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36. レネ様再来
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翌朝目が覚めると既に寝台にはアルフ様の姿は無く、代わりにレンカが控えていた。その表情は心配そうで、どうしてそのような表情をしているのかと問う前に気付いてしまう。
「あの……エリザベート様? お身体は……」
「レンカ、貴女が思っているような事は無かったわ」
「そ、そうですか。良かったのか、それとも悪かったのか分かりませんが。と、とにかくエリザベート様がお元気ならば良かったです」
レンカは珍しく気が動転しているのか、訳の分からない事を言いながら私に目覚めの白湯を手渡してくる。
「ふふっ……、おかしな態度はやめてちょうだい」
「いえ、だって……。私、昨夜は心配でなかなか眠れなくて……」
「あら、そうなの? 私なんかアルフ様が湯浴みをなさっている間に眠ってしまったわ」
「え、ええええっ⁉︎ そんな、まさか⁉︎」
大袈裟なほど大きな声で驚くレンカが可笑しくて、しばらく含み笑いが止まらなかった。
「本当よ。わざとじゃないのよ、ついつい眠ってしまったの」
「そうですか……。それは……お可哀想に……。閣下もお気の毒様です」
レンカはまだブツブツ呟きながら私の今日着ていく服の準備をしている。今日は妖精祭りの催しがあるとの事で、可憐な花飾りを身に付けた花姫という仮装をして娘達は街を歩くらしいのだ。私も是非着てみるようにとアルフ様に勧められ、昨日街で準備したのだった。
「それにしても、先ほど窓から外を見たのですが、花姫の仮装をした娘達が既に多く街を歩いていましたよ」
「まぁ、こんなに朝早くから? それだけとても賑やかなお祭りなのね」
「何でも、はるか昔に妖精王が花飾りを付けた人間の娘の中から一人だけを選んで、祝福をしたのがはじまりだとか。まぁ今では妖精王は仮装をした男性で、意中の花姫に告白をするようなお祭りに変化しているようですけれど」
レンカはどこから仕入れたのか次々と妖精王と花姫の話をし続ける。けれどその間、私は昨夜の口づけは夢だったのかそれとも現実だったのかと、その事ばかり考えてしまって、レンカの話は半分ほどしか聞いていなかった。
「エリザベート様? 聞いてらっしゃいますか?」
「あ、ごめんなさい。少しぼおっとしていたわ」
「もう。……はい! 美しい花姫が出来上がりましたよ!」
部屋に備え付けの化粧台、その鏡に映っている自分の姿は、いつもより明るく笑っているように見えた。花冠を被り、大きく一つに編まれた三つ編みの所々にも花飾りが刺されている。チュールとレースがふんだんに使われた、ふんわりとしたデザインのワンピースが数多く並ぶ中で、アルフ様が私の為に選んでくださったのはエンパイアラインの清楚なデザイン。
「このワンピース、とてもエリザベート様にとてもお似合いですね。裾の刺繍が豪華ですけど、決して主張し過ぎず上品なところが」
「ありがとう。アルフ様に選んでいただいたから、そう言って貰えると嬉しいわ」
「そうですね! では、閣下にお披露目しに参りましょう!」
宿の一階にあるラウンジで部下の方達と共に待っているはずのアルフ様が、私の姿を見てどんなお顔をしてくださるのか楽しみだった。
「あら……? あの方は……」
広々としたラウンジにはアルフ様と部下の方三名、そして侍女が着るような控えめなワンピースにを身に付けた女性が待っていた。その隣に立つアルフ様は、私を見るなり目を細めて優しく微笑んでくださった。
「そのような格好も美しいな、エリザベート」
「ありがとうございます。あの……」
アルフ様の反応はとても嬉しかったけれど、やはりその隣に立つ存在の方が気になってしまう。私の視線と言葉に、アルフ様は少々言葉を選ぶように答えた。
「少し……事情があって、私達の護衛につく事になったんだ」
「護衛……ですか?」
先程まで穏やかな表情だったアルフ様は険しいお顔をなさっていて、私の知らないところで何か良くないことが起こっているような気がした。
「久しぶりですね、エリザベート・フランツィスカ・アルント王女殿下」
涼やかな声の持ち主は、顎で切り揃えられたプラチナブロンドに魅惑的な紫色の瞳。可愛らしい顔立ちに似合う空色のワンピースは、ふんわりとしたデザインで着ている本人の魅力を十二分に引き出している。
「レネ様、一体どうなさったのですか? お城に残ったのでは?」
美しいレネ様とアルフ様が並ぶ姿を見ると、チクチクと胸が痛んで。つい問い詰めるような言い方になってしまった。それに、レネ様の前で本来の声を出すのは初めての事で、その反応が気になった。
