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短編
美少女フィギュアと『同じ姿』に変身する話
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玄関のチャイム音。宅配から段ボール箱を受け取り、ダッシュで部屋に戻る。部屋の住人である大林は、これから出来る事に既に興奮しきっていた。
「遂にこの時が来た……!」
待ち望んでいたこの瞬間。中身を傷つけないように、しかし高速で包装を解体。大型ダンボールの中には、数体のフィギュアが梱包されていた。1/6サイズ、そこそこの値段が張ったものの、これからやることを考えれば全く高くない出費であった。
「よし、まずはこの2体……あとはとりあえず棚に収納してと」
フィギュアの用途。冗談めかして、保存用・観賞用・布教用・実用などと複数のフィギュアやDVDを買う事を指す事があるが、これからやる事を考えれば間違いなく「実用」フィギュアであった。卓上に2体のフィギュアを取り出す。姉妹のキャラクターで、最近発売され始めたものだった。
更に取り出したのは、プラスチックケース。塗り薬のような水色の蓋をクルクルと回し、取り出したのはゲル状の透明な塊。手でひとつまみして、指先で練りこむ。それと同時に、フィギュアのキャラクターについてイメージを湧き上がらせる。声、性格、振る舞い。性格や食べ物、人物の好き嫌いなど、思い出せる情報を可能な限り連想し、指先に集中させる。
「よし……!」
やがて透明だったゲルは、薄い橙色を湛えていた。準備ができた事を理解し、大林はゲルを手の平に薄く広げ――他の人が見ていたとすれば、驚くべきことにフィギュアの頭部をゲルで包み込んだのだ。わざわざ新品のフィギュアを駄目にするような行為。しかし、付着したゲルは本体に汚れを残すことなく、頭部から台座までゆっくりと通り抜けてゆく。
大林は台座まで落ち、机に広がったゲルを掴んだ。それを床に落とし、専用のレーザーポインターで光を当てる。――すると、小さく床に広がっていた粘液が僅かに蠢いた。うずらの卵ぐらいの大きさだったゲルは膨らみ始めて、数秒で大林の胸元ぐらいの高さまで伸びる。厚みも同様に、圧縮ヘリウムで膨らんだ風船のようになる。
縦長に伸びていただけのゲル。その一部が徐々に縮み、個別の部分として動き始める。地面では5本指の部分が出来上がり、その上に靴下が覆われる。手の平が形成され、腕までが作られた後に衣服に覆われる。髪の毛が一度大きな塊として伸び、一本一本が微細に分けられ、自然な形をとる。瞳の色はゲルと同じ橙色を帯び、そして顔が出来上がったタイミングで、フィギュアの元と同じように茶色に変わる。そして、『彼女』は目を閉ざす。
「出来たっ!」
やったことは殆ど少ないが、それでも大林は眼前の『成功』に喜びが抑えられない。フィギュアと同じ格好、容姿をした、そして『等身大』の少女が目の前にいる。そして――
「――なんですか、兄様。そんなに興奮した顔して」
ジト目でめんどくさそうに、しかし口元が少しだけ緩んだ彼女。間違いなく、フィギュアの元となった少女が「しそうな」表情。ゲルに込めた思いが、理想像となって目の前で動いている。自分の鼓動が高鳴るのを大林は感じていた。
「仕方ない兄様ですね、まだお子様ボディな私に興奮するなんて……このヘンタイ♡」
口先では暴言ともとれる、その単語。しかし、既に『出来上がっていた』大林にはそれすら昂ぶりを燃え上がらせる材料にしかならない。勃ち上がりつつある肉棒をさらけ出すと、彼女のニヤニヤ笑いは一瞬固まる。
「うっわ……そんなにガチガチにするとか、ちょっと引きますよ……兄様とはいえ、ちょっとねぇ……」
そう言いつつも、硬くなった肉棒に彼女は片手を添える。竿を、亀頭をゆっくりとさすりあげ始める。柔らかい指先での責めは、間違いなく心地よいものだった。しかし、決定的なモノにかける生殺し。
「手コキだけでそんなに気持ちいいんですかぁ? もっと激しくしてもいいですけど……えっ? アソコで? えぇー……」
