姿からは「もしかしたら」という思いを抱かずにはいられない。何より快楽に狂う今、ハロルドの理性はどこかへ流されていた。
目に映るのは彼女の痴態だけ。聞こえるのは彼女の嬌声だけ。そして頭を占めるのは、ただただ「彼女を自分のものにしたい」という気持ちだけだった。
すべてを解放するときになら自分の気持ちも解放できそうな気がして、ハロルドは短い呼吸の中、自分の下で身をよじるクレアに向けて叫ぶ。
「……クレア、クレア! ぼくは……あ、あなたが……っ! ……ぁっ、くぅっ」
しかし「好きだ」と告げる前に、ハロルドの劣情はクレアの中に吐き出されてしまった。
そのためにも経験を積む必要があったが、ここで問題になったのは『誰がハロルドの相手をするのか』ということだった。
未婚の女性との交渉は相手を傷つけるので良くない。
高位の男性と枕を交わす職の女性から選んでも良かったが、それでは女性の手練手管に溺れてしまうかもしれない。
経験はあるが、経験豊富ではなく、その上である程度の地位と品位があり、次期国王の相手をするのに相応しい女性。――という条件にしたのは、国王自身の経験に基づくものなのかもしれない。
いずれにせよ、ここで挙がったのがクレアの名前だった。
彼女の人となりを知る母王妃の後押しもあり、ロジャーとクレアの元に話が持ち込まれた。断られる可能性もあったが、王宮へは承諾の返事が届いた。
クレアは、この2年で幾度もロジャーと体を重ねているはずだ。
兄との行為で花を散らせた初恋の相手が今度はハロルド自身に手ほどきをするのだと考えると複雑な気持ちにもなったが、それ以上にクレアが今回の流れから、ハロルドへの憎悪を抱いていたらどうしようかと思っていた。
クレアの口から改めて「臣下の務め」との言葉を聞くハロルドの心は大いに沈んだが、滑るような足取りで近づいてきたクレアの顔に嫌悪が見られなかったことでほんの少し明るい気持ちになれた。
「一昨年はまだ私の胸ほどの高さでいらしたのに、こんなに大きくなられましたのね」
クレアはそう言ってくれたが、それでもまだ彼女の肩ほどまでしか高さがないことに気付いて、ハロルドの胸がちくりと痛む。思わずうつむくと、仄かな明かりの中でもハッとするほどに白い手が伸び、ハロルドの頬を包んで上向かせた。
「ですがご婚約もお決まりですもの。殿下ももう、立派な大人でいらっしゃるわ」
間近で見るクレアの頬は紅を引いたように赤く、目元は色づいて瞳は潤み、何とも言えない色香が漂っている。
己の中心が滾り始めるのを感じながら、ハロルドは食い入るように彼女を見つめた。
一方で、太ももに当たるそれに気づいたのだろう、クレアが歯をのぞかせる。さらに、ちらりと姿を見せる舌先が彼女の艶やかな唇をぺろりと舐めた。
その様子はあまりに官能的で、あまりに蠱惑的だった。今にも体の奥で何かが弾けてしまいそうなこの衝動をどう抑えれば良いのか分からず、苦しくてハロルドの目に涙がにじんでくる。
半開きの口で肩を上下させていると、クレアが顔をぐっと近づけてきた。彼女の吐く甘い息が鼻腔をくすぐった。
「これより朝まで、身も心も、殿下にだけお仕え申し上げます」
吐息よりもほんの少し大きいだけの声を紡いだ唇が、そのままハロルドの唇をふさぐ。
(……これが、キス……)
こんなにもの柔らかく、しっとりとした感触は初めてだった。目を閉じて夢見心地で味わううち、唇を割ってぬるりとしたものが入り込んできた。驚いて固まっているハロルドをよそに、それは歯列をなぞり、口蓋を舐める。
しばらくされるがままになっているうち、徐々に陶然とした気分になってきた。されるがまま快楽を味わっていたが、舌に絡み始めたところでようやく学んだことを思い出す。おそるおそる自分の舌もうごかし、ぎこちなく使い始めた。していたことを真似して彼女の口内を同じようになぶると、甘やかな息の間隔が短くなる。
立ち上がっていたハロルドの中心部がさらに張りを強くした。
唇を重ね、ぎこちなかった舌がそれなりに動かせるようになった頃、クレアが手を動かす。ハロルドの耳に衣擦れの音が届いたので、どうやら彼女は羽織っていたマントを外したようだ。
続いてクレアは顔を離した。間に銀の橋がかかるのを、ハロルドは不思議な心持ちで見つめていた。
「さあ、殿下」
