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昨日まで
『聞き手』の少なさ、難しさ
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リーダーシップの本とかに有る、人の話を聴く能力というのはなかなか難しい、と同時にそういった人が少ないのだろうなとは予想がつく。……というよりは、「自分の話を聞いてほしい」人は多いけども「わざわざ人の話をじっくり聞く」キャパの有る人は少ないというべきか。
キリスト教事情に詳しくはないのだが、そういった意味では『懺悔室』のシステムは理に適っているのかも。自分の罪悪感や感じた怒りを、『神様』(代理)という無言の傾聴者に語る事が許され、その罪をも許してくれるシステム。
『どうしても頑張れない人たち』という、『ケーキの切れない非行少年たち』の続編として書かれたエッセイは、少年院を担当する精神科医の立場から非行少年達には、以下の性質がある事を示している。『認知の歪みが存在する』、『IQが低めだが、障害と言えるほどではない境界領域である』、『教育等で取りこぼされ周囲に馴染めなかった』、『先を見通す能力が未発達』など。……なんかちょいちょい自分にも刺さるな? そういった現代社会から取りこぼされてしまった人々が、傍から見れば短絡的な凶行を起こしてしまう。
ただ立ち直れない訳では無く、基礎教育や認知の歪みの除去により、社会復帰が早まったという結果も出ている。ただし、そうした彼等彼女達の『成長』に欠かせないのが『支援者』の存在になる。少年院の監督者や、両親やボランティアなどがその立場にあたるが、そのポジションを担うには『傾聴』することが必要と書かれている。特に、威圧的な発言や『相手の為を思って叱責する』などは信用を却って無くしてしまうとのこと。
ただ、そういった時に一言余計に言ってしまうのが人間の常と言いますか。私も『あーあの一言余計だったな……』みたいなの常に考えたりしてますし、実際相手は善意で言っているんだろうけどハナにつくなぁ、みたいな事言われるのはよくある事ですし。なかなか、相手の言葉を『ただ聞く(間違った反応をしない)』のは難しい。
キリスト教事情に詳しくはないのだが、そういった意味では『懺悔室』のシステムは理に適っているのかも。自分の罪悪感や感じた怒りを、『神様』(代理)という無言の傾聴者に語る事が許され、その罪をも許してくれるシステム。
『どうしても頑張れない人たち』という、『ケーキの切れない非行少年たち』の続編として書かれたエッセイは、少年院を担当する精神科医の立場から非行少年達には、以下の性質がある事を示している。『認知の歪みが存在する』、『IQが低めだが、障害と言えるほどではない境界領域である』、『教育等で取りこぼされ周囲に馴染めなかった』、『先を見通す能力が未発達』など。……なんかちょいちょい自分にも刺さるな? そういった現代社会から取りこぼされてしまった人々が、傍から見れば短絡的な凶行を起こしてしまう。
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ただ、そういった時に一言余計に言ってしまうのが人間の常と言いますか。私も『あーあの一言余計だったな……』みたいなの常に考えたりしてますし、実際相手は善意で言っているんだろうけどハナにつくなぁ、みたいな事言われるのはよくある事ですし。なかなか、相手の言葉を『ただ聞く(間違った反応をしない)』のは難しい。
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