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第8章 継母と継子
第256話 やる気ですべて解決するなら苦労はしない
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「か、か、か、かかんたんにはできない………」
アンジュは小さい声でうつむきながら言った。
「そうさ!
そんな簡単にはできないんだよ!
わかったらさっさと掃除と整理を…………」
「で、で、で、で、で、ではすごくすごくすごーく、が、が、が、がんばって、ど、どど、どりょくすれば、ま、ま、まじゅつは、どど、どうにかなるんでしょうか!!?」
アンジュはおばばの声を遮るように珍しく大きな声をだした。
「はぁ!?ま、まぁ、すごくすごくすごーく努力すれば多少のことは……」
「!!!?!だ、だ、だ、だったらわ、わ、わ、わたし、わ、わたひ、い、いえ、わ、わたし、死ぬ気でがんばります!!!!」
「……………ん?( ´_ゝ`)?」
大体の場合周囲の理解を越えるのはエレンの仕事だが、このときは珍しくアンジュはエレンの理解を越えた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「つまりあんたはずっと魔術にあこがれていて、本で独自に勉強していたけど、独学に限界を感じていたのでこの機会に是非魔術を習いたいと?」
その後アンジュの支離滅裂な言動を小一時間気長に根気強く聞いたおばばはアンジュの要望を要約して確認した。
『コクコクコクコクコクコク』
アンジュは目をギラギラさせながら無言で首が振りきれそうな勢いで首を縦に振った。
「へぇ~( ´_ゝ`)
てっきりアンジュの魔女みたいな格好は見かけ倒しだと思ってたけど結構真面目に闇属性だったんだね( ´_ゝ`)」
「はぁー。
さっきも言ったけど、魔術は本当にそんな簡単なもんじゃないのさ。
本で独学なんて本当に危ないからおやめ。
まぁ、そんなこと言っても聞きそうにもない感じだね。
まぁ、エレンがこんなに面倒みようとしているなら悪い人間じゃないか。
……よし。
独学で勝手なことをされても困るからね。
真面目に掃除と整理をしてくれるんなら基礎の基礎くらいは教えてやってもいいよ。」
「おー( ´_ゝ`)
まぁアンジュは悪いことはできないし、アンジュがこんなにやる気に満ちあふれてるのは、この世に生まれてこのかたはじめてみたよ( ´_ゝ`)
悪いんだけどおばば、少しの間お願いできる?( ´_ゝ`)?
アンジュはとりあえず10日位うちにいるんだけど、状況によっては延長をベンジャミンに交渉しとくよ( ´_ゝ`)」
エレンはまぁベンジャミンはへたれだからどうにでもなるだろうと言った。
アンジュは珍しくやる気に満ち溢れていたが、持ち前のびびりが治ったわけではないので両手両足を小刻みに震わせ、顔面は真っ青になりながらおばばに頭を深々下げた。
アンジュは小さい声でうつむきながら言った。
「そうさ!
そんな簡単にはできないんだよ!
わかったらさっさと掃除と整理を…………」
「で、で、で、で、で、ではすごくすごくすごーく、が、が、が、がんばって、ど、どど、どりょくすれば、ま、ま、まじゅつは、どど、どうにかなるんでしょうか!!?」
アンジュはおばばの声を遮るように珍しく大きな声をだした。
「はぁ!?ま、まぁ、すごくすごくすごーく努力すれば多少のことは……」
「!!!?!だ、だ、だ、だったらわ、わ、わ、わたし、わ、わたひ、い、いえ、わ、わたし、死ぬ気でがんばります!!!!」
「……………ん?( ´_ゝ`)?」
大体の場合周囲の理解を越えるのはエレンの仕事だが、このときは珍しくアンジュはエレンの理解を越えた。
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「つまりあんたはずっと魔術にあこがれていて、本で独自に勉強していたけど、独学に限界を感じていたのでこの機会に是非魔術を習いたいと?」
その後アンジュの支離滅裂な言動を小一時間気長に根気強く聞いたおばばはアンジュの要望を要約して確認した。
『コクコクコクコクコクコク』
アンジュは目をギラギラさせながら無言で首が振りきれそうな勢いで首を縦に振った。
「へぇ~( ´_ゝ`)
てっきりアンジュの魔女みたいな格好は見かけ倒しだと思ってたけど結構真面目に闇属性だったんだね( ´_ゝ`)」
「はぁー。
さっきも言ったけど、魔術は本当にそんな簡単なもんじゃないのさ。
本で独学なんて本当に危ないからおやめ。
まぁ、そんなこと言っても聞きそうにもない感じだね。
まぁ、エレンがこんなに面倒みようとしているなら悪い人間じゃないか。
……よし。
独学で勝手なことをされても困るからね。
真面目に掃除と整理をしてくれるんなら基礎の基礎くらいは教えてやってもいいよ。」
「おー( ´_ゝ`)
まぁアンジュは悪いことはできないし、アンジュがこんなにやる気に満ちあふれてるのは、この世に生まれてこのかたはじめてみたよ( ´_ゝ`)
悪いんだけどおばば、少しの間お願いできる?( ´_ゝ`)?
アンジュはとりあえず10日位うちにいるんだけど、状況によっては延長をベンジャミンに交渉しとくよ( ´_ゝ`)」
エレンはまぁベンジャミンはへたれだからどうにでもなるだろうと言った。
アンジュは珍しくやる気に満ち溢れていたが、持ち前のびびりが治ったわけではないので両手両足を小刻みに震わせ、顔面は真っ青になりながらおばばに頭を深々下げた。
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