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第8章 継母と継子
第202話 券
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「じゃあとりあえずこの辺でお開きということで( ´_ゝ`)」
町内の総会に顔を出したエレンはまきで総会を終わらせた。
「エレン様、おいそがしいところ申し訳ありませんでした!
おかげさまでなんとか無事総会を終えることができました!」
早々帰り支度をしているエレンに町長が笑顔で言って、ぺこぺこ頭を下げた。
「ほんとだよ( ´_ゝ`)
今日はリアナ様が来る日だから忙しいって言ったでしょ( ´_ゝ`)
リアナ様とエレンは今日が初対面な訳よ( ´_ゝ`)
色々気忙しいのよ( ´_ゝ`)」
「それはそれは。
リアナ様はどうでしたか?」
「うん( ´_ゝ`)
レオン様によく似てて綺麗な方だったよ(°▽°)
優しそうなひとだった(°▽°)
見ると減るから町長にはまだ見せないけど( ´_ゝ`)」
「ふふふ。
エレン様、リアナ様のことは皆によく言ってありますから。
リアナ様が不快な思いをされることなどないですよ。
リアナ様の体調を見ながらいずれ皆にお披露目していただければ。」
「ありがとう(°▽°)
まぁ、大丈夫だと思うけど(°▽°)
まぁ万が一変なこというやつがいたら町長も知らせてよ(°▽°)」
リアナについてはウィルが王宮に出入りしていたときに見初めたことになっていた。
ウィルは再婚だし、リアナは既に妊娠しているので結婚式等派手なことはしないと領内には伝えられていた。
ウィルは領民から尊敬されていたし、エレンは領民から愛されていたので、領民は皆ウィルとリアナの結婚を静かに祝福していた。
しかし変なことをいうやつはどこにでもいるのでエレンは警戒を怠らなかった。
「かしこまりました。
まぁ、この領内にウィル様やエレン様を敵に回すようなことを言う馬鹿はいないと思いますが。」
「まぁね!(°▽°)!
皆気のいいやつばかりだからね( ´_ゝ`)
でもまぁ用心に越したことはないからね( ´_ゝ`)
万が一変なこというやつがいたらもれなく『エレンに一週間つきまとわれる券』をプレゼントするから( ´_ゝ`)」
「ひぃ!!!!
それはそれは……………」
「まぁ、『つきまとう』のはめんどくさいから『つれまわす』ことになるだろうけど(°▽°)」
「ひぃ!!!!!!」
婦人会のお歴々から経費の徹底追求をされたときより青ざめた町長に『じゃあ、くれぐれもよろしくね』とニヤリと笑って言って、会所をあとにしたエレンであった。
町内の総会に顔を出したエレンはまきで総会を終わらせた。
「エレン様、おいそがしいところ申し訳ありませんでした!
おかげさまでなんとか無事総会を終えることができました!」
早々帰り支度をしているエレンに町長が笑顔で言って、ぺこぺこ頭を下げた。
「ほんとだよ( ´_ゝ`)
今日はリアナ様が来る日だから忙しいって言ったでしょ( ´_ゝ`)
リアナ様とエレンは今日が初対面な訳よ( ´_ゝ`)
色々気忙しいのよ( ´_ゝ`)」
「それはそれは。
リアナ様はどうでしたか?」
「うん( ´_ゝ`)
レオン様によく似てて綺麗な方だったよ(°▽°)
優しそうなひとだった(°▽°)
見ると減るから町長にはまだ見せないけど( ´_ゝ`)」
「ふふふ。
エレン様、リアナ様のことは皆によく言ってありますから。
リアナ様が不快な思いをされることなどないですよ。
リアナ様の体調を見ながらいずれ皆にお披露目していただければ。」
「ありがとう(°▽°)
まぁ、大丈夫だと思うけど(°▽°)
まぁ万が一変なこというやつがいたら町長も知らせてよ(°▽°)」
リアナについてはウィルが王宮に出入りしていたときに見初めたことになっていた。
ウィルは再婚だし、リアナは既に妊娠しているので結婚式等派手なことはしないと領内には伝えられていた。
ウィルは領民から尊敬されていたし、エレンは領民から愛されていたので、領民は皆ウィルとリアナの結婚を静かに祝福していた。
しかし変なことをいうやつはどこにでもいるのでエレンは警戒を怠らなかった。
「かしこまりました。
まぁ、この領内にウィル様やエレン様を敵に回すようなことを言う馬鹿はいないと思いますが。」
「まぁね!(°▽°)!
皆気のいいやつばかりだからね( ´_ゝ`)
でもまぁ用心に越したことはないからね( ´_ゝ`)
万が一変なこというやつがいたらもれなく『エレンに一週間つきまとわれる券』をプレゼントするから( ´_ゝ`)」
「ひぃ!!!!
それはそれは……………」
「まぁ、『つきまとう』のはめんどくさいから『つれまわす』ことになるだろうけど(°▽°)」
「ひぃ!!!!!!」
婦人会のお歴々から経費の徹底追求をされたときより青ざめた町長に『じゃあ、くれぐれもよろしくね』とニヤリと笑って言って、会所をあとにしたエレンであった。
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