56 / 83
4.Autumn.
空元気
しおりを挟む
そうこうしている間に日付は23日。
明日はもう、秋良と鷹城が来る日だ。
まだ抜け出せないベッドの中でぼんやり、秋良は今頃どうしているかと考えていると、メールを知らせる音が鳴り響いた。
メールは悠和からだった。
『今日の約束、忘れてないよね?』
─そうだ。今日は悠和に映画に誘われていたんだった。
ディスプレイ上部に表示されたデジタル時計を見て、勢いよく起き上がった。
待ち合わせの時間まで1時間を切っている。
映画の時間に合わせての待ち合わせ時間だ。
遅刻したらシャレにならない。
慌てて支度をすると蛍は家を飛び出した。
「悠和、ごめん!」
息を切らせて悠和に駆け寄ると、膝に手を当てて屈んだ。
「そんな急がなくても、連絡くれれば良いのに」
「いや⋯ っとにごめん⋯ 寝過ごした」
酸素を取り込みながらの謝罪に悠和は笑っていた。
「ありがとうね」
「⋯ うん?」
「俺の為にそんな必死になってくれて」
「え?」
だんだんと呼吸が整ってくると、驚く余裕も出てきた様だ。
「こうやって普通に話してくれるだけで十分だと思ってたのに⋯ 人間とは欲深いもので、それが叶ったらもっと上を求めてしまう。俺も例外じゃない。でも蛍はいつでも期待以上ものを俺にくれるから」
ふわっと笑ったその顔に気の迷いなど無かった。
悠和のその眼差しは、とても強いものに見えた。
しかし、そう感じてしまったら、なんだかいたたまれない気持ちになった。
「⋯ もらってるのは俺の方。本当、みんなには感謝してる」
こうやって都合が悪くなると解ってないフリして話を逸らす自分が嫌いだ。
悠和の顔を見れないまま、映画館へ行こうと歩きだした。
ロビーに立ち込めるバターやキャラメルの匂い。
定番のそれを買うかと尋ねられたが、密かに苦手なものだと丁重にお断りして、ドリンクだけ注文すると 受け取り席に着いた。
「悠和だけ食べても良かったのに?」
「雰囲気で食べてただけだから、そんなにこだわりは無いよ。これありがとう」
そう言ってドリンクのカップにストローを差しこんだ。
「⋯ うん」
自分の分にもストローを差したところで、場内がゆっくりと暗くなっていった。
物語は何百年か後の設定。
地球を守る為に結成された組織を中心に話は進んでいく。
彼らは迫り来る地球外生命体と勇敢に戦う。
─⋯ 男女が出てくる洋画って、結構なラブシーンあるんだよね。
うーん⋯ このタイミングではなかなかに気まずい。
まんまとそれに感化されたのか、悠和の手がそっと手の上に重なった。
─まぁそうなりますよね。
冷静に判断できている割に、早くなる鼓動に蛍は戸惑う。
暗闇も手伝ってか、顔が見えないだけ尚更だ。
こんな静かな映画館じゃ心臓の音が聞こえてしまいそうな程。
それは、戸惑いではなく、確信。
そう思った次の瞬間、重ねられた手はキュッと握られた。
その後の映画の内容は殆ど覚えていない。
この後、何と言って説明したら良いかがずっと、頭の中をぐるぐると駆け巡っていた。
突き放せない。
傷付けたくない。
けど、傷付きたくない。
本当に卑怯だ。
映画が終わっても、映画の話が出来るわけでもなく、何を言おうかと考えていると悠和から提案かあった。
起きてすぐ来たんならお腹空いているだろうと食事に誘われ、代替案も思いつかないことだしと素直に頷いた。
待ち合わせが15時だったのもあり、映画を見たらもう19時手前。
丁度ご飯時だ。
「ねぇ悠和って家どこ?」
「⋯ 蛍と同じ駅だよ」
その言葉に目を丸くした。
「えっ?本当に?気付かなかった」
「ずっと部活で帰り一緒になることもなかったし、蛍の家とは反対方向だからね」
「そっか⋯ もう少し近ければ中学も一緒だったのかも」
「⋯ うん」
何でもないような言葉が、誰かを傷付けるなんて思いもしなかった。
無神経だなんて、そんなつもり全く無かった。
悠和の微笑にそんな意味が詰まっていたなんて、この時は思いもしなかった。
最寄り駅に着くと、悠和は送って行くと言って歩き出す。
駆け寄って大丈夫だと断ったが、もう少し一緒にいたいからと言われてしまっては嫌とは言えない。
