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第8章 継母と継子
第261話 簡単さ
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「…………はぁ~~~。
後半は中々深いお話のはずだと思うのですが、前半のピーマンのせいで中々頭に入ってきません。」
「まぁ子供がピーマン食べたいっていうなら、食べられるように工夫してあげてもいいし、怖くなくなりたいなら怖くなくなるように工夫してあげてもいいけど、どうしても怖いなら怖いまま幸せになる努力するのもえらくない?って話だよ( ´_ゝ`)
『苦難は絶対乗り越えなきゃいけない、苦難を乗り越えてこそ真に幸せになれる、頑張れば必ず乗り越えられる!』みたいな制度って、誰のための制度みたいな?( ´_ゝ`)?
本末転倒?( ´_ゝ`)?
別に乗り越えられなくても本人と周りがそこそこ幸せならよくない?( ´_ゝ`)?」
「…………ピーマン…………幸せ…………
…………常識とは…………」
「ん?( ´_ゝ`)?
チャージャンはそんなにピーマンがすきなの?( ´_ゝ`)?
中央地区の食堂の今日の日替わりはピーマンと肉の炒めものだよ( ´_ゝ`)
まぁ最初から頑張らないのもどうかと思うから『これだけ頑張っても無理なら無理』ってとこまではエレンもリアナ様と一緒に頑張るよ。
とりあえずチャージャンの話が聞けてよかったよ。
おばばの薬局に『ひきこもりだけど変わりたいってのたうち回ってる闇属性』を置きっぱなしだからそろそろ帰るよ( ´_ゝ`)」
エレンは『さすがに不法投棄はよくないから』といって医院をでることにした。
チャージャンは『ピーマン』やら『闇属性』やら『年齢詐称』やらぶつぶついいながらもドアを開けてエレンと一緒に階段を降りていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ただいま~~~(°▽°)」
エレンは不法投棄場所、もといおばばの薬局のドアを元気よく開けながら言った。
相変わらずおばばの薬局には客はおらず、カウンターにおばばが座り、店の奥でアンジュらしき黒い塊がごそごそしていた。
「やれやれ。ここはあんたの家じゃないよ。」
「まぁまぁそんなの言葉のあやだよ(°▽°)
細かいこと気にしているとこの家の所有者を領主の娘権限でエレン名義に書き換えちゃうぞ( ´_ゝ`)☆」
「…………はぁ~~~~~~。
あんた本当にどうしたら次から次にそんなおかしな話ができるんだい?
いやだいやだ。
あんたと話していると、自分が今まで当たり前だと思っていたことや、世界がひっくり返る気がしてくるよ。」
「あはは!!(°▽°)!!
そうさ!!(°▽°)!!
さすがおばば!
よくわかっているね!
サーヤにもよく言われるんだ。
『エレンさまの得意技は常識をひっくり返すことですね』って!
世界や常識のひとつやふたつや百や千、いくらだってひっくり返して!
そうさ!!
きっと簡単にできるさ!!」
「?
あんたそんなに笑ってどうしたんだい?」
おばばは問いかけたがエレンは答えもせずにけらけらただただ笑っていた。
おばばは『やれやれ相変わらず訳がわからない』といいながら、店の奥でもたもたしながらも掃除をしていたアンジュは首をかしげながら、いつまでも楽しそうに笑うエレンを不思議そうな顔でみていた。
後半は中々深いお話のはずだと思うのですが、前半のピーマンのせいで中々頭に入ってきません。」
「まぁ子供がピーマン食べたいっていうなら、食べられるように工夫してあげてもいいし、怖くなくなりたいなら怖くなくなるように工夫してあげてもいいけど、どうしても怖いなら怖いまま幸せになる努力するのもえらくない?って話だよ( ´_ゝ`)
『苦難は絶対乗り越えなきゃいけない、苦難を乗り越えてこそ真に幸せになれる、頑張れば必ず乗り越えられる!』みたいな制度って、誰のための制度みたいな?( ´_ゝ`)?
本末転倒?( ´_ゝ`)?
別に乗り越えられなくても本人と周りがそこそこ幸せならよくない?( ´_ゝ`)?」
「…………ピーマン…………幸せ…………
…………常識とは…………」
「ん?( ´_ゝ`)?
チャージャンはそんなにピーマンがすきなの?( ´_ゝ`)?
中央地区の食堂の今日の日替わりはピーマンと肉の炒めものだよ( ´_ゝ`)
まぁ最初から頑張らないのもどうかと思うから『これだけ頑張っても無理なら無理』ってとこまではエレンもリアナ様と一緒に頑張るよ。
とりあえずチャージャンの話が聞けてよかったよ。
おばばの薬局に『ひきこもりだけど変わりたいってのたうち回ってる闇属性』を置きっぱなしだからそろそろ帰るよ( ´_ゝ`)」
エレンは『さすがに不法投棄はよくないから』といって医院をでることにした。
チャージャンは『ピーマン』やら『闇属性』やら『年齢詐称』やらぶつぶついいながらもドアを開けてエレンと一緒に階段を降りていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ただいま~~~(°▽°)」
エレンは不法投棄場所、もといおばばの薬局のドアを元気よく開けながら言った。
相変わらずおばばの薬局には客はおらず、カウンターにおばばが座り、店の奥でアンジュらしき黒い塊がごそごそしていた。
「やれやれ。ここはあんたの家じゃないよ。」
「まぁまぁそんなの言葉のあやだよ(°▽°)
細かいこと気にしているとこの家の所有者を領主の娘権限でエレン名義に書き換えちゃうぞ( ´_ゝ`)☆」
「…………はぁ~~~~~~。
あんた本当にどうしたら次から次にそんなおかしな話ができるんだい?
いやだいやだ。
あんたと話していると、自分が今まで当たり前だと思っていたことや、世界がひっくり返る気がしてくるよ。」
「あはは!!(°▽°)!!
そうさ!!(°▽°)!!
さすがおばば!
よくわかっているね!
サーヤにもよく言われるんだ。
『エレンさまの得意技は常識をひっくり返すことですね』って!
世界や常識のひとつやふたつや百や千、いくらだってひっくり返して!
そうさ!!
きっと簡単にできるさ!!」
「?
あんたそんなに笑ってどうしたんだい?」
おばばは問いかけたがエレンは答えもせずにけらけらただただ笑っていた。
おばばは『やれやれ相変わらず訳がわからない』といいながら、店の奥でもたもたしながらも掃除をしていたアンジュは首をかしげながら、いつまでも楽しそうに笑うエレンを不思議そうな顔でみていた。
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