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第2章 王都にて(前)
第27話 シンクロ
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「ユーリ、こちらがテオドアール辺境伯とその娘さんのエレンよ。
エレンはユーリよりちょっと年下ね。
エレン、私の息子のユーリよ。
仲良くしてやってね。
…。
いえ、お手柔らかに頼むわ…」
正妃はやはりユーリをエレンに任せるのは、
かなり危険な賭けかもしれないと今さら不安になり始めた。
「いやー。あとはお若い二人に任せるとして、
僕らはさっさとお仕事済ませちゃおうよ(σ≧▽≦)σ」
一方のウィルは平常運転で軽くそういうと、
不安気な正妃を引き連れて王宮の会議室に消えていった。
王宮の庭にセットされたテーブルにはお菓子や軽食が
沢山用意されていたが、
今回のお茶会はユーリの心の要塞をエレンが壊すことが目的なので、
侍女や衛兵は最低限しかおらず、
侍女が二人に紅茶を淹れてからは、
侍女も衛兵も二人から離れて遠巻きに控えているだけだった。
侍女や衛兵たちは正妃からなるべく二人の自由にさせるように言われていた。
今テーブルにはユーリとエレンの二人だけだった。
「こんにちは(°▽°)私はエレンというの(°▽°)よろしくね(°▽°)」
エレンは貴族らしくしなくていいと父親に言われたので、
いつもの調子で笑顔で軽く挨拶した。
「どうも…」
不機嫌をあらわにしたユーリはそういうと、そっぽを向いた。
エレンは思った。
「なんか辛気くさいやつだな(°▽°)」
エレンの頭と口はたまに、シンクロする。
その「たま」が今発生した。
つまりエレンは思ったことをそのまま口にだしてしまった。
「!??」
ユーリは最初空耳かと思った。
ユーリの頭には疑問符が沢山浮かんだ。
「やべ(°▽°)
あんまり辛気くさいからつい口にだしてしまった(°▽°)
いくら真実でも真実は時に人を傷つけるよね(°▽°)
ごめん(°▽°)ごめん(°▽°)」
エレンはまったくフォローになってないフォローをした。
そしてエレンなりにユーリを傷つけてしまったかもしれないことを素直に詫びた。
エレンはユーリよりちょっと年下ね。
エレン、私の息子のユーリよ。
仲良くしてやってね。
…。
いえ、お手柔らかに頼むわ…」
正妃はやはりユーリをエレンに任せるのは、
かなり危険な賭けかもしれないと今さら不安になり始めた。
「いやー。あとはお若い二人に任せるとして、
僕らはさっさとお仕事済ませちゃおうよ(σ≧▽≦)σ」
一方のウィルは平常運転で軽くそういうと、
不安気な正妃を引き連れて王宮の会議室に消えていった。
王宮の庭にセットされたテーブルにはお菓子や軽食が
沢山用意されていたが、
今回のお茶会はユーリの心の要塞をエレンが壊すことが目的なので、
侍女や衛兵は最低限しかおらず、
侍女が二人に紅茶を淹れてからは、
侍女も衛兵も二人から離れて遠巻きに控えているだけだった。
侍女や衛兵たちは正妃からなるべく二人の自由にさせるように言われていた。
今テーブルにはユーリとエレンの二人だけだった。
「こんにちは(°▽°)私はエレンというの(°▽°)よろしくね(°▽°)」
エレンは貴族らしくしなくていいと父親に言われたので、
いつもの調子で笑顔で軽く挨拶した。
「どうも…」
不機嫌をあらわにしたユーリはそういうと、そっぽを向いた。
エレンは思った。
「なんか辛気くさいやつだな(°▽°)」
エレンの頭と口はたまに、シンクロする。
その「たま」が今発生した。
つまりエレンは思ったことをそのまま口にだしてしまった。
「!??」
ユーリは最初空耳かと思った。
ユーリの頭には疑問符が沢山浮かんだ。
「やべ(°▽°)
あんまり辛気くさいからつい口にだしてしまった(°▽°)
いくら真実でも真実は時に人を傷つけるよね(°▽°)
ごめん(°▽°)ごめん(°▽°)」
エレンはまったくフォローになってないフォローをした。
そしてエレンなりにユーリを傷つけてしまったかもしれないことを素直に詫びた。
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