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ドライパイン

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昨日まで

ぶつかる勇気

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こんなタイトルの本流行ったよなーと思いつつ。
アドラー心理学における『トラウマは存在しない』理論は臨床ではどう扱われてるんだろ。
「ムシャクシャして人を叩いた」のではなく、「人を叩きたいからムシャクシャした気分を自分で作っている」のが目的論の考え方という捉え方で良いのかな。

『過去に何があったかは関係ない、人間は変わることができる』ってメッセージが込められているのは理解できるけど、『過去は今の己と無関係だ』って理論は正直なところ受け入れがたい。……少なくとも、ヒヤリハット報告とかを日常的にしてるから『因果関係』に縛られやすい節が自分にもあるし。

この辺は、アドラー心理学が『現代語訳』されてないのも原因かも。普通の心理学が統計的に『こういう過去があるとこういう人間になりやすい』という『全体の傾向』を示すのに対して、アドラー心理学たる個人心理学は『一人の人間への助言』になってる。若干哲学というか、どう生きるかとかどう生きたらいいか、みたいな問答に入りかけると宗教らしさも出てくる。果たしてそんな難解なものを、現代版Remixして紐解いてくれる心理学者なり哲学者は居るのだろうか。

あと、仏教的な『怒りを手放す』手法もなんか読んでてキツかった。つまるところ、自分はまだ何か正体の分からない集合体に対して怯えて怒って、あるいは恨んで、空気を読まされ口を塞がれるのが怖いのだ。だからこんな感じで文字を打つまどろっこしいやり方で、何処にも行かないボトルメールをぶん投げるのだ。真意なんて伝わらなくていい、ただ僕が叫んでるのを聞いてほしいと。
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