継母ができました。弟もできました。弟は父の子ではなくクズ国王の子らしいですが気にしないでください( ´_ゝ`)

てん

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第7章 ふたたびの王都

第167話 魔女ルナルナ

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エレンがジンに追い付いて、

二人で人に道を聞きながら、

なんとか二人は目的の店に辿り着いた。






「なんかめっちゃ可愛らしい店だね(°▽°)」





「超入りにくい!!」







目的の店、『魔女ルナルナのおまじない屋』さんの外見は淡いピンクで、

外からみえる店の中にはお花やらうさぎさんやらが充満していた。

エレンはほぇ~~と感嘆するだけだったが、

ジンは思っていたよりファンシーな店に怖じ気づいた。






「ジンさんや、さっきの決意表明はなんだったの?(°▽°)?」





エレンにそう言われたジンは情けない顔をしながら、

渋々エレンの背中について店の中に入っていった。





「こんにちわ~~(°▽°)」




「あら。可愛らしいお客様。いらっしゃい。」






エレン達を出迎えたのは40過ぎくらいの店主らしき女性だった。

黒いローブを着ていて魔女感は醸し出されていたが、

おばばのようにシワシワではなかった。






「いや、お客は私じゃなくて、こっちなんだ(°▽°)」





エレンはエレンの背中に隠れるように身を縮めていたジンを店主らしき女性の前に突きだした。





「よ、よろしくお願いします。」





ジンはファンシーな店内に耐えきれず、

うつむいたまま女性に頭を下げた。





「あら、そうなの。あなたはどんなものをお求めかしら?」





女性は自分が店主のルナルナだと名乗って、

用件によって品物を出すと言った。

そんな女性に対して、




「『告白が必ず成功する恋文』ください(°▽°)」






もじもじしているだけのジンの代わりにエレンがハキハキ答えた。

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