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3.ダンジョンマスターと従者たちの戯れ
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『彼』の判断は素早かった。ソフィアと、その下僕に堕ちたウィルシアを魔術投映で確認していたダンジョンマスター。彼女らの姿を掴む様に腕を差し伸べ振るう。彼の傍に白色の魔方陣が広がり、透明なスライムが2匹現れる。
螺旋を描きながら2体のスライムは立ちのぼり、『彼女たち』が姿を現す。
「──ぁはっ♡♡♡ 主様っ……♡♡ お会いしたかったですっ……♡♡♡♡」
「あなたが、ソフィア様のご主人様……♡ ウィルシアのご主人様なんですねっ……♡♡」
慕う自らの主に近づき、彼女らは恭しい頭を下げる。彼の姿は、彼女らにはまだ見えない。ダンジョンマスターが被っている魔布は、その姿を闇に溶かす。──彼は、そのフードの下から。その日初めて、声を発する。
「お前たちは私直々の眷属。自然に発生した魔物──魔王の影響を受けている魔物ではない。私だけの魔力で存在している……だからこそ、私の魔力を注がなければならぬ」
自らのローブの内側から『彼』は短刀を抜いて。何の躊躇いもなく、自らの手の甲を切り裂く。少なくない勢いの血が溢れだし、迷宮の床に零れ落ちてゆく。2人のスライム少女は、目を見開いて悲鳴を上げる。
「主様ッ!? そんな、どうして……!」
「──血は魔力を含む、その上触媒にもなる。お前たちに受け入れてもらえないと私も困るのだが」
「あっ……は、はい、今すぐ……!」
痛みに顔を歪める事も無く──その表情すら誰にも確認は出来なかったのだが。2人の少女は、迷宮の主の血をその粘液の身体に取り込み、吸収してゆく。すると、彼女らの身体に変異が起こった。
「ぁえ……なんでしょう、身体がぽわぽわします……♡」
「主様の血を取り込んだ事で、より強固な結びつきに──アタシ達は、主様と一体になれたの♡♡♡」
「──十分だ。お前たちの今の力であれば、私の守備を固めるには事足りる。時には地上に偵察に出たいが、魔物を連れて歩くわけにもいかない。人の姿を取る事の出来て、魔力消耗の少ないお前たちが必要なんだ」
「はいっ! ご要望とあらば、いつでも行けます!」
目を輝かせるソフィアとウィルシア。しかし『彼』は彼女らを手で制して。
「いや……そうだな。お前たちが『人間』として完璧に擬態できているか確かめておきたい。その体が完璧に機能しているかも確認したい……互いの身体を理解する時間を取ろう」
「……? 主様、それはどういう……」
ソフィアの疑問に答えるより先に、『ダンジョンマスター』は動く。勢いよく黒闇のローブを脱ぎ捨て、自らの姿を晒し。それと同時に、『自分自身』に対して強力な魔法を掛けた。ソフィアやウィルシアを生みだしたものと同じ、人をスライムに変換する術式。その顔がソフィアたちに見えるより先に、彼の身体は迷宮の床に溶け出して。
「主様ッ!?」
「ご、ご主人様ぁっ!」
慌てて駆け寄る彼女ら。しかし、彼女らがスライムになった『ダンジョンマスター』に触れるより先に。ザブン、と水面から飛び出すように『何か』が現れる。ウィルシアよりもさらに一回り小さい──見ようによっては幼女、ピンク色の髪をサイドテールにまとめたロリっ娘。その胸元にはソフィアに負けず劣らず豊かなおっぱいが備わっていて、不思議な色香を纏っていた。『少女』は、満面の笑みを浮かべて。
「ソフィアお姉ちゃん、ウィルシアお姉ちゃん! さっきお姉ちゃん達がシてた『気持ちいい』事、わたしにも教えてほしいのっ!」
