継母ができました。弟もできました。弟は父の子ではなくクズ国王の子らしいですが気にしないでください( ´_ゝ`)

第８章 継母と継子

第198話 よいこ？

エレンはリアナにとりあえず部屋の真ん中にあるふかふかのソファーに座るように言って、自分はちょこんとリアナの隣に座った。








「エレン様、お心遣いありがとうございます。

こんな素敵なお部屋まで用意していただいて。」






リアナは清潔で落ち着いた雰囲気の部屋を見回してからエレンの方を見て言った。







「ふふ(°▽°)

レオン様にも色々聞いて、リアナ様に喜んでもらえるようにみんなで頑張ったんです(°▽°)」







エレンはニコニコしながら喜んでもらえたようでよかったとリアナに言った。







「レオンや父からの手紙にも色々書かれていました。

あの子、私の弟や父にも良くしてくださったようでありがとうございました。」









「いやいや(°▽°)

レオン様にはたくさん遊んでもらいました(°▽°)

うちの使用人たちのレオン様への信頼度はすごいですよ(°▽°)

レオン様もリアナ様に会いたがっていましたが、隣国の学校への入学の方が早かったから(°▽°)」









レオンはリアナがテオドアール家に来る前に隣国に留学していた。








「でも休みになったら必ず戻ってくるといってました(°▽°)

今から楽しみですね(°▽°)」







エレンがニコニコしながらいうとリアナもつられて笑った。

リアナはニコニコ笑って可愛らしいエレンを見て、






『私には可愛らしくて優しい良い子にしか見えないけど』





と思った。





レオンや父親から手紙でテオドアール家について、色々伝えられていたが、レオンも父親も、エレンについては






『とにかくいい子だがかなり変わっているのでうまく伝えられない。会えばわかる。』







という共通意見だった。







『ディアナ様もエレン様の話になると動揺していたけど………』






リアナはエレンの話以外では動揺した様子を見せたことのない正妃を思い浮かべ、リアナの隣でニコニコ笑っているエレンを見ながら首をかしげた。