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23. 幸せになってもいいのかな… ※
しおりを挟むソファーの背もたれに向かって静を膝立ちさせると、そそり立つ自分の切っ先をヒクつく穴に密着させた。
それと同時に無防備な静の乳首を少し強めに摘んでやる。静はちょっと痛くされるのがイイらしい。
「あッ、んんん……っ!」
「まだ入れてないけど」
「ひ……ッ、いたぁ……あッ」
「痛いだけ? めちゃくちゃココがヒクついてるくせに」
背後から静の薄い耳たぶをカリリと噛みつつ、グッと腰を押し入れる。
もうとっくに解れきったソコは、俺のデカいブツをズルッと飲み込んでいく。
ズチュッと繰り返し濡れたいやらしい音をたてながら出し入れすると、静は背中を反らせて大きく喘いだ。
「ひあァァ……っ! んんん……あ! 奥まで入って……っ!」
「く……っ、今日はもうちょっと奥……入れていい?」
いつも自分から挿れる時には何となく怖くて奥まで挿れる事は無かったけど、静が上になる時はガンガン腰を振るから奥の奥まで入り込む感覚があった。
「ひ……っ、いいよ……っ! 奥まで……ッ、あぁ……! きて!」
「ハァ……ッ、辛かったら言えよ……っ」
キュッと締まってくる入り口とナカ、その奥にある窄まった場所に先が当たるとめちゃくちゃ気持ちいい。
叫ぶように声を上げる静に下半身を打ち付けるようにして攻め立てる。
「ハァ……っ、あぁッ、もう、イキそ……っ! しんたろ……っ!」
ソファーの背もたれに自分のモノを押し付けるようにしながら、それでも白くて形の綺麗な尻をこちらへ突き出す静の痴態に、俺の理性はぶっ飛んだ。
「は、んんんっ! ひゃ……ッ」
右手で顔をこちら向きに引き寄せると、静の背中は弓形にしなる。
艶っぽく唾液に塗れた唇を塞ぐようにして、キスしながら腰を打ち付けた。
「ぷはぁ……ッ! も、無理……ッ、あ、や……ぁぁっ! 無理、むり……っ! イクからぁ……ッ!」
「何度でもイッていいよ」
「ぐ、あぁ……っ、や、やばい……って! また出る! 出ちゃうから!」
涙を目尻から零しながら泣いて懇願する静は、めちゃくちゃ綺麗で、俺は本当にこの人の事が好き過ぎておかしくなりそうだった。
「ハァ……っ、俺も今日はナカに出していい?」
「イイ……よ! 出して……ッ、ぐ、あっ! 奥……やばい……って!」
ぎゅうぎゅう締め付けてくる下半身への刺激と、視覚から与えられる静の妖艶さに完全に参った。
「ごめん、もう無理……っ!」
「んぁぁっ! 出て……るっ! あっつ……っ!」
静のナカに吐き出した俺の欲望の塊はいつまで経っても止まることを知らず、このまま延々と出続けるんじゃないかと思うほど思い切り吐き出した。
やっと痙攣が落ち着いてからズプリと引き抜くと、太ももやソファーにドロリと垂れる白濁がすげぇエロかった。
「はぁ……はぁ……、も、だめ……」
「いつもならまだまだイケるのに、珍しいな」
「だって……、なんか……もう胸が苦しくて……やばいよ」
涙目で座り込む六つも年上の先輩は、いつもの毒気がすっかり抜け落ちて、どこか幼く素直で……可愛く見えた。
「……静のその顔……反則」
「え……⁉︎ ちょ、待って……っ! あぁ……ッ!」
ぺたりと座り込んでいた静をゴロリと転がすと、うつ伏せで尻を突き出した形にさせる。
その刺激でゴプリと音を立てて精液が漏れ出る様を見ると、知らず知らずのうちに喉が鳴った。
「静……好きだ……」
「さいたにく……し、しんたろ……っ!」
今から何をされるのか理解した静は、潤んだ瞳で顔を後ろ向きに捻って振り返る。
「や、まだ……ッ、だめ……! ぐっ、あァ……んあッ! やっ、無理……っ!」
「悪いけど……っ、俺も、無理……!」
「ひ……ッ、そんな……っ! あ! あぁッ、やっ! んぁ……っ、ふ……ッ!」
とめどなく白濁が漏れ出すソコに、まだ勢い衰えない俺のモノを挿し入れて腰を押し付ける。
ギリギリまで抜いて、また奥まで突くのを繰り返すと、静は泣き声みたいな喘ぎを繰り返した。
その顔を見てまた勢いを増した俺のブツは、静が何度もイッたのを確認すると、そのうち再び静のナカへと欲望の証を吐き出した。
「も……う、無理だよ……。今日の才谷くん……激し過ぎ……」
くたりと脱力してソファーから動けなくなった静に代わって、俺はその身体を綺麗に拭き取ってやる。
細い腕も脚も、薄い腹も俺とは違う。
所々に散った赤い所有印が痛々しくさえ思える。
「また才谷くんって呼んでる」
「あ、ごめん。慎太郎……だった」
ほんのり頬を染める静は、そこら辺の女より綺麗だと思う。
ふわふわした癖っ毛が目にかかっていたのを見つけてそっと掻き分けると、照れ臭そうにこちらを見上げてくる。
これがいつもの野良猫みたいに懐かない人間だとは思えないほど、今の静からは甘ったるい雰囲気が漂っていた。
「……慎太郎。僕、生まれて初めて……愛されて幸せだと思ったよ。セックスで泣きそうになったのは初めてだ」
そう言って笑った静の眦には、一瞬光るものが見えた気がした。それを誤魔化すかのように静は自分からキスをしてきたから、俺には結局その時静が泣いていたのかどうかは分からない。
「本当に……幸せに……なっても、いいのかな……」
そう一言漏らしてから、スウッと気を失うように静は眠った。
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