台詞だけは嫌そうに、しかし全く断る素振りを見せず。彼女は自身の着ていたパンツを脱ぎ捨て、ベッドに横たわる。誘うように自らの太ももを、胸元をわざとはだけさせる。もう、我慢する必要などない。覆いかぶさるように抱き着いて、ソレを突き上げた。
「ひゃぁぅ♡ いきなりっ♡ ケダモノッ♡ お兄様っ♡」
人体ではありえない程、彼女の肉壺は大林のペニスの形に合わせて受け入れる。ぴっちりと形に会い、ヒダヒダは彼を気持ちよくさせるのに最善の形状。生暖かく、互いが痛みを覚えない肉オナホ。甘い声を上げた彼女が、徐々に動き始めた。
「――ほら、小さい娘のカラダでっ♡ キモチヨクなるなんてっ♡ ヘンタイッ♡ ロリコンのヘンタイ兄様っ♡ はやくっ♡ 早くイッて♡ だしちゃえっ♡」
ぱちゅん、ぱちゅんと肉同士がぶつかり合う音。勃起した息子に、ぬるぬると熱いものがかかり激しく扱かれる。彼女の顔が近づいた。どこか物欲しそうな表情。唇が尖ったその顔に、大林は自分のソレを重ねた。
「んっ♡ ん゛んぅ♡ う゛ぅ~っ♡」
口で粘液を交換した瞬間。互いの緊張の糸が切れたかのように、ほぼ同時に達する。自分が精を放ったのと同時に、腰元に潮と思しき水が広がった。叫び声はディープキスで封じ込められ、お互いの顔で赤面する。数十秒か、数分か、肉体が繋がったまま余韻が引くまで寝ころんでいた。
――――――――
寝ころんでゲームとしている彼女を一度綺麗にして、今度は別の試み。もう一個のゲルを取り出す。今度はイマジネーションを篭めることなく、先にフィギュアの体を通した。透明なままのゲルが台座を通り抜けたのを確認すると、大林は再びゲルをつまむ。先ほどのフィギュアの姉に当たるもの、それを通り抜けた粘液を手の平で広げ、自分の顔にローションのように張り付けた。
自分の体が、その表面から溶けるかのような感覚。顔から当てられたゲルは、素早く全身を覆い始めた。透明な粘液が色を持ち、視界が暗くなる。息はできるのだが、水中に居るかのような浮遊感。ゲルの説明書を思い出し、落ち着いて呼吸を整える。すると、段々と自分の体が形作られてくるのが分かった。
元々の自分より細い腕。腰まで伸びた黒髪のロングヘア。すらりと伸びた脚だが、腿は健康的な太さ。下を見ると、たわわな果実がそこに実っていた。自分の手で揉むと、柔らかい手触りと同時に揉まれる感触。
ようやく変化が終わり、自分の足元が覚束ない状態が終わる。ベッドに座り込むと、先に変化していた少女が微笑んでいた。先ほどの間での生意気そうな笑顔とは異なり、照れ笑いである。
「姉さまぁー♡」
今の自分より少し小柄な妹。姉のことが大好きで、膝枕などでいつも甘えている子。ついさっきの妖艶な雰囲気とは打って変わって、小動物的な可愛さを振りまいている。
「わかった、膝枕ね」
「むふぅ……姉さまのお膝……すべすべでいい匂い……」
「いい匂い!?」
膝を枕にされるが、悪い気はしない。少女の頭を撫でると、気持ちよさそうに脱力した。妹の呼吸が太ももに当たり、生暖かい。――――ちろり、と彼女の舌が太ももを舐めとる。
「ひゃんっ♡」
「姉さま。――いま、ショーツが少し濡れてませんか♡」
「きゅっ、急に舐めたりするからっ」
自分の声が、高い声のキャラになっていることに今更ながら少し心が跳ねる。自分が、大好きな娘の声でこんな事を言えるなんて。自分でも恥ずかしいと思いながら、この痴態をもっと続けたい、もっと激しくシたいと。
「すぅっ……♡ ぺろっ♡」
「ひゃぁっ♡ そこっ♡ 舐めないでっ♡ ビクってなるぅ♡」
女の子の部分。初めてソコを舌で責め立てられる感触は、自分の体がコントロールできなくなるような快楽。体の内側に入り込み、生暖かい感覚で侵される。
「えへへ……♡ いまのお姉さまは、『兄様であり姉様』。私の一番大好きな人達ですもん、そんな人と一緒にベッドに居たら、えっちな気分にもなります♡」
変身するときの欲望が反映されたのだろうか、本来のキャラよりも性的な事に興味があるように振る舞っている。――好都合だった。
「――いいよ、きてっ♡」
「はーい♡ すぅーっ♡ ちゅうっ♡ ぎゅっ♡」
「っっっっっ♡ うぁぁっ♡ 入ってるぅ♡」