自らの主人の変化に、一瞬当惑する従者たち。だが、『彼女』のやりたい事は理解していた。生物の本能に関わる部分、食事や睡眠、そして性交。それらすべてを『人間の女』として擬態できるようでなければ、地上に人間として潜入する事はできない。他の人間に話しかけられる事があれば、咄嗟に正しい反応を返さなければならない。言わば、これはダンジョンマスターの戯れを兼ねたソフィアとウィルシアの訓練でもある。そのため──
「──ふふっ……♡♡ 分かったわ、アタシ達がちゃんと、アナタの気持ちよくなれる所を教えてあげるからねぇ……♡♡♡」
「お姉ちゃんたちに任せて! ボクたちがいーっぱい、ごしゅ……君を感じさせてあげる♡♡♡」
「お姉ちゃん……ノエルって呼んでぇ……♡」
「分かったよ、ノエル。それじゃまずは……」
ウィルシアは小さなノエルに目線を合わせるように四つん這いになり、その整った顔をロリっ娘の胸元に近づけて。キスをするかのように唇を乳首に当てた。ちゅうぅ、と吸い付いたり、ざらつく舌先で舐めとったり。ほぼ同時に、ソフィアは同じぐらい大きな自らのおっぱいを、ノエルの口に宛がう。まるで赤子に授乳する母親のように、慈しむような表情で。
「ちゅっ♡♡ じゅるっ♡♡ ぅむぅっ♡♡♡ ──ノエルちゃんのおっぱい、とっても柔らかくてあたたかい……吸ってるだけのボクも感じちゃいそうだ……♡♡♡」
「んぁあっ♡ ひゃぅんっ♡♡ ぁああぅ゛♡♡ ウィルシアお姉ちゃんにおっぱいキスされてるとっ♡♡♡ ノエルもなんだかムズムズするっ♡♡♡」
「不安にならないで……♡♡ んぅっ♡♡♡ そう、そうやってアタシのおっぱいをもっと吸って、気持ちよくなればいいの……♡♡♡」
「んぁぅっ……♡♡♡ こく、ごくっ……♡♡♡」
ノエルは自らの乳房を弄られながら、ソフィアのおっぱいを味わう。実際にソフィアの胸元からは、ノエルに吸われるたびに母乳が溢れていた。先ほどダンジョンマスターの血を取り込み成長した事もあって、より身体を自在に操り成長させる事ができるようになった彼女。興奮物質、媚薬の成分を自らの身体で生成し、母乳に含ませ自らの主に与える。やろうと思えば『ノエル』にとっては簡単に無毒化できるものだったが、敢えて興に乗る。彼女のミルクを喉に含み呑み込んで。
「ぁああっ♡♡ ノエルのっ♡♡♡ 身体が変なのっ♡♡♡♡ むずむずしてっ♡♡♡ きゅぅんってするっ♡♡♡♡」
「イきそうなんだね……♡♡ だったら、もっと気持ちよくさせてあげるっ♡♡♡♡」
ノエルの乳輪ごと、ウィルシアはそっと甘嚙みする。限界寸前だった快楽の堰は、たったそれだけの動きで崩れ落ちた。
「ひゃぁあん♡♡♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡♡ はぁぁん゛っ♡♡♡♡♡」
可愛らしい顔を蕩けさせ、口元はだらしなく緩んで。ノエルの全身を包む、浮遊感と痺れるような悦楽。そして、おっぱいとおまんこから何かが吹き出して抑えられない感覚。その放出感すらキモチイイ。──肉欲に溺れるのもありかもしれない、そう思ってしまう『ノエル』。
「んぐっ♡♡♡♡ ちゅうぅ♡♡♡ じゅるっ……♡♡♡ はぁっ……♡♡ ノエルちゃんのおっぱいミルク、とっても美味しかったよ……♡♡♡ ──折角だ。このまま裸でするよりも、『お色直し』してみないかい?」
