A world free of distortion

全ては、突然過ぎた。
小学校からのいじめられっ子
「棚入 新太」は、この世界での自分の在り方を諦めていた。家では、親の暴力に屈して、救いはなかった。そんな「自分」の転機は、思いがけない「死」だった。
全てが終わった。そう思ったのに

~~マダ、オワッテイナイ~~
そんな言葉に誘われ、辿り着いたのは未知の世界だった。
何も知らない、分からない。それが、こんなに嬉しいものだと思わなかった。そして手に入れた力は、まるで今までのマイナスが、全てプラスに変わるようなものだった。

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