継母ができました。弟もできました。弟は父の子ではなくクズ国王の子らしいですが気にしないでください( ´_ゝ`)

第８章 継母と継子

第234話 殊勝な顔は嫌な予感しか与えない

「ひっ！！

お前、ルールーと一緒に仕事をするとき俺がどんなに陰湿ないじめにあってると思ってるんだ！！？

それにアンジュがテオドアール家にしばらく滞在するなんてルールーに言ってみろ！！

うちの国もこの国も滅びるぞ！？」







ベンジャミンが顔を真っ青にして叫んだ。

ルールーはアンジュ大好き人間なので、ルールーは大好きなアンジュと結婚したベンジャミンを心の底から全力で苦々しく思っている。

したがってルールーは嫌がらせという名のベンジャミンとの公務に積極的に日々勤しんでいるのだ。







「ベンジャミンはルールーに嫌われているからね( ´_ゝ`)

大丈夫！！

ルールーにベンジャミンが全部悪いって言っておくから( ´_ゝ`)

ベンジャミンがへたれだから、アンジュをこのままへたれのベンジャミンに任せておけないから、しばらくうちで保護するって言っておくから( ´_ゝ`)

滅びるのはグランデルだけだから安心して( ´_ゝ`)」






エレンはいい感じの笑顔でいいきった。






「全然安心できない！！

そもそもなんでアンジュがテオドアール家に滞在しないといけないんだ！！？」








「ベンジャミン、アンジュがめんどくさい性格なのはアンジュの味でもあるから、エレンはあのまんまのアンジュでもいいと思うんだけどね( ´_ゝ`)

アンジュは変わりたいんだって( ´_ゝ`)

でもグランデルにいると、ベンジャミンやらルールーやらバルバラのあねさんがよってたかってアンジュを甘やかしちゃうでしょ？( ´_ゝ`)？

だからしばらくうちで強化合宿？精神修行？すればすこしはアンジュもよくなるんじゃないかなって( ´_ゝ`)

ベンジャミン、エレンはエレンなりにアンジュのことを思って今回のことを思い付いたんだよ( ´_ゝ`)」






エレンは珍しく殊勝な顔をして爽やかにベンジャミンに言った。