『ノエル』の体液を取り込み身体に浴びて、さらに魔力を増したウィルシア。彼女が自身の顔に浴びたノエルの母乳、それを全身に塗り込む様に広げると。ウィルシアのスレンダーな身体の表面に別のモノが浮き立つ。深紅の布地に白い花柄の意匠が施された、東洋の和装と呼ばれる服を一瞬にして装着する。だがその服は意図的に短く、本来なら足先まで隠されるべき服でありながら、太ももを晒した格好。布地を少しでもずらしてしまえば、純白の下着がすぐに見えてしまう脆い構造だった。
「そうね……今の『私』だったら、こんな姿が似合うかしら……♡♡」
ウィルシアの意趣に乗ったソフィアも目を通して念じると、既に濡れて零れ落ちていた愛液や、ノエルに与える最中にこぼれて迷宮に染みを作っていた母乳が動き出す。何も纏っていない彼女の身体の表面へと這い上がって来るソレは、胸元と股に集まって薄い緑色へと変化した。彼女の変化は僅かで、ほとんど隠すもののない踊り子衣装に変身した。だが、ハリのあるおっぱいが薄緑の衣装に包まれることで、却ってその大きさが露になる。ゆらりと体をくねらせると、ふわりと金具と踊り子の服が揺れる。
「ウィルシアお姉ちゃんも、ソフィアお姉ちゃんもキレイ……! ノエルもやるっ!」
『彼女』に至っては、媒介とするモノすら不要だった。念じるだけで自らの身体の表面を直接変化させ、『服』を作る。『ダンジョンマスター』が異世界を見るうちに知った、特異な衣装。踊り子衣装よりももっと過激な、乳輪とぷにまんを隠す程度にしか隠せていない──異界の知識で言う、マイクロビキニ。水色のそれを身に着けたロリっ娘はたわわな胸元を揺らし、不釣り合いな純真そのものの笑みを浮かべる。
「えへへ、ノエルも着れたよっ!」
「よしよし♡♡ じゃぁ……ウィルシアお姉ちゃんと一緒に、キモチヨクなろうっ♡♡♡」
床に仰向けに寝そべり、両手を広げて。自らの和服をたくし上げてから、わざと下着越しに自分の陰部を晒す。そこを攻めろと言わんばかりに。こくんと頷いてノエルは、マイクロビキニ越しに彼女自身のおまんこを合わせる。既に愛液で濡れていたアソコ同士の貝合わせ。互いに甘い声が漏れる。
「ひゅぅう゛んっ♡♡♡ ウィルシアおねえ、ちゃん゛っ♡♡♡♡」
「そう゛っ♡♡♡♡ そうやって、おまんこくちゅくちゅしてぇ゛っ♡♡♡♡ イイ、でしょっ♡♡♡♡」
「うふふ……2人とも気持ちよさそうね。アタシも一緒、に……」
ウィルシアの上に乗るノエルを、その後ろから抱き着いたソフィア。そのまま指先でノエルの乳房を水着ごと、むぎゅうと揉む。ぴゅるる、と勢いよく母乳が吹き出すのと同時にビクンとノエルの身体が快楽に震える。喘ぎ声が静かな迷宮に響いた。
「ほぉら……いっぱいミルク、ぴゅっぴゅってしましょうねぇ~……♡♡♡」
「ぁああ゛っ♡♡♡ んくうぅう゛っ♡♡♡♡ ひゃんっ♡♡♡ んぁあ゛っ♡♡♡♡♡ おっぱいも゛っ♡♡♡♡ おまんこもぉ゛っ♡♡♡♡ きもちぃい゛っ♡♡♡♡」
「ノエル、ちゃん゛っ♡♡♡ そう、そうやってぇ゛っ♡♡♡ ボクも゛っ♡♡♡♡ ずりゅずりゅされて、イイ、よ゛っ♡♡♡♡」
刺激としては微弱でも、既に出来上がっていたウィルシアとノエルにとっては十分すぎるほどで。美女2人に挟まれながら、ノエルの小さな体躯は、何度もびくん、びくんと跳ねる。3人とも、同じ気持ちだった。キモチイイ。きもちいい。熱を帯びた体が限界を迎えるのはあっという間だった。
「──ぁっ♡♡♡ んぁあ゛ぁっ♡♡♡♡ ひゅぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
「くっ♡♡♡ んくぅうぅぅう゛♡♡♡♡」
「ふふっ……♡ 2人とも、良いイキっぷりね……♡♡」
かひゅ、はひゅう、と貝合わせをしていた2人はしばらく息を落ち着かせる。だらだらとおまんこから愛液を垂らしていたノエルだったが、しばらくの後立ち上がって、ソフィアとウィルシアに向き合う。