「なるほど、アルフレートから聞いていた通り、本来の声で過ごされる事になさったのですね。その方が余程いいですよ」
余程いいですよ、というのは聞き取りにくく辿々しい裏声などよりはマシだという事だろうか。
「そう、あの時私は確かに城に残ったのですが。陛下からこちらへ行くよう命じられたのですよ。少々物騒な話になってきましたので、今後は侍女のふりをしてエリザベート様の護衛につかせていただきます」
「あの……、どなたかが私達に危害を及ぼす可能性があるのですか?」
「はい、その可能性があるという事です。ですがこれ以上詳しい事情はお話出来ないのです。とにかく、侍女として付き添いますので、そのようによろしくお願いします」
「そうですか。こちらこそ、よろしくお願いいたします」
レネ様に頭を下げられて、私も同じく頭を下げる。その後アルフ様の方を見ると、私の視線に気付くなり、険しい顔つきを一転して安心させるかのように微笑んだ。
私達に危害を及ぼす恐れとは、一体どのようなものなのかしら。
「エリザベート、心配は無い。どうしても詳しい事は未だ話せないのだが……レネはかなりの手練れだし、万が一私がそばを離れなければならない状況でも、レネなら侍女としてついていける」
少し不安に思った事を見透かされたように、アルフ様は私の肩を抱いてくださった。確かに女性だけになる機会はあるだろうし、アルフ様がそうおっしゃるなら安心だわ。
「はい、ありがとうございます」
「こんな事になって、すまない。だが、何も起こらない可能性の方が高い。エリザベートは気にせず楽しんでくれ」
「ええ、分かりました」
これはきっと私を安心させる為の方便なのだろう。けれど、詳しい事情を知らされない私は頷くしか無かった。
「レネ、くれぐれも頼んだぞ」
「分かってる」
アルフ様がレネ様に対して全幅の信頼を置いている様子に、少し嫉妬してしまう自分の狭量さが恥ずかしかった。そのような方を私のそばに護衛として置いてくださるという事は、私の事をそれほど大切に思ってくださっているのだと分かるのに。
「エリザベート様……、きっと大丈夫ですよ」
「ええ、分かっているわ。宿に残るとはいえ、レンカも気をつけてね」
私達の婚前旅行が、どうしてこのように物騒な事になってしまったのかは分からない。けれど、軍人であるアルフ様と一緒にいる限り、このような事は今後もあり得るのかも知れないわ。
「あの……エリザベート様? お身体は……」
「レンカ、貴女が思っているような事は無かったわ」
「そ、そうですか。良かったのか、それとも悪かったのか分かりませんが。と、とにかくエリザベート様がお元気ならば良かったです」
レンカは珍しく気が動転しているのか、訳の分からない事を言いながら私に目覚めの白湯を手渡してくる。
「ふふっ……、おかしな態度はやめてちょうだい」
「いえ、だって……。私、昨夜は心配でなかなか眠れなくて……」
「あら、そうなの? 私なんかアルフ様が湯浴みをなさっている間に眠ってしまったわ」
「え、ええええっ⁉︎ そんな、まさか⁉︎」
大袈裟なほど大きな声で驚くレンカが可笑しくて、しばらく含み笑いが止まらなかった。
「本当よ。わざとじゃないのよ、ついつい眠ってしまったの」
「そうですか……。それは……お可哀想に……。閣下もお気の毒様です」
レンカはまだブツブツ呟きながら私の今日着ていく服の準備をしている。今日は妖精祭りの催しがあるとの事で、可憐な花飾りを身に付けた花姫という仮装をして娘達は街を歩くらしいのだ。私も是非着てみるようにとアルフ様に勧められ、昨日街で準備したのだった。
「それにしても、先ほど窓から外を見たのですが、花姫の仮装をした娘達が既に多く街を歩いていましたよ」
「まぁ、こんなに朝早くから? それだけとても賑やかなお祭りなのね」
「何でも、はるか昔に妖精王が花飾りを付けた人間の娘の中から一人だけを選んで、祝福をしたのがはじまりだとか。まぁ今では妖精王は仮装をした男性で、意中の花姫に告白をするようなお祭りに変化しているようですけれど」
レンカはどこから仕入れたのか次々と妖精王と花姫の話をし続ける。けれどその間、私は昨夜の口づけは夢だったのかそれとも現実だったのかと、その事ばかり考えてしまって、レンカの話は半分ほどしか聞いていなかった。
「エリザベート様? 聞いてらっしゃいますか?」
「あ、ごめんなさい。少しぼおっとしていたわ」
「もう。……はい! 美しい花姫が出来上がりましたよ!」
