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昨日まで
無根拠、無気力
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思考がどうしてもしんどい方向に向かうことがある。そのときの吐き出し方法が上手いこと見つからないでいる。それをそのまま誰かに伝えると聞いた側もしんどい思いをするだろう。誰かに攻撃的なことをいってしまったらどうしよう。それがきっかけで非難されることがあったらどうしよう。この先このままでいいのか。思考はどんどんと悪化する。いわゆるスパイラルである。
自分を良い方にとらえ続けることは難しい。隣の芝は青いのだ、なにかひとつ劣っていると気になる。かといって何かで勝っていて「俺はあいつより優れている」などと自負できる訳でもない。というか、そんな考えがそもそもおこがましく感じられる。明日になれば忘れるであろう意味のわからない自問自答に捕らわれ、今日を無駄に消耗する。
そういうときは、たいてい自分に批判的な自分が優位に立っている気がする。ちょっとしたミスでも「ミスはミスで、お前の愚かさが原因で引き起こしたのだ、お前は馬鹿だ」ぐらい言ってくるので正直しんどい。本当に明日になったら忘れるレベルのミスである。
人は根拠のない自信を持って生きていると誰かが言っていた。囲碁の話になるが、囲碁にも根拠の概念がある。自分の陣地にある程度の余裕を持っていないと、攻めも守りも全く役に立たない石たちができてしまう。学生時代、私の指し方は「空中戦」と揶揄された。根拠を持たずに相手を攻めようとして、結果自壊するのである。
今の自分は、根拠のあるなしに関わらず、攻めようという意気込みが出てこないのだ。相手の指し手どころか、相手の存在すらはっきりとは見えないがただただ引っ込み思案なだけである。かといって、根拠を得ようとして守りを固める訳でもない。次の一手が思い付かないのだ。
試合の種類にもよるが、囲碁でも制限時間がある。時間が来たら将棋と同様に秒読みが始まる。今、時計すら見えない。秒読みの声が聞こえないからまだ考える猶予は残されているのだろう。だけど、打ち込まなければなにも変えられない。ブレーキをかけ続けている自分を変えたいのに、ゴケに入っている石をつかむ力が湧いてこない。いっそのこと、一の一でも打って全部お仕舞いにしてしまおうか。,,,ヤケクソにも程がある。
自分を良い方にとらえ続けることは難しい。隣の芝は青いのだ、なにかひとつ劣っていると気になる。かといって何かで勝っていて「俺はあいつより優れている」などと自負できる訳でもない。というか、そんな考えがそもそもおこがましく感じられる。明日になれば忘れるであろう意味のわからない自問自答に捕らわれ、今日を無駄に消耗する。
そういうときは、たいてい自分に批判的な自分が優位に立っている気がする。ちょっとしたミスでも「ミスはミスで、お前の愚かさが原因で引き起こしたのだ、お前は馬鹿だ」ぐらい言ってくるので正直しんどい。本当に明日になったら忘れるレベルのミスである。
人は根拠のない自信を持って生きていると誰かが言っていた。囲碁の話になるが、囲碁にも根拠の概念がある。自分の陣地にある程度の余裕を持っていないと、攻めも守りも全く役に立たない石たちができてしまう。学生時代、私の指し方は「空中戦」と揶揄された。根拠を持たずに相手を攻めようとして、結果自壊するのである。
今の自分は、根拠のあるなしに関わらず、攻めようという意気込みが出てこないのだ。相手の指し手どころか、相手の存在すらはっきりとは見えないがただただ引っ込み思案なだけである。かといって、根拠を得ようとして守りを固める訳でもない。次の一手が思い付かないのだ。
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