途中の公園で昼間のお礼と言って、コーヒーを買うとベンチに腰掛ける。
隣に座って少しの沈黙の後、悠和が口を開いた。
「蛍、その⋯ 彼女とはどう?って言うのも何か変だけど」
苦笑いをして俯く悠和を見ると、罪悪感が襲って来る。
「⋯⋯ 」
「こうやって⋯ 時間作ってくれるのも、だいぶ無理してるんじゃないかなと思って。俺は蛍の力になれるならなんでもするし、愚痴吐くでもなんでも、好きに使ってくれて良いから」
この人はどこまで真っ直ぐなのだろう。
人の為を思って自分が傷付いても構わないというのか。
「ごめん、悠和⋯ 本当のこと話すよ。黙っていてごめん、色々と」
「⋯ 蛍?」
思い詰めたような顔で言葉を押し出した蛍に、悠和は不思議そうに目をぱちぱちさせて首をかしげた。
ゆっくりと息を吐く。
「旅行で言った彼女の話⋯ ナツっていうんだけどね。俺はそれしか知らない。
思いが通じた日からナツとは連絡が取れなくなった⋯ その後の連絡は電話とメールを1~2回。たったそれだけ入れて、あとは自分が傷つきたくなくて、それ以上はしなかった。後退よりも現状維持を選んだんだ。
自分自身も日に日に忙しくなって、気持ちもだんだん紛れてきて⋯ ナツもただ忙しくて連絡出来ないだけだろうなんて思い始めていた。
卒業旅行の日⋯ 部屋でああ言ったのは別の事実をねじ曲げる為。それも結局自分を守る為にやった事。山口はそれに協力してくれただけなんだ。
ナツと連絡取れなかったのは⋯⋯ 彼女が亡くなっていたから。何もかもが遅かったんだ⋯ 」
あれから自分の口からナツの事を話すのは初めてだった。
思い詰める程辛くないのはあれだけ泣いたせいだろうか。
悠和は一瞬驚いた表情を見せると、顔を歪め蛍の体を抱き寄せた。
「ごめ⋯ 思い出させて⋯⋯ 」
悠和が背中を摩ると、一滴の涙が悠和の肩に落ちて吸い込まれていく。
悠和の優しさに、麻痺した心が少しだけ和らいだ気がした。
「蛍、辛い事あったら言って?なんの力にもならないかもしれないけど、いくらでも話聞くから」
抱きしめながら言う悠和に頷く事しか出来なかった。
こんなずるい人間に、どうしてみんな優しいのだろう。
答えは出ないまま、浮かんでは積もっていくばかりだった。
明日はもう、秋良と鷹城が来る日だ。
まだ抜け出せないベッドの中でぼんやり、秋良は今頃どうしているかと考えていると、メールを知らせる音が鳴り響いた。
メールは悠和からだった。
『今日の約束、忘れてないよね?』
─そうだ。今日は悠和に映画に誘われていたんだった。
ディスプレイ上部に表示されたデジタル時計を見て、勢いよく起き上がった。
待ち合わせの時間まで1時間を切っている。
映画の時間に合わせての待ち合わせ時間だ。
遅刻したらシャレにならない。
慌てて支度をすると蛍は家を飛び出した。
「悠和、ごめん!」
息を切らせて悠和に駆け寄ると、膝に手を当てて屈んだ。
「そんな急がなくても、連絡くれれば良いのに」
「いや⋯ っとにごめん⋯ 寝過ごした」
酸素を取り込みながらの謝罪に悠和は笑っていた。
「ありがとうね」
「⋯ うん?」
「俺の為にそんな必死になってくれて」
「え?」
だんだんと呼吸が整ってくると、驚く余裕も出てきた様だ。
「こうやって普通に話してくれるだけで十分だと思ってたのに⋯ 人間とは欲深いもので、それが叶ったらもっと上を求めてしまう。俺も例外じゃない。でも蛍はいつでも期待以上ものを俺にくれるから」
ふわっと笑ったその顔に気の迷いなど無かった。
悠和のその眼差しは、とても強いものに見えた。
しかし、そう感じてしまったら、なんだかいたたまれない気持ちになった。
「⋯ もらってるのは俺の方。本当、みんなには感謝してる」
こうやって都合が悪くなると解ってないフリして話を逸らす自分が嫌いだ。
悠和の顔を見れないまま、映画館へ行こうと歩きだした。
ロビーに立ち込めるバターやキャラメルの匂い。
定番のそれを買うかと尋ねられたが、密かに苦手なものだと丁重にお断りして、ドリンクだけ注文すると 受け取り席に着いた。
「悠和だけ食べても良かったのに?」