「ぇへへ……♡♡ ソフィアお姉ちゃん、ウィルシアお姉ちゃん。気持ちよくしてくれてありがとう! お礼にノエルもお姉ちゃん達をキモチヨクさせてあげるっ!」
そう言うなりノエルは自分より背丈のある2人の後ろから、子供が抱き着くようにお尻を掴む。そしてそのまま指先を、2人の身に着けている衣服の内側に潜り込ませて。にゅるり、と2人の身体の内側にノエルの小さな指が入り込んで──その内側で、膣壁を圧迫するような充足感を同時に覚える。
「んくぅ゛っ♡♡♡ はぁぅう゛っ♡♡♡♡ ノエル、ちゃん゛っ♡♡♡♡ んぅう゛うっ♡♡♡♡♡」
「ほら、もっと感じて……♡ とん、とん、とんっ♡♡♡」
「今度はぁあ゛っ♡♡♡ 膣内、からぁあ゛っ♡♡♡♡」
外側から見れば、小さな娘が悪戯して大人2人の下着を弄っているようにしか見えない。だが、彼女らの体内で
『ノエル』の指先は変化していて、膣壁にぴっちり合うほどの極太肉ディルドへと形を変える。当然、そんなもので突かれてしまえば彼女らもただではすまない。くちゅ、くちゅと小さな指先が動くたびに全身を貫かれるような快楽の電流を浴びせられる。
「ぃい゛っ♡♡♡ とってもきもちいいわ、よ゛っ♡♡♡♡」
「ぼ、ボクはっ゛♡♡♡♡♡ もう、むりかも゛っ♡♡♡♡」
「それ、じゃぁっ♡♡♡♡ 一緒にイきましょっ♡♡♡♡♡」
「あはっ、2人とも仲良しなんだぁ……それじゃ、いくよ──えいっ、イっちゃえっ♡♡♡♡♡」
自分の脚で立っていられないほどに快楽に震えるソフィアとウィルシアは、互いの身体を支えにするように抱き着いて。そんな2人を愉しむかのようにみる少女は。ぐい、と指を突き上げた。
「きゃ──ぁああ゛っ♡♡♡♡ んゃぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡ ふぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
「ぃい゛あ゛っ♡♡♡♡♡ ぁはぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡♡ んぐぅぅう゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
こらえるように、叫ぶように。絶頂の喘ぎ声を漏らしたソフィアとウィルシアは、どちらも糸の切れた人形のようにぐったりと迷宮の床に倒れこんでしまう。2人を弄っていたノエル。──刹那、彼女の幼い顔が無表情に変わる。冷静に、ある種無慈悲に、何かを考えるように。
「機能は万全。普通の人間として遜色ない反応。魔力の漏れも体液以外は皆無。これなら地上に同行させても……」
そして、何かを納得したかのように頷く。『ノエル』の中で検証は終わった。このスライムは人間社会への潜入に利用できる。その事が分かっただけで、これ以上は不要だったのだが。──愛液や母乳にまみれて、その端正な顔をだらしなく蕩けさせて。床にぐったりと倒れている『女』を見てしまった事で、『彼』の暗い情欲に火が付いた。
「ん゛っ……ねぇ、お姉ちゃん達。そんなに気持ちよかったの?」
『ノエル』として、あくまで子供らしい言葉遣いのまま。彼女は、自らの股間を見せつけるように蹲踞の姿勢をとって、2人の従者を誘う。
「ノエルも、もーっと楽しい事シたいなぁ……♡♡♡ ねぇ、お姉ちゃん♡♡♡」
顔を上げたソフィアも、ウィルシアも。拒むことなんてありえなかった。
「ふふっ……そうだね、ボクたちと一緒にもっと気持ちよくなろう……♡♡♡」