濡れる、という感覚を実感する。下腹部がきゅんとなり、股がどんどん愛液で湿ってゆく。胸を揉まれると、自分で揉んでいた時よりも興奮しているからだろうか、些細な力でもじんわりと気持ちよく感じる。
「はぁっ♡ 姉さまぁ♡ すごくえっちで、美しいですっ♡」
「んぅぅぅ♡ はふぅ♡ ふぅうぅ♡」
可愛らしい妹のキスが、自分の口を犯しつくす。指先は膣を攻めたて、一番弱い『ソコ』に触れる。その刹那、自分の体に電撃が走ったかのようにビクン、と跳ねた。
「んぅぅぅぅぅうぅ♡ あっ♡ あぁぁぁっ♡」
「はぁっ……♡ お姉(にい)様……♡」
乱れ切った自分の体が制御しきれなく、ベッドに倒れこむ。ゲルが自分の体から剝げ落ちてゆくのを感じ、快楽がじわじわと抜け落ちていくのと同時に、急激な眠気に襲われる。目の前の妹も同様に溶け落ちてゆく。――制限時間か、と理解した瞬間に意識は沈み込んだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
このスライムの難点は、フィギュアや人形に対してしか効果を発揮しないところ。写真や画像では再現が出来ないのだ。世の中には魅力的なキャラクターが山ほど居るのだが、3D化されていないものについては変身できない。
「くぅぅ……あの子になりたいのになぁ……」
そうして始めたのが、PCでの3DCGであった。これでキャラクターの造形を再現できれば、3Dプリンターで造形し変身もできる――のだが。
「うぁー……また変な形になった」
挫折と苦悩の連続。そしてヒーターとなる低スペックノートPC。課題が山積みで、何度もマウスを投げだした事か。
「ほら、少し進んだじゃないですか。もう少ししたら休憩しましょう、ほらがーんばれ♡ がーんばれ♡」
「うぁっ、嬉しいけどそこ弄らないでっ♡ また濡れちゃうっ♡」
疲れにくく、腰の痛くならない若い女の子の体で、エッチないたずらを受けながら少しずつ進める。作業環境としては進みにくいかもしれないが、これがストレスフリーなやりかた。3体目のフィギュアに変身しつつ、ゲルにも変化してもらい、励ましてもらっていた。
「ますたー♡ いい感じに進みましたね、はやく休憩しましょう♡」
「べ、ベッドに押し倒すなぁっ♡ そこなめないでっ♡ あっ♡」
――完成への道は長い。
「遂にこの時が来た……!」
待ち望んでいたこの瞬間。中身を傷つけないように、しかし高速で包装を解体。大型ダンボールの中には、数体のフィギュアが梱包されていた。1/6サイズ、そこそこの値段が張ったものの、これからやることを考えれば全く高くない出費であった。
「よし、まずはこの2体……あとはとりあえず棚に収納してと」
フィギュアの用途。冗談めかして、保存用・観賞用・布教用・実用などと複数のフィギュアやDVDを買う事を指す事があるが、これからやる事を考えれば間違いなく「実用」フィギュアであった。卓上に2体のフィギュアを取り出す。姉妹のキャラクターで、最近発売され始めたものだった。
更に取り出したのは、プラスチックケース。塗り薬のような水色の蓋をクルクルと回し、取り出したのはゲル状の透明な塊。手でひとつまみして、指先で練りこむ。それと同時に、フィギュアのキャラクターについてイメージを湧き上がらせる。声、性格、振る舞い。性格や食べ物、人物の好き嫌いなど、思い出せる情報を可能な限り連想し、指先に集中させる。
「よし……!」
やがて透明だったゲルは、薄い橙色を湛えていた。準備ができた事を理解し、大林はゲルを手の平に薄く広げ――他の人が見ていたとすれば、驚くべきことにフィギュアの頭部をゲルで包み込んだのだ。わざわざ新品のフィギュアを駄目にするような行為。しかし、付着したゲルは本体に汚れを残すことなく、頭部から台座までゆっくりと通り抜けてゆく。
大林は台座まで落ち、机に広がったゲルを掴んだ。それを床に落とし、専用のレーザーポインターで光を当てる。――すると、小さく床に広がっていた粘液が僅かに蠢いた。うずらの卵ぐらいの大きさだったゲルは膨らみ始めて、数秒で大林の胸元ぐらいの高さまで伸びる。厚みも同様に、圧縮ヘリウムで膨らんだ風船のようになる。
