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推しに会えました。
ご馳走様でした。
しおりを挟む「そういえば、
髪の色がいつもと違いますね。
魔道具でしょうか?」
パフェを食べ終えた私はさっきから
気になっていた事をルイに聞いてみた。
「そうだ。あの髪色だと中々目立つからな・・・こっちの方が出歩くには面倒臭くなくていい。まぁ、こうやって外を出歩く事は全然ないのだがな。」
ルイが自嘲気味に笑う。
少し寂しそうに見えるのは気のせいではないと思う。
ルイの立場上仕方ない事だけどね・・・
ラピスラズリに来る時は、
髪色を隠していないので、
自分を隠してないんだと思うと少し嬉しくなる。
「いつもの髪色もいいですけど、今の髪色も似合っていると思います。物語によく出てくる王子様みたいで。」
私がそういうと、
ルイは目を見開いた。
あ。王子って言っちゃった・・・
不味かったかな????
「ナル・・・ありがとう」
ルイは笑った。
さっきの困ったような笑い方じゃない。
いつもラピスラズリで会う時のような笑顔だ。
「どういたしまして・・・???」
あれ??
お礼言われるような事は言ったかな??
「あ、、、少しお聞きしたいんですけど、ルイ様が使用している髪色を変える魔道具というのは、私みたいな庶民でもどうにか手に入れる事って出来るのでしょうか??」
私は、自分の髪を手でとると
「私の髪も瞳の色もここだと結構目立つという事が判明しましたので、
変えれるなら変えたいなぁと思いまして・・・・」
説明した。
まぁ、そんなに来る事ないから、
無理そうなら諦めようって位の気持ちなんだけど。
あ!でも来年から学園通う予定だから、
目立つのはまずいし、用意できるなら用意したいな・・・
「・・・なるほど。ジル、どうだ??」
ルイがジルさんに聞く。
「そうですね・・・。
ナル様、少々お待ち頂いてもよろしいですか?もしかしたら、当家にまだ物が残っているかもしれません。戻り次第確認させていただきます。」
え?まって?もしかしてルイの家にあったら、貸してるくれるの???
「待つのは全然構わないのですが、あった場合、お借りさせて頂いてもよろしいのですか??」
そんな珍しい物を!!
貸して頂けるのはありがたいけど、
いいのかな?!
私がルイに聞くと、
「・・父に一応許可はいると思うが、俺の方から伝えとくし、ナルになら貸しても問題ない!」
と何故か強めに言い切られた。
「・・あっ、ありがとうございます。」
ちょっと私への信頼度高すぎない??!!
悪い人なら売っちゃうかもしれないよ?!
そんな事、絶対しないけど!!
でも、もし借りれるようなら、
絶対壊さないように頑張ろう・・・
信用第一!!
__________________
「この後は、どうするんだ??」
パフェも食べたし、
そろそろ、解散かな~と思っていたら
ルイに聞かれた。
「お昼すぎにクォーツさん・・・人?と会う予定をしておりまして、集合場所に向かう予定です」
私がそう答えると、
「・・・クォーツさん??」
ルイは少し考えた後、
「俺のがここは詳しいし、
良かったら、集合場所まで案内しようか??」
と言った。
「いいんですか?!?!」
正直めちゃくちゃ有難い。
もう迷うのは嫌なんです・・・
でもルイ道とか分かるのかな?(失礼)
「うるさい奴もいない事だし」
「えっ?」
「折角お互い外に出てきたからな。
友人と街を見るのもいいのではないか?」
友人?!恐れ多いけど、
前にも同じ事言われた気がする(白目)
でも、転生して唯一沢山?会話している
同い年は友人なのかもしれない←
(王子だけど)
ジルさんの方をチラッと見ると
ニッコリ微笑まれてしまった。
まぁ、今日は何も予定ないと言ってたし
「よろしくお願いします・・・///」
私はなんだか少し照れ臭くなって、
フードを被った。
ちなみにらーちゃんは、さっきから
お店に置いてある植物と戯れていてとても楽しそうです(癒し)
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