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小学生時代
しおりを挟む【第1章】 小学生編
1、小学校のクラス
さてとなんか俺小学6年生に戻ったみたい
なんだが、どうしたもんだろう小学生は異世界時代を
合わせると70年以上も経ってるから、、クラスの皆
んなを憶えているかなぁ、かなり不安だよ。
今日は異世界時代のチート能力を完全にしまって
出さないようにしなくっちゃ。 どんな能力が有るか
分からんし、とにかく放課後になってからじっくり
調べて見るので能力完全封鎖だ。 まぁ普通にしてれ
ばバレる事ないだろう、なにしろ以前の俺は勉強は
あまり好きではなかったし運動もそれ程でもなかっ
た、でも野球は好きだったので下手なりに皆んなと
野球を楽しんでいた。 イケメンでもないし爽やか系
でもなし、おまけにやや引っ込み思案気味の男の子
で少し我が儘、だから女の子の友達は誰一人いなか
った。 まぁ勉強はできんし、挨拶も碌にしない、
おまけにイケメンでもなし、まあモテるはずがある
わけない。 「泣いてもいい……」
モテたいし女の子の友達絶対つくりたい、どう
すればいいだろうか? そうだとりあえず皆んな
に朝の挨拶だけでもしとこう、まずやれる事から
やって行こう。
えぇ~と確か6年6組塩田先生だったな。
あっ川野、高須、宮光おはよう、安田さん
加藤さん生島さんおはよう。 まぁ今日の所は
こんな所でいいだろう。
授業が始まって、算数や国語理科を受けて見た
けど完全に理解できた、まあ半世紀以上前だが
三流とは言え大学をでてるし当然と言えば当然か。
これなら当分の間授業は大丈夫だな……後は
語学·英語だな、以前の中学では真面目に勉強を
しなかった為英語が全然できなかった、サッパリ
だった……通信簿はいつも2だった。
勇者の全言語スキルが通じればいいんだけど
ね…後運動方面は絶対に力を出したら駄目だよな
今日だけは。 どれぐらいの能力が有るのかは
放課後家に帰ってからじっくりと調べて見れば
良いだろう!!
ともかく今日は皆んなの野球への誘いを断っ
て早く家に帰らなくては。
何処が良いかなぁ? そうだ松島公園が
有った、あそこにはオリーブの樹|《香川大学所有》
がたくさん(数100本有る)有るから外からは
余り見られないで済むはずだ、何のでどのくらい
能力が有るか一つ一つ調べて見よっと。
「ただいまおばあちゃん、松島公園までちょっと
遊びに行ってくる」
「和士ちゃん行くのはええけど早う帰ってこな
いけんよ」
「うん、分かった」
おお、やっぱり中へ潜り込んだら外がほとんど
見えないからまあ大丈夫だろう?
さてとどのくらい力が有るか一つずつ調べて
見ますか……
「まず腕力|《ウデチカラ》はっと、げっ……木
へし折ったよこんなの握力100どころか200
以上有るんじゃない…すげーな俺」
「それから走力は、とりあえずちょっとジャ
ンプしてみるか? うわ~1mどころか3m近く、
木の上を越えているじゃんすごいなぁ…」
「ジャンプであれだから、走るのも相当早い
んだろうなぁ、ひょっとして100m10秒台で
走れるかもしれんな。 これは絶対に知られたら
不味いな、一大事になるぞ」
ともかく運動能力は大体分かった、とんでもな
い事が。 勉強の方は昔取った杵柄でほぼ完全に
理解できる。
後は、便利な鑑定なんだけど調べたら使えたし
アイテムボックスもちゃんと使えたよ。 後
魔法系統の火、水、風も使える事が判明、もう
何でも有りだな! これは絶対に秘密にしとか
ないと駄目なやつだ!
語学、昔は超苦手(英語)だったけど今度は
勇者の全言語OKの能力が有るのでまぁ大丈夫
だと思うけど。 あっ、そうだ母親|《おかん》に
頼んで中学1年の教科書と辞書を取り寄せて貰
おう、その上で意味が理解できるかどうか確認
したい。 まぁスキルが有るから多分大丈夫だ
ろうと思う。 多分オカンにどしたんなと聞か
れるだろうから、授業中に中学になったら英語
の授業が有るからできるんだったら勉強した
方が良いよと言われたけん。
とその日の晩御飯の時におねだりをした
「ふ~んそうなん、、和士が自分から勉強した
いなんて雪でも降るんかしら! ふふ…まぁ
中学になったら英語の勉強はしなといかんから
教科書が有るかどうか聞いたげる」
まあこれで大体能力は把握した後は俺自身の
問題かな!!
なにしろ昨日まで勉強駄目、スポーツも駄目
おまけにイケメンでもないし。
ともかく以前の俺のイメージを払拭したい。
どうしたもんかね、直ぐにはどうせ無理だ
ろうから挨拶だけでもしてたらそのうちに女の
子と話せる様になるんじゃない、なれば良いよ
なあ~ほんと!
数日後
「和士、ちょっといい」
何オカン、なんかよう
「この間、英語の教科書と辞書が欲しいと
言ってたでしょう」
ああ、中学になると英語の勉強せなあかん
から今のうちからちょっとずつ英語の本を
読んとけばええかなあと思って。
「そうね勉強すると言う気持ちが良いは、
それでね本屋さんから中学1年の教科書が有
るから、どうかって? だから、もらって
来たわよ、ハイ」
ありがとうこの教科書を見ながらちょっと
ずつ勉強して見るよ、分からん時は前の十河
さんのお姉ちゃんに教えて貰うよ。
ふ~ん、この中1の教科書ザ·サンか
捲ったページ全部読めるし意味も理解できる、
苦手だった英語も全然問題なし。
1度外人さんに話し掛けて身ょっと。
「お~い、石田この間体育の時間に50m
走したろ、結果は石田が全学年1位でな陸上
部の山田先生からは10月の市小学生陸上
競技会に100mの選手として出て欲しい
オファーが来てるぞ!!」
「石田、出来たら出場してくれんかな、
最近うちの学校|《花園小学校》成績が大変
悪いんで是非と頼まれてな」
「それでな週1回金曜日の放課後練習だか
ら何とか頼むは?」
はぁ週1回金曜日の放課後と言う事ですね
分かりました、参加します。
しまったな、みんなに合わせて普通に走っ
ただけなんだが!!
まぁ何となく皆んなより少しだけ速く走る
ようにすればいいか、まあ12秒台でいい
だろう、さすれば決勝には残れるだろう。
と言う事でなんと市小学生新記録で優勝
しちまったの、う~んなんか失敗しちまった
なあ、どうしょう!!目立たないようにする
つもりだったのに!!
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