視線を動かし、ハロルドは息をのむ。マントを落としたクレアがまとっていたのは、肌が見えるほどに薄い前開きの衣とショーツだけだった。豊満な乳房の全容と、その先に透けて見える桃色の突起から目が離せない。
(触れてみたい。でも)
本能と理性のはざまで揺れる心を感じ取ったのか、クレアがハロルドの両手を取る。
「どうぞ」
「……いいの?」
「もちろんです」
衣越しに触れた乳房は想像以上に弾力があった。おそるおそる手に力を入れると、クレアの体がぴくりとする。痛いのかと思ったが、彼女の顔が微笑んでいたのでそのまま柔らかい感触を楽しむ。
形の変わる二つの山の様子を楽しんでいると、ふいに片手の指が桃色の突起にふれた。
「……んっ」
鼻にかかったような声がすると共に、クレアの体がさらに震える。
その声がもっと聞きたくなって、ハロルドは乳房を揉むのを止め、手のひらでそっと撫でた。クレアの唇が開き、息が荒くなった。
「ここ?」
「はい。ですが、もう少し刺激が欲しいのです。どうかつまんでください……あっ」
「確かに習った通りだ……クレアはこうすると気持ちいいんだね?」
「はい、とても……あ、ああっ」
明らかに様子の変わった高い声を聞いて、ハロルドは思わず彼女の衣の前を開く。現れた見事な双丘の左側にむしゃぶりついた。
「ああっ!」
さらに高くなった彼女の声は断続的に続き、ハロルドの奥を刺激する。体は苦しくてたまらないのだが、それよりも心が猛っていた。彼女の声をもっと聞きたいとの気持ちがハロルドを突き動かす。片方の乳首を吸い、もう片方の乳首を弄ぶうち、クレアの声が先ほどよりもっと高く、断続的になる。
「で、殿下、私、もう、もう……!」
一際高く哭き声を上げたクレアの全身に力が入る。かと思うと彼女は次の瞬間、その場にへたりこんだ。荒い息をしながらクレアは微笑みを見せる。
「……初めてとは思えませんわ。とてもお上手でいらっしゃいますのね」
「今のはもしかして『達した』っていうこと?」
恥ずかしそうに「はい」とうなずいたクレアは立ち上がり、少しふらつきながらも手を伸べてくる。
「殿下も肌を見せてくださいませ」
請われて着ていたものを脱ぎ、悩んで下だけは履いたままにする。しかし屈んだクレアがそれを剥ぎ取ってしまった。屹立するものの姿は我ながらぎょっとするほどで、こんな大きくなった姿を見たことは無いとハロルドは思ったのだが。
「まあ」
クレアの声色と微笑みは可愛いものを見るかのようだった。きっと彼女は、もっと大きなものを見慣れているのだろう。――それが誰のものかは言うまでもない。
心に合わせ、ハロルドの体も萎む。立ち上がったクレアが、くす、と笑って顔を寄せてきた。
「小さくしてはいけませんよ、殿下。夜明けまでは、まだまだ時間がございますもの」
クレアの顔はやはり笑顔だった。しかし濡れたような嫣然とした笑顔は、ハロルドが今まで知らない、彼女の雌の顔だ。ごくりと唾を飲んむハロルドを、クレアが寝台へ誘う。仰向けになった肢体は、暗がりの中で浮かび上がって見えた。
以降の時間は、まるで夢のようだった。
触れるたびに響く嬌声が徐々にハロルドの心をかき混ぜ、底にしまっていた気持ちを表へと押し出してくる。
――もし、今。気持ちを告げたら彼女はうなずいてくれるだろうか。
普段ならば、彼女がロジャーから離れることなどありえないとすぐに気持ちを否定しただろう。それほどにふたりは仲の良い夫婦として知られている。
しかし今、ハロルドの動きに従って歓んで乱れ狂うクレアの姿からは「もしかしたら」という思いを抱かずにはいられない。何より快楽に狂う今、ハロルドの理性はどこかへ流されていた。
目に映るのは彼女の痴態だけ。聞こえるのは彼女の嬌声だけ。そして頭を占めるのは、ただただ「彼女を自分のものにしたい」という気持ちだけだった。
すべてを解放するときになら自分の気持ちも解放できそうな気がして、ハロルドは短い呼吸の中、自分の下で身をよじるクレアに向けて叫ぶ。
「……クレア、クレア! ぼくは……あ、あなたが……っ! ……ぁっ、くぅっ」
しかし「好きだ」と告げる前に、ハロルドの劣情はクレアの中に吐き出されてしまった。
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