縦長に伸びていただけのゲル。その一部が徐々に縮み、個別の部分として動き始める。地面では5本指の部分が出来上がり、その上に靴下が覆われる。手の平が形成され、腕までが作られた後に衣服に覆われる。髪の毛が一度大きな塊として伸び、一本一本が微細に分けられ、自然な形をとる。瞳の色はゲルと同じ橙色を帯び、そして顔が出来上がったタイミングで、フィギュアの元と同じように茶色に変わる。そして、『彼女』は目を閉ざす。
「出来たっ!」
やったことは殆ど少ないが、それでも大林は眼前の『成功』に喜びが抑えられない。フィギュアと同じ格好、容姿をした、そして『等身大』の少女が目の前にいる。そして――
「――なんですか、兄様。そんなに興奮した顔して」
ジト目でめんどくさそうに、しかし口元が少しだけ緩んだ彼女。間違いなく、フィギュアの元となった少女が「しそうな」表情。ゲルに込めた思いが、理想像となって目の前で動いている。自分の鼓動が高鳴るのを大林は感じていた。
「仕方ない兄様ですね、まだお子様ボディな私に興奮するなんて……このヘンタイ♡」
口先では暴言ともとれる、その単語。しかし、既に『出来上がっていた』大林にはそれすら昂ぶりを燃え上がらせる材料にしかならない。勃ち上がりつつある肉棒をさらけ出すと、彼女のニヤニヤ笑いは一瞬固まる。
「うっわ……そんなにガチガチにするとか、ちょっと引きますよ……兄様とはいえ、ちょっとねぇ……」
そう言いつつも、硬くなった肉棒に彼女は片手を添える。竿を、亀頭をゆっくりとさすりあげ始める。柔らかい指先での責めは、間違いなく心地よいものだった。しかし、決定的なモノにかける生殺し。
「手コキだけでそんなに気持ちいいんですかぁ? もっと激しくしてもいいですけど……えっ? アソコで? えぇー……」
台詞だけは嫌そうに、しかし全く断る素振りを見せず。彼女は自身の着ていたパンツを脱ぎ捨て、ベッドに横たわる。誘うように自らの太ももを、胸元をわざとはだけさせる。もう、我慢する必要などない。覆いかぶさるように抱き着いて、ソレを突き上げた。
「ひゃぁぅ♡ いきなりっ♡ ケダモノッ♡ お兄様っ♡」
人体ではありえない程、彼女の肉壺は大林のペニスの形に合わせて受け入れる。ぴっちりと形に会い、ヒダヒダは彼を気持ちよくさせるのに最善の形状。生暖かく、互いが痛みを覚えない肉オナホ。甘い声を上げた彼女が、徐々に動き始めた。
「――ほら、小さい娘のカラダでっ♡ キモチヨクなるなんてっ♡ ヘンタイッ♡ ロリコンのヘンタイ兄様っ♡ はやくっ♡ 早くイッて♡ だしちゃえっ♡」
ぱちゅん、ぱちゅんと肉同士がぶつかり合う音。勃起した息子に、ぬるぬると熱いものがかかり激しく扱かれる。彼女の顔が近づいた。どこか物欲しそうな表情。唇が尖ったその顔に、大林は自分のソレを重ねた。
「んっ♡ ん゛んぅ♡ う゛ぅ~っ♡」
口で粘液を交換した瞬間。互いの緊張の糸が切れたかのように、ほぼ同時に達する。自分が精を放ったのと同時に、腰元に潮と思しき水が広がった。叫び声はディープキスで封じ込められ、お互いの顔で赤面する。数十秒か、数分か、肉体が繋がったまま余韻が引くまで寝ころんでいた。
――――――――
寝ころんでゲームとしている彼女を一度綺麗にして、今度は別の試み。もう一個のゲルを取り出す。今度はイマジネーションを篭めることなく、先にフィギュアの体を通した。透明なままのゲルが台座を通り抜けたのを確認すると、大林は再びゲルをつまむ。先ほどのフィギュアの姉に当たるもの、それを通り抜けた粘液を手の平で広げ、自分の顔にローションのように張り付けた。
自分の体が、その表面から溶けるかのような感覚。顔から当てられたゲルは、素早く全身を覆い始めた。透明な粘液が色を持ち、視界が暗くなる。息はできるのだが、水中に居るかのような浮遊感。ゲルの説明書を思い出し、落ち着いて呼吸を整える。すると、段々と自分の体が形作られてくるのが分かった。
元々の自分より細い腕。腰まで伸びた黒髪のロングヘア。すらりと伸びた脚だが、腿は健康的な太さ。下を見ると、たわわな果実がそこに実っていた。自分の手で揉むと、柔らかい手触りと同時に揉まれる感触。