部屋に備え付けの化粧台、その鏡に映っている自分の姿は、いつもより明るく笑っているように見えた。花冠を被り、大きく一つに編まれた三つ編みの所々にも花飾りが刺されている。チュールとレースがふんだんに使われた、ふんわりとしたデザインのワンピースが数多く並ぶ中で、アルフ様が私の為に選んでくださったのはエンパイアラインの清楚なデザイン。
「このワンピース、とてもエリザベート様にとてもお似合いですね。裾の刺繍が豪華ですけど、決して主張し過ぎず上品なところが」
「ありがとう。アルフ様に選んでいただいたから、そう言って貰えると嬉しいわ」
「そうですね! では、閣下にお披露目しに参りましょう!」
宿の一階にあるラウンジで部下の方達と共に待っているはずのアルフ様が、私の姿を見てどんなお顔をしてくださるのか楽しみだった。
「あら……? あの方は……」
広々としたラウンジにはアルフ様と部下の方三名、そして侍女が着るような控えめなワンピースにを身に付けた女性が待っていた。その隣に立つアルフ様は、私を見るなり目を細めて優しく微笑んでくださった。
「そのような格好も美しいな、エリザベート」
「ありがとうございます。あの……」
アルフ様の反応はとても嬉しかったけれど、やはりその隣に立つ存在の方が気になってしまう。私の視線と言葉に、アルフ様は少々言葉を選ぶように答えた。
「少し……事情があって、私達の護衛につく事になったんだ」
「護衛……ですか?」
先程まで穏やかな表情だったアルフ様は険しいお顔をなさっていて、私の知らないところで何か良くないことが起こっているような気がした。
「久しぶりですね、エリザベート・フランツィスカ・アルント王女殿下」
涼やかな声の持ち主は、顎で切り揃えられたプラチナブロンドに魅惑的な紫色の瞳。可愛らしい顔立ちに似合う空色のワンピースは、ふんわりとしたデザインで着ている本人の魅力を十二分に引き出している。
「レネ様、一体どうなさったのですか? お城に残ったのでは?」
美しいレネ様とアルフ様が並ぶ姿を見ると、チクチクと胸が痛んで。つい問い詰めるような言い方になってしまった。それに、レネ様の前で本来の声を出すのは初めての事で、その反応が気になった。
「なるほど、アルフレートから聞いていた通り、本来の声で過ごされる事になさったのですね。その方が余程いいですよ」
余程いいですよ、というのは聞き取りにくく辿々しい裏声などよりはマシだという事だろうか。
「そう、あの時私は確かに城に残ったのですが。陛下からこちらへ行くよう命じられたのですよ。少々物騒な話になってきましたので、今後は侍女のふりをしてエリザベート様の護衛につかせていただきます」
「あの……、どなたかが私達に危害を及ぼす可能性があるのですか?」
「はい、その可能性があるという事です。ですがこれ以上詳しい事情はお話出来ないのです。とにかく、侍女として付き添いますので、そのようによろしくお願いします」
「そうですか。こちらこそ、よろしくお願いいたします」
レネ様に頭を下げられて、私も同じく頭を下げる。その後アルフ様の方を見ると、私の視線に気付くなり、険しい顔つきを一転して安心させるかのように微笑んだ。
私達に危害を及ぼす恐れとは、一体どのようなものなのかしら。
「エリザベート、心配は無い。どうしても詳しい事は未だ話せないのだが……レネはかなりの手練れだし、万が一私がそばを離れなければならない状況でも、レネなら侍女としてついていける」
少し不安に思った事を見透かされたように、アルフ様は私の肩を抱いてくださった。確かに女性だけになる機会はあるだろうし、アルフ様がそうおっしゃるなら安心だわ。
「はい、ありがとうございます」
「こんな事になって、すまない。だが、何も起こらない可能性の方が高い。エリザベートは気にせず楽しんでくれ」
「ええ、分かりました」
これはきっと私を安心させる為の方便なのだろう。けれど、詳しい事情を知らされない私は頷くしか無かった。
「レネ、くれぐれも頼んだぞ」
「分かってる」
アルフ様がレネ様に対して全幅の信頼を置いている様子に、少し嫉妬してしまう自分の狭量さが恥ずかしかった。そのような方を私のそばに護衛として置いてくださるという事は、私の事をそれほど大切に思ってくださっているのだと分かるのに。
「エリザベート様……、きっと大丈夫ですよ」
「ええ、分かっているわ。宿に残るとはいえ、レンカも気をつけてね」
私達の婚前旅行が、どうしてこのように物騒な事になってしまったのかは分からない。けれど、軍人であるアルフ様と一緒にいる限り、このような事は今後もあり得るのかも知れないわ。
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