継母ができました。弟もできました。弟は父の子ではなくクズ国王の子らしいですが気にしないでください( ´_ゝ`)

てん

文字の大きさ
上 下
264 / 280
第9章 継母と継子と愉快な仲間たち

第264話 会議はつづく

しおりを挟む
「エレン様、あの、私は今のままでもリアナ様はお幸せではないかと思います…

リアナ様はここ数日穏やかにお過ごしです。

今まで色々お辛かったでしょう。

このまま穏やかにお過ごしいただくのが一番ではないかと。」





いつも静かだがしっかり者のリンが発言した。

リンはエレンの『そうだ王都に行こう事件』から無事ジンが帰還した際、ジンが王都で書いたラブレターをもらい、無事二人は両思いになり、来春二人は結婚することになっていた。




「そうですよ、エレン様。

アンジュ様の件は想定外でしたが、エレン様がリアナ様に集中しすぎなかったのは結果的にはよかったかもしれません。

エレン様の集中攻撃、過剰接種はリアナ様にはよくありません。

リアナ様にはこのまま穏やかにお過ごしいただくのが一番です。

ですからエレン様、リアナ様との接触はほどほどにしてくださいまし。」






サーヤが眉間にシワを寄せながら厳しい顔をして言った。






「エレン様!

私はリアナ様は義理とはいえ、エレン様のお母上になれただけで世界で一番お幸せだと思います!

可能であるなら私もエレン様のお母上になりたかったです!!

私がテオドアール家に就職した際も旦那様には家令見習いではなくエレン様の乳母になりたいと申し上げたのに!!

いや、むしろ産みたかった!!」





変態は相変わらず変態の発言をした。

ちなみにゼノの教育責任はヨハンにあるので、ゼノについてサーヤは矯正を諦めている。







「………( ´_ゝ`)

ゼノ、とりあえず発言する際は逆立ちして( ´_ゝ`)

リンとサーヤの意見もわかるけどさ、エレンはしばらくはリアナ様と楽しいことだけして生きていきたいの( ´_ゝ`)

リアナ様は今まで色々大変だったからさ、でも時間が経っても嫌だったことが消える訳じゃないじゃない?( ´_ゝ`)?

だったら楽しいことの割合増やして嫌だったことの人生に占める割合を薄めるしかないじゃない?( ´_ゝ`)?

だからみんなには何をすればリアナ様が楽しんでくれるかを提案してもらいたいのよ( ´_ゝ`)

………てか意見なしでエレンの好きなようにしていいんだったら好きなようにするけど( ´_ゝ`)」









「「「それはだめです!!!」」」







珍しくエレン以外の3人の心はひとつになった。
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。

下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。 ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。 小説家になろう様でも投稿しています。

私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!

りーさん
ファンタジー
 ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。 でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。 こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね! のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

処理中です...