ようやく変化が終わり、自分の足元が覚束ない状態が終わる。ベッドに座り込むと、先に変化していた少女が微笑んでいた。先ほどの間での生意気そうな笑顔とは異なり、照れ笑いである。
「姉さまぁー♡」
今の自分より少し小柄な妹。姉のことが大好きで、膝枕などでいつも甘えている子。ついさっきの妖艶な雰囲気とは打って変わって、小動物的な可愛さを振りまいている。
「わかった、膝枕ね」
「むふぅ……姉さまのお膝……すべすべでいい匂い……」
「いい匂い!?」
膝を枕にされるが、悪い気はしない。少女の頭を撫でると、気持ちよさそうに脱力した。妹の呼吸が太ももに当たり、生暖かい。――――ちろり、と彼女の舌が太ももを舐めとる。
「ひゃんっ♡」
「姉さま。――いま、ショーツが少し濡れてませんか♡」
「きゅっ、急に舐めたりするからっ」
自分の声が、高い声のキャラになっていることに今更ながら少し心が跳ねる。自分が、大好きな娘の声でこんな事を言えるなんて。自分でも恥ずかしいと思いながら、この痴態をもっと続けたい、もっと激しくシたいと。
「すぅっ……♡ ぺろっ♡」
「ひゃぁっ♡ そこっ♡ 舐めないでっ♡ ビクってなるぅ♡」
女の子の部分。初めてソコを舌で責め立てられる感触は、自分の体がコントロールできなくなるような快楽。体の内側に入り込み、生暖かい感覚で侵される。
「えへへ……♡ いまのお姉さまは、『兄様であり姉様』。私の一番大好きな人達ですもん、そんな人と一緒にベッドに居たら、えっちな気分にもなります♡」
変身するときの欲望が反映されたのだろうか、本来のキャラよりも性的な事に興味があるように振る舞っている。――好都合だった。
「――いいよ、きてっ♡」
「はーい♡ すぅーっ♡ ちゅうっ♡ ぎゅっ♡」
「っっっっっ♡ うぁぁっ♡ 入ってるぅ♡」
濡れる、という感覚を実感する。下腹部がきゅんとなり、股がどんどん愛液で湿ってゆく。胸を揉まれると、自分で揉んでいた時よりも興奮しているからだろうか、些細な力でもじんわりと気持ちよく感じる。
「はぁっ♡ 姉さまぁ♡ すごくえっちで、美しいですっ♡」
「んぅぅぅ♡ はふぅ♡ ふぅうぅ♡」
可愛らしい妹のキスが、自分の口を犯しつくす。指先は膣を攻めたて、一番弱い『ソコ』に触れる。その刹那、自分の体に電撃が走ったかのようにビクン、と跳ねた。
「んぅぅぅぅぅうぅ♡ あっ♡ あぁぁぁっ♡」
「はぁっ……♡ お姉(にい)様……♡」
乱れ切った自分の体が制御しきれなく、ベッドに倒れこむ。ゲルが自分の体から剝げ落ちてゆくのを感じ、快楽がじわじわと抜け落ちていくのと同時に、急激な眠気に襲われる。目の前の妹も同様に溶け落ちてゆく。――制限時間か、と理解した瞬間に意識は沈み込んだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
このスライムの難点は、フィギュアや人形に対してしか効果を発揮しないところ。写真や画像では再現が出来ないのだ。世の中には魅力的なキャラクターが山ほど居るのだが、3D化されていないものについては変身できない。
「くぅぅ……あの子になりたいのになぁ……」
そうして始めたのが、PCでの3DCGであった。これでキャラクターの造形を再現できれば、3Dプリンターで造形し変身もできる――のだが。
「うぁー……また変な形になった」
挫折と苦悩の連続。そしてヒーターとなる低スペックノートPC。課題が山積みで、何度もマウスを投げだした事か。
「ほら、少し進んだじゃないですか。もう少ししたら休憩しましょう、ほらがーんばれ♡ がーんばれ♡」
「うぁっ、嬉しいけどそこ弄らないでっ♡ また濡れちゃうっ♡」
疲れにくく、腰の痛くならない若い女の子の体で、エッチないたずらを受けながら少しずつ進める。作業環境としては進みにくいかもしれないが、これがストレスフリーなやりかた。3体目のフィギュアに変身しつつ、ゲルにも変化してもらい、励ましてもらっていた。
「ますたー♡ いい感じに進みましたね、はやく休憩しましょう♡」
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