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第6章 王都への旅路
第148話 馬車の行方
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「あ~~~
よく寝た。
ゼノ様!!
ありがとうございました!!
そろそろ交代しましょう!!」
一眠りしたジンは伸びをすると馬車の中から御者台のゼノに向かって言った。
すると馬車はゆっくり止まった。
ジンは馬車から降りて御者台に向かおうとして、
辺りを見回して仰天した。
ジンは数時間しか寝たつもりはなかったが、
辺りを確認するとそこは王都に程近い宿場町だった。
ジン達は今日は王都とテオドアール領の真中位にある平原で野宿して、
明日も朝から馬車を飛ばして、
明日の夜に王都につく予定だったが、
これではもう明日の昼前には楽々王都についてしまう。
「なんじゃこりゃ!!
ゼノ様すみません!!
おれすごく長い時間寝ちゃいましたか!!?」
ジンは焦ってゼノ聞いたがゼノは首を横に振った。
「いや、まだお前が休んでから数時間しかたっていない。
昼にも言ったが今日はなんだかおかしくてな。
いくら行っても諦めがつかないんだ。
こうなってはお前が言っていたとおりとっとと王都に行って用を済ませて、
とっととエレン様のところに戻るしかないかと思ってな。
御者に集中してたら、気がついたらここまで来てた。」
「…………」
ジンはあまりのことに絶句した。
しかしすぐに、馬が心配になり無事か確認したが、
馬はゼノに対してぶるぶる怯えていたが、
身体的に問題はなかった。
「集中しすぎて気づかなかったが、
大分馬に無理をさせてしまったな。
これ以上働かせるのも可哀想だ。
思いの外行程が進んだ。
今日はもうここまでにして、
この宿場に泊まろう。」
ゼノは脱力して項垂れるジンを無視してさっさと宿を探し始めた。
よく寝た。
ゼノ様!!
ありがとうございました!!
そろそろ交代しましょう!!」
一眠りしたジンは伸びをすると馬車の中から御者台のゼノに向かって言った。
すると馬車はゆっくり止まった。
ジンは馬車から降りて御者台に向かおうとして、
辺りを見回して仰天した。
ジンは数時間しか寝たつもりはなかったが、
辺りを確認するとそこは王都に程近い宿場町だった。
ジン達は今日は王都とテオドアール領の真中位にある平原で野宿して、
明日も朝から馬車を飛ばして、
明日の夜に王都につく予定だったが、
これではもう明日の昼前には楽々王都についてしまう。
「なんじゃこりゃ!!
ゼノ様すみません!!
おれすごく長い時間寝ちゃいましたか!!?」
ジンは焦ってゼノ聞いたがゼノは首を横に振った。
「いや、まだお前が休んでから数時間しかたっていない。
昼にも言ったが今日はなんだかおかしくてな。
いくら行っても諦めがつかないんだ。
こうなってはお前が言っていたとおりとっとと王都に行って用を済ませて、
とっととエレン様のところに戻るしかないかと思ってな。
御者に集中してたら、気がついたらここまで来てた。」
「…………」
ジンはあまりのことに絶句した。
しかしすぐに、馬が心配になり無事か確認したが、
馬はゼノに対してぶるぶる怯えていたが、
身体的に問題はなかった。
「集中しすぎて気づかなかったが、
大分馬に無理をさせてしまったな。
これ以上働かせるのも可哀想だ。
思いの外行程が進んだ。
今日はもうここまでにして、
この宿場に泊まろう。」
ゼノは脱力して項垂れるジンを無視してさっさと宿を探し始めた。
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