「雰囲気で食べてただけだから、そんなにこだわりは無いよ。これありがとう」
そう言ってドリンクのカップにストローを差しこんだ。
「⋯ うん」
自分の分にもストローを差したところで、場内がゆっくりと暗くなっていった。
物語は何百年か後の設定。
地球を守る為に結成された組織を中心に話は進んでいく。
彼らは迫り来る地球外生命体と勇敢に戦う。
─⋯ 男女が出てくる洋画って、結構なラブシーンあるんだよね。
うーん⋯ このタイミングではなかなかに気まずい。
まんまとそれに感化されたのか、悠和の手がそっと手の上に重なった。
─まぁそうなりますよね。
冷静に判断できている割に、早くなる鼓動に蛍は戸惑う。
暗闇も手伝ってか、顔が見えないだけ尚更だ。
こんな静かな映画館じゃ心臓の音が聞こえてしまいそうな程。
それは、戸惑いではなく、確信。
そう思った次の瞬間、重ねられた手はキュッと握られた。
その後の映画の内容は殆ど覚えていない。
この後、何と言って説明したら良いかがずっと、頭の中をぐるぐると駆け巡っていた。
突き放せない。
傷付けたくない。
けど、傷付きたくない。
本当に卑怯だ。
映画が終わっても、映画の話が出来るわけでもなく、何を言おうかと考えていると悠和から提案かあった。
起きてすぐ来たんならお腹空いているだろうと食事に誘われ、代替案も思いつかないことだしと素直に頷いた。
待ち合わせが15時だったのもあり、映画を見たらもう19時手前。
丁度ご飯時だ。
「ねぇ悠和って家どこ?」
「⋯ 蛍と同じ駅だよ」
その言葉に目を丸くした。
「えっ?本当に?気付かなかった」
「ずっと部活で帰り一緒になることもなかったし、蛍の家とは反対方向だからね」
「そっか⋯ もう少し近ければ中学も一緒だったのかも」
「⋯ うん」
何でもないような言葉が、誰かを傷付けるなんて思いもしなかった。
無神経だなんて、そんなつもり全く無かった。
悠和の微笑にそんな意味が詰まっていたなんて、この時は思いもしなかった。
最寄り駅に着くと、悠和は送って行くと言って歩き出す。
駆け寄って大丈夫だと断ったが、もう少し一緒にいたいからと言われてしまっては嫌とは言えない。
途中の公園で昼間のお礼と言って、コーヒーを買うとベンチに腰掛ける。
隣に座って少しの沈黙の後、悠和が口を開いた。
「蛍、その⋯ 彼女とはどう?って言うのも何か変だけど」
苦笑いをして俯く悠和を見ると、罪悪感が襲って来る。
「⋯⋯ 」
「こうやって⋯ 時間作ってくれるのも、だいぶ無理してるんじゃないかなと思って。俺は蛍の力になれるならなんでもするし、愚痴吐くでもなんでも、好きに使ってくれて良いから」
この人はどこまで真っ直ぐなのだろう。
人の為を思って自分が傷付いても構わないというのか。
「ごめん、悠和⋯ 本当のこと話すよ。黙っていてごめん、色々と」
「⋯ 蛍?」
思い詰めたような顔で言葉を押し出した蛍に、悠和は不思議そうに目をぱちぱちさせて首をかしげた。
ゆっくりと息を吐く。
「旅行で言った彼女の話⋯ ナツっていうんだけどね。俺はそれしか知らない。
思いが通じた日からナツとは連絡が取れなくなった⋯ その後の連絡は電話とメールを1~2回。たったそれだけ入れて、あとは自分が傷つきたくなくて、それ以上はしなかった。後退よりも現状維持を選んだんだ。
自分自身も日に日に忙しくなって、気持ちもだんだん紛れてきて⋯ ナツもただ忙しくて連絡出来ないだけだろうなんて思い始めていた。
卒業旅行の日⋯ 部屋でああ言ったのは別の事実をねじ曲げる為。それも結局自分を守る為にやった事。山口はそれに協力してくれただけなんだ。
ナツと連絡取れなかったのは⋯⋯ 彼女が亡くなっていたから。何もかもが遅かったんだ⋯ 」
あれから自分の口からナツの事を話すのは初めてだった。
思い詰める程辛くないのはあれだけ泣いたせいだろうか。
悠和は一瞬驚いた表情を見せると、顔を歪め蛍の体を抱き寄せた。
「ごめ⋯ 思い出させて⋯⋯ 」
悠和が背中を摩ると、一滴の涙が悠和の肩に落ちて吸い込まれていく。
悠和の優しさに、麻痺した心が少しだけ和らいだ気がした。
「蛍、辛い事あったら言って?なんの力にもならないかもしれないけど、いくらでも話聞くから」