「たくさんお姉ちゃんのおっぱいも、おまんこも味わっていいからねぇ……♡♡♡」
──迷宮の深淵。しばらくそこでは、本来上がらないはずの嬌声が響き渡っていた。
螺旋を描きながら2体のスライムは立ちのぼり、『彼女たち』が姿を現す。
「──ぁはっ♡♡♡ 主様っ……♡♡ お会いしたかったですっ……♡♡♡♡」
「あなたが、ソフィア様のご主人様……♡ ウィルシアのご主人様なんですねっ……♡♡」
慕う自らの主に近づき、彼女らは恭しい頭を下げる。彼の姿は、彼女らにはまだ見えない。ダンジョンマスターが被っている魔布は、その姿を闇に溶かす。──彼は、そのフードの下から。その日初めて、声を発する。
「お前たちは私直々の眷属。自然に発生した魔物──魔王の影響を受けている魔物ではない。私だけの魔力で存在している……だからこそ、私の魔力を注がなければならぬ」
自らのローブの内側から『彼』は短刀を抜いて。何の躊躇いもなく、自らの手の甲を切り裂く。少なくない勢いの血が溢れだし、迷宮の床に零れ落ちてゆく。2人のスライム少女は、目を見開いて悲鳴を上げる。
「主様ッ!? そんな、どうして……!」
「──血は魔力を含む、その上触媒にもなる。お前たちに受け入れてもらえないと私も困るのだが」
「あっ……は、はい、今すぐ……!」
痛みに顔を歪める事も無く──その表情すら誰にも確認は出来なかったのだが。2人の少女は、迷宮の主の血をその粘液の身体に取り込み、吸収してゆく。すると、彼女らの身体に変異が起こった。
「ぁえ……なんでしょう、身体がぽわぽわします……♡」
「主様の血を取り込んだ事で、より強固な結びつきに──アタシ達は、主様と一体になれたの♡♡♡」
「──十分だ。お前たちの今の力であれば、私の守備を固めるには事足りる。時には地上に偵察に出たいが、魔物を連れて歩くわけにもいかない。人の姿を取る事の出来て、魔力消耗の少ないお前たちが必要なんだ」
「はいっ! ご要望とあらば、いつでも行けます!」
目を輝かせるソフィアとウィルシア。しかし『彼』は彼女らを手で制して。
「いや……そうだな。お前たちが『人間』として完璧に擬態できているか確かめておきたい。その体が完璧に機能しているかも確認したい……互いの身体を理解する時間を取ろう」
「……? 主様、それはどういう……」
ソフィアの疑問に答えるより先に、『ダンジョンマスター』は動く。勢いよく黒闇のローブを脱ぎ捨て、自らの姿を晒し。それと同時に、『自分自身』に対して強力な魔法を掛けた。ソフィアやウィルシアを生みだしたものと同じ、人をスライムに変換する術式。その顔がソフィアたちに見えるより先に、彼の身体は迷宮の床に溶け出して。
「主様ッ!?」
「ご、ご主人様ぁっ!」
慌てて駆け寄る彼女ら。しかし、彼女らがスライムになった『ダンジョンマスター』に触れるより先に。ザブン、と水面から飛び出すように『何か』が現れる。ウィルシアよりもさらに一回り小さい──見ようによっては幼女、ピンク色の髪をサイドテールにまとめたロリっ娘。その胸元にはソフィアに負けず劣らず豊かなおっぱいが備わっていて、不思議な色香を纏っていた。『少女』は、満面の笑みを浮かべて。
「ソフィアお姉ちゃん、ウィルシアお姉ちゃん! さっきお姉ちゃん達がシてた『気持ちいい』事、わたしにも教えてほしいのっ!」
自らの主人の変化に、一瞬当惑する従者たち。だが、『彼女』のやりたい事は理解していた。生物の本能に関わる部分、食事や睡眠、そして性交。それらすべてを『人間の女』として擬態できるようでなければ、地上に人間として潜入する事はできない。他の人間に話しかけられる事があれば、咄嗟に正しい反応を返さなければならない。言わば、これはダンジョンマスターの戯れを兼ねたソフィアとウィルシアの訓練でもある。そのため──
「──ふふっ……♡♡ 分かったわ、アタシ達がちゃんと、アナタの気持ちよくなれる所を教えてあげるからねぇ……♡♡♡」
「お姉ちゃんたちに任せて! ボクたちがいーっぱい、ごしゅ……君を感じさせてあげる♡♡♡」
「お姉ちゃん……ノエルって呼んでぇ……♡」
「分かったよ、ノエル。それじゃまずは……」
ウィルシアは小さなノエルに目線を合わせるように四つん這いになり、その整った顔をロリっ娘の胸元に近づけて。キスをするかのように唇を乳首に当てた。ちゅうぅ、と吸い付いたり、ざらつく舌先で舐めとったり。ほぼ同時に、ソフィアは同じぐらい大きな自らのおっぱいを、ノエルの口に宛がう。まるで赤子に授乳する母親のように、慈しむような表情で。
「ちゅっ♡♡ じゅるっ♡♡ ぅむぅっ♡♡♡ ──ノエルちゃんのおっぱい、とっても柔らかくてあたたかい……吸ってるだけのボクも感じちゃいそうだ……♡♡♡」
「んぁあっ♡ ひゃぅんっ♡♡ ぁああぅ゛♡♡ ウィルシアお姉ちゃんにおっぱいキスされてるとっ♡♡♡ ノエルもなんだかムズムズするっ♡♡♡」
「不安にならないで……♡♡ んぅっ♡♡♡ そう、そうやってアタシのおっぱいをもっと吸って、気持ちよくなればいいの……♡♡♡」
「んぁぅっ……♡♡♡ こく、ごくっ……♡♡♡」
ノエルは自らの乳房を弄られながら、ソフィアのおっぱいを味わう。実際にソフィアの胸元からは、ノエルに吸われるたびに母乳が溢れていた。先ほどダンジョンマスターの血を取り込み成長した事もあって、より身体を自在に操り成長させる事ができるようになった彼女。興奮物質、媚薬の成分を自らの身体で生成し、母乳に含ませ自らの主に与える。やろうと思えば『ノエル』にとっては簡単に無毒化できるものだったが、敢えて興に乗る。彼女のミルクを喉に含み呑み込んで。
「ぁああっ♡♡ ノエルのっ♡♡♡ 身体が変なのっ♡♡♡♡ むずむずしてっ♡♡♡ きゅぅんってするっ♡♡♡♡」
「イきそうなんだね……♡♡ だったら、もっと気持ちよくさせてあげるっ♡♡♡♡」
ノエルの乳輪ごと、ウィルシアはそっと甘嚙みする。限界寸前だった快楽の堰は、たったそれだけの動きで崩れ落ちた。
「ひゃぁあん♡♡♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡♡ はぁぁん゛っ♡♡♡♡♡」
可愛らしい顔を蕩けさせ、口元はだらしなく緩んで。ノエルの全身を包む、浮遊感と痺れるような悦楽。そして、おっぱいとおまんこから何かが吹き出して抑えられない感覚。その放出感すらキモチイイ。──肉欲に溺れるのもありかもしれない、そう思ってしまう『ノエル』。
「んぐっ♡♡♡♡ ちゅうぅ♡♡♡ じゅるっ……♡♡♡ はぁっ……♡♡ ノエルちゃんのおっぱいミルク、とっても美味しかったよ……♡♡♡ ──折角だ。このまま裸でするよりも、『お色直し』してみないかい?」
『ノエル』の体液を取り込み身体に浴びて、さらに魔力を増したウィルシア。彼女が自身の顔に浴びたノエルの母乳、それを全身に塗り込む様に広げると。ウィルシアのスレンダーな身体の表面に別のモノが浮き立つ。深紅の布地に白い花柄の意匠が施された、東洋の和装と呼ばれる服を一瞬にして装着する。だがその服は意図的に短く、本来なら足先まで隠されるべき服でありながら、太ももを晒した格好。布地を少しでもずらしてしまえば、純白の下着がすぐに見えてしまう脆い構造だった。
「そうね……今の『私』だったら、こんな姿が似合うかしら……♡♡」
ウィルシアの意趣に乗ったソフィアも目を通して念じると、既に濡れて零れ落ちていた愛液や、ノエルに与える最中にこぼれて迷宮に染みを作っていた母乳が動き出す。何も纏っていない彼女の身体の表面へと這い上がって来るソレは、胸元と股に集まって薄い緑色へと変化した。彼女の変化は僅かで、ほとんど隠すもののない踊り子衣装に変身した。だが、ハリのあるおっぱいが薄緑の衣装に包まれることで、却ってその大きさが露になる。ゆらりと体をくねらせると、ふわりと金具と踊り子の服が揺れる。
「ウィルシアお姉ちゃんも、ソフィアお姉ちゃんもキレイ……! ノエルもやるっ!」
『彼女』に至っては、媒介とするモノすら不要だった。念じるだけで自らの身体の表面を直接変化させ、『服』を作る。『ダンジョンマスター』が異世界を見るうちに知った、特異な衣装。踊り子衣装よりももっと過激な、乳輪とぷにまんを隠す程度にしか隠せていない──異界の知識で言う、マイクロビキニ。水色のそれを身に着けたロリっ娘はたわわな胸元を揺らし、不釣り合いな純真そのものの笑みを浮かべる。
「えへへ、ノエルも着れたよっ!」
「よしよし♡♡ じゃぁ……ウィルシアお姉ちゃんと一緒に、キモチヨクなろうっ♡♡♡」
床に仰向けに寝そべり、両手を広げて。自らの和服をたくし上げてから、わざと下着越しに自分の陰部を晒す。そこを攻めろと言わんばかりに。こくんと頷いてノエルは、マイクロビキニ越しに彼女自身のおまんこを合わせる。既に愛液で濡れていたアソコ同士の貝合わせ。互いに甘い声が漏れる。
「ひゅぅう゛んっ♡♡♡ ウィルシアおねえ、ちゃん゛っ♡♡♡♡」
「そう゛っ♡♡♡♡ そうやって、おまんこくちゅくちゅしてぇ゛っ♡♡♡♡ イイ、でしょっ♡♡♡♡」
「うふふ……2人とも気持ちよさそうね。アタシも一緒、に……」
ウィルシアの上に乗るノエルを、その後ろから抱き着いたソフィア。そのまま指先でノエルの乳房を水着ごと、むぎゅうと揉む。ぴゅるる、と勢いよく母乳が吹き出すのと同時にビクンとノエルの身体が快楽に震える。喘ぎ声が静かな迷宮に響いた。
「ほぉら……いっぱいミルク、ぴゅっぴゅってしましょうねぇ~……♡♡♡」
「ぁああ゛っ♡♡♡ んくうぅう゛っ♡♡♡♡ ひゃんっ♡♡♡ んぁあ゛っ♡♡♡♡♡ おっぱいも゛っ♡♡♡♡ おまんこもぉ゛っ♡♡♡♡ きもちぃい゛っ♡♡♡♡」
「ノエル、ちゃん゛っ♡♡♡ そう、そうやってぇ゛っ♡♡♡ ボクも゛っ♡♡♡♡ ずりゅずりゅされて、イイ、よ゛っ♡♡♡♡」
刺激としては微弱でも、既に出来上がっていたウィルシアとノエルにとっては十分すぎるほどで。美女2人に挟まれながら、ノエルの小さな体躯は、何度もびくん、びくんと跳ねる。3人とも、同じ気持ちだった。キモチイイ。きもちいい。熱を帯びた体が限界を迎えるのはあっという間だった。
「──ぁっ♡♡♡ んぁあ゛ぁっ♡♡♡♡ ひゅぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
「くっ♡♡♡ んくぅうぅぅう゛♡♡♡♡」
「ふふっ……♡ 2人とも、良いイキっぷりね……♡♡」
かひゅ、はひゅう、と貝合わせをしていた2人はしばらく息を落ち着かせる。だらだらとおまんこから愛液を垂らしていたノエルだったが、しばらくの後立ち上がって、ソフィアとウィルシアに向き合う。
「ぇへへ……♡♡ ソフィアお姉ちゃん、ウィルシアお姉ちゃん。気持ちよくしてくれてありがとう! お礼にノエルもお姉ちゃん達をキモチヨクさせてあげるっ!」
