継母ができました。弟もできました。弟は父の子ではなくクズ国王の子らしいですが気にしないでください( ´_ゝ`)

てん

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第9章 継母と継子と愉快な仲間たち

第263話 会議

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「さて諸君( ´_ゝ`)

ベンジャミンやらアンジュやらの乱入ですっかり

『リアナ様幸せ計画~エレンと愉快な仲間たち~』計画が『ひきこもりの更正~見守る愉快な仲間たち~』に計画変更を余儀なくされている( ´_ゝ`)

まぁやむを得ない計画変更だが、我々は『リアナ様を世界で一番幸せな継母にする』という夢を実現しなければならない( ´_ゝ`)

幸い『ひきこもりの闇属性の星☆』ことアンジュさんは薬局での労働が順調だ( ´_ゝ`)

アンジュの更正はおばばに任せて、そろそろ『リアナ様幸せ計画』を本格化しようと思うが反対意見がある人はその場で逆立ちしてください!( ´_ゝ`)!」




アンジュが薬局で働くようになって数日が経過していた。

エレンは朝はリアナやアンジュとご飯を食べてからアンジュと薬局に向かい、夕方には帰ってきてリアナに今日の出来事を話していた。

リアナはエレンたちがいない間は荷物を整理したり、読書をしたり、父親がリアナを訪ねてきたり、ゆっくりおだやかに過ごしていた。

ちなみにウィルは熱は下がっていたが、念のため数日は再び離れで隔離されることになっていた。

正直はじめからエレンがリアナにまとわりつくと、初心者のリアナには少し辛いのではないかという意見もあり、ここ数日はテオドアール家はうまいこといっており、おだやかな時が流れていた。

アンジュもおばばや薬局での仕事に少し慣れてきたので、今日はエレンは付き添わず、アンジュだけで薬局に向かった。

朝方『とりあえず一人で行ってダメなら早退させてもらえ( ´_ゝ`)』と言ったエレンにアンジュもこくこくうなずいたので多分大丈夫である。

エレンはアンジュの襲来によって後回しになっていた『リアナ様幸せ計画』を進行させるために使用人たちを集めて会議をすることにした。

リアナやウィルの世話やら通常業務もあるので、今日の参加者はサーヤとゼノとリンである。




「…………。

エレン様、逆立ちを強要しなくても、この場の誰もリアナ様に幸せになっていただくことに反対するものはいませんよ。」






苦労人サーヤはため息をつきながらいった。






「いや、リアナ様を幸せにする点については反対意見は出ないとは思っているけど、前回の会議で出た『計画名がダサイ。特に副題。』という意見を封じようと思っての『逆立ちの強要』だよ( ´_ゝ`)」 




前回の会議までは『リアナ様を歓迎する会』だったが、もうリアナをお迎えしてしまったので次の段階として『リアナ様幸せ計画~エレンと愉快な仲間たち~』を立ち上げたが、一部から計画名がダサイという意見を受けていたエレンであった。







「エレン様!!

私は素晴らしい計画名だと思います!!

挙手ではなく逆立ちを強要することで自分の意見を通そうという固い意志!!

まさに神が与えたもうた……」






「はいはいはいはいはいはい( ´_ゝ`)

まぁ逆立ちできる人はいないと言うことで、このままの計画名で進めまーす( ´_ゝ`)」






変態ゼノが発言したが、エレンによって早めに刈り取られた。
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