抱きしめながら言う悠和に頷く事しか出来なかった。
こんなずるい人間に、どうしてみんな優しいのだろう。
答えは出ないまま、浮かんでは積もっていくばかりだった。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件
神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。
僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。
だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。
子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。
ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。
指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。
あれから10年近く。
ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。
だけど想いを隠すのは苦しくて――。
こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。
なのにどうして――。
『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』
えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)
王様の恋
うりぼう
BL
「惚れ薬は手に入るか?」
突然王に言われた一言。
王は惚れ薬を使ってでも手に入れたい人間がいるらしい。
ずっと王を見つめてきた幼馴染の側近と王の話。
※エセ王国
※エセファンタジー
※惚れ薬
※異世界トリップ表現が少しあります
この愛のすべて
高嗣水清太
BL
「妊娠しています」
そう言われた瞬間、冗談だろう?と思った。
俺はどこからどう見ても男だ。そりゃ恋人も男で、俺が受け身で、ヤることやってたけど。いきなり両性具有でした、なんて言われても困る。どうすればいいんだ――。
※この話は2014年にpixivで連載、2015年に再録発行した二次小説をオリジナルとして少し改稿してリメイクしたものになります。
両性具有や生理、妊娠、中絶等、描写はないもののそういった表現がある地雷が多い話になってます。少し生々しいと感じるかもしれません。加えて私は医学を学んだわけではありませんので、独学で調べはしましたが、両性具有者についての正しい知識は無いに等しいと思います。完全フィクションと捉えて下さいますよう、お願いします。
振られた腹いせに別の男と付き合ったらそいつに本気になってしまった話
雨宮里玖
BL
「好きな人が出来たから別れたい」と恋人の翔に突然言われてしまった諒平。
諒平は別れたくないと引き止めようとするが翔は諒平に最初で最後のキスをした後、去ってしまった。
実は翔には諒平に隠している事実があり——。
諒平(20)攻め。大学生。
翔(20) 受け。大学生。
慶介(21)翔と同じサークルの友人。
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
その部屋に残るのは、甘い香りだけ。
ロウバイ
BL
愛を思い出した攻めと愛を諦めた受けです。
同じ大学に通う、ひょんなことから言葉を交わすようになったハジメとシュウ。
仲はどんどん深まり、シュウからの告白を皮切りに同棲するほどにまで関係は進展するが、男女の恋愛とは違い明確な「ゴール」のない二人の関係は、失速していく。
一人家で二人の関係を見つめ悩み続けるシュウとは対照的に、ハジメは毎晩夜の街に出かけ二人の関係から目を背けてしまう…。
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる