制服と僕が捕まるまで

第十話 亜子姉の観察2

僕は亜子姉が料理を終わるのを待ちながら、いつの間にか観察していた。

姉は薄ピンクのシャツの上に夏用のカーディガンを着ている。

カーディガンは濃い茶色色で、サイズも長めのを着てるみたいだ。

そのおかげでスカートが少ししか出ていない。

亜子姉は普段からスカートは短いがカーディガンのせいで更に短く見える。

そこから出る太ももはみずみずしく、後ろ姿だけ見ていれば興奮してしまう。

黒髪できれいな長髪はポニーテールになっていてうなじが見え、なにかいい匂いがしてきそうだ。

....落ち着け。

落ち着くんだ。

姉になんて感情を向けているんだ。

どうかしている。

僕が一人で奮闘していると、

「ご飯できたよ～」とあねがハンバーグののった皿をテーブルに置き、僕はそれを食べ始めた。