そう言うなりノエルは自分より背丈のある2人の後ろから、子供が抱き着くようにお尻を掴む。そしてそのまま指先を、2人の身に着けている衣服の内側に潜り込ませて。にゅるり、と2人の身体の内側にノエルの小さな指が入り込んで──その内側で、膣壁を圧迫するような充足感を同時に覚える。
「んくぅ゛っ♡♡♡ はぁぅう゛っ♡♡♡♡ ノエル、ちゃん゛っ♡♡♡♡ んぅう゛うっ♡♡♡♡♡」
「ほら、もっと感じて……♡ とん、とん、とんっ♡♡♡」
「今度はぁあ゛っ♡♡♡ 膣内、からぁあ゛っ♡♡♡♡」
外側から見れば、小さな娘が悪戯して大人2人の下着を弄っているようにしか見えない。だが、彼女らの体内で
『ノエル』の指先は変化していて、膣壁にぴっちり合うほどの極太肉ディルドへと形を変える。当然、そんなもので突かれてしまえば彼女らもただではすまない。くちゅ、くちゅと小さな指先が動くたびに全身を貫かれるような快楽の電流を浴びせられる。
「ぃい゛っ♡♡♡ とってもきもちいいわ、よ゛っ♡♡♡♡」
「ぼ、ボクはっ゛♡♡♡♡♡ もう、むりかも゛っ♡♡♡♡」
「それ、じゃぁっ♡♡♡♡ 一緒にイきましょっ♡♡♡♡♡」
「あはっ、2人とも仲良しなんだぁ……それじゃ、いくよ──えいっ、イっちゃえっ♡♡♡♡♡」
自分の脚で立っていられないほどに快楽に震えるソフィアとウィルシアは、互いの身体を支えにするように抱き着いて。そんな2人を愉しむかのようにみる少女は。ぐい、と指を突き上げた。
「きゃ──ぁああ゛っ♡♡♡♡ んゃぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡ ふぁああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
「ぃい゛あ゛っ♡♡♡♡♡ ぁはぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡♡ んぐぅぅう゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
こらえるように、叫ぶように。絶頂の喘ぎ声を漏らしたソフィアとウィルシアは、どちらも糸の切れた人形のようにぐったりと迷宮の床に倒れこんでしまう。2人を弄っていたノエル。──刹那、彼女の幼い顔が無表情に変わる。冷静に、ある種無慈悲に、何かを考えるように。
「機能は万全。普通の人間として遜色ない反応。魔力の漏れも体液以外は皆無。これなら地上に同行させても……」
そして、何かを納得したかのように頷く。『ノエル』の中で検証は終わった。このスライムは人間社会への潜入に利用できる。その事が分かっただけで、これ以上は不要だったのだが。──愛液や母乳にまみれて、その端正な顔をだらしなく蕩けさせて。床にぐったりと倒れている『女』を見てしまった事で、『彼』の暗い情欲に火が付いた。
「ん゛っ……ねぇ、お姉ちゃん達。そんなに気持ちよかったの?」
『ノエル』として、あくまで子供らしい言葉遣いのまま。彼女は、自らの股間を見せつけるように蹲踞の姿勢をとって、2人の従者を誘う。
「ノエルも、もーっと楽しい事シたいなぁ……♡♡♡ ねぇ、お姉ちゃん♡♡♡」
顔を上げたソフィアも、ウィルシアも。拒むことなんてありえなかった。
「ふふっ……そうだね、ボクたちと一緒にもっと気持ちよくなろう……♡♡♡」
「たくさんお姉ちゃんのおっぱいも、おまんこも味わっていいからねぇ……♡♡♡」
──迷宮の深淵。しばらくそこでは、本来上がらないはずの嬌声が響き渡っていた。
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