26 / 27
三章
あずみ 4
しおりを挟む
「龍臣君、俺見てられないよ。こんなあずみさん……」
ずっと今まで様子を見ていた修也が辛そうに顔をそむけた。部屋であずみは食事もとらず、泣いてばかりで憔悴していた。
龍臣もそんなあずみの姿は見たくなかった。しかし、どうしても目をそむけることが出来なかったのだ。
そして、閉じ込められてから三日がたった満月の日。
あずみの父親が部屋にやってきたのだ。
「あずみ、三彦はここを辞めたよ」
「え……」
突然の話にあずみは呆然として言葉をなくしている。
「使用人風情にたぶらかされおって。三彦には退職金をたくさん渡して、二度とこの町に近寄らないよう約束してもらった。あいつは幼い弟がいたからね、金を受け取ったよ。所詮、お前より金を選んだんだ。もうとっくにこの町にはいない。戻ってきたら、容赦しないと伝えてある。だからいくら待ってもあの男はここには来ないよ。お前は約束通り大沼様と結婚するんだ」
「嫌ぁ!!」
あずみは部屋を飛び出していく。部屋の窓から庭で取り押さえられているあずみの姿が見えた。髪を振り乱し、泣き叫んでいる。
父親はそれを静かに窓から見つめていた。
「あなた、これで良かったの?」
母親が入ってきてそう尋ねる。母親は娘の姿に涙を流していた。
「使用人との恋が許されるわけない。身分違いにもほどがある。これでいいんだ」
父親は冷酷にもそう告げて部屋を出て行った。
「そんな……、脅しじゃないか」
修也が苦しそうに呟いた。
龍臣達が生きる現代では考え付かない話だが、あずみの生きていた頃は違う。それほどまでにあずみは裕福で、身分さがあったということだった。
三彦はあずみをとても好きでいた。しかし、彼には幼い弟や家族がいたんだ。きっと彼が養っていた。
あずみと逃げることは簡単だ。彼だってそうしたかっただろう。しかし、それをしたら? 幼い弟や家族はどうなる? どんな目に合う?
それがわからない程、三彦は馬鹿ではなかったということだろう。
一週間後――――。
あずみはお見合い相手だという大沼と結納を交わした。
綺麗な着物に、化粧をして見繕ってはいるがその姿は見ていて痛々しいほどに痩せて顔色も悪かった。目は虚ろで、破棄もない。
精神を病んでいるのは一目瞭然だった。
その日の夜。
あずみは赤い袴にリボンで髪を一つに縛って、屋敷の裏へ向かった。そして――――。
その小屋の中で自ら命を絶ったのだった。
「どうして……」
修也は農薬を飲んで絶命しているあずみに駆け寄って泣いた。
あぁ、やはり。
龍臣はそう思った。
なんとなくこうなるだろうということは予想が出来ていた。あずみは記憶堂で、お婆さんの話を聞いてから全てを思い出していたんだ。
そして、再び悲しみに襲われていた。
それがこの場面だったんだ。だから龍臣達はここへ飛んできてしまったのだろう。
あずみは幸せになれなかった。
その事実が辛くて仕方がない。
「あずみ……。いるんだろう? あずみ……」
龍臣がボソッと呟いた。
「え? 何を言っているの、龍臣君」
「あずみ、いるんだろう。出て来いよ」
龍臣は声を張り上げて周りを見渡した。
すると、物陰から赤い袴姿で髪を下ろした女性が現れる。
「あずみさん……?」
修也は死んで倒れているあずみと、物陰から出て来たあずみを見比べていた。
物陰から出てきたあずみは、龍臣達がよく知る幽霊の方のあずみだ。
「あずみ、ここまでずっと近くで一緒に見ていたんだろう? 自分が死ぬまでをどうして俺たちに見せたんだ?」
そう尋ねると、あずみはやっと顔を上げた。
記憶堂で見た様な、気が触れた顔ではなくいつものあずみの顔だった。
「龍臣は気が付いていたのね。……どうしてだろう。ここは私の記憶の中だけど記憶の本から導き出されてきたわけじゃないから、後悔しているもう一つの選択肢なんて現れないのに。でももう全部思い出したのよ」
あずみは自分の亡骸を静かに見つめている。
「私が死んだあと、気が付いたら記憶堂に住み着いていた。そして龍臣に出会った。どうして龍臣にこんなに執着するんだろうと思っていたけど、三彦さんに瓜二つなのね。龍臣は三彦さんの血筋の人間なのかしら」
表情を変えることなく、ただ不思議そうに首を傾げる。
修也はそんなあずみを見て青ざめていた。
そこにいるあずみは、いつものような明るい表情なんて一切なくて、ただ無表情で感情が見えない。
初めて幽霊としてのあずみに対して恐怖を感じていた。
このあずみは怖い、そう本能的に感じていたのだ。
しかし、目の前にいる龍臣はそんなことを感じないのか、怖がる様子も臆する様子もなく淡々と接している。
「三彦さんの血筋かどうかはわからない。ただ、あずみは僕にどうしてほいいんだ? 僕はたまたまあずみの記憶の世界に引きずり込まれたのか?」
龍臣がそう聞くと、あずみは小さく「ふふっ」と笑った。
どこか恥ずかしそうな表情で、修也はゾクッとする。
「あのね、私、死んだ後に彼の姿を探して、しばらくは幽霊のまま彼の近くにいたの。屋敷からかなり遠い、知らない街で弟と暮らしていた。隙あれば一緒に連れて行こうと思って」
あずみは悪戯に失敗した子どものようにテヘッと笑う。
「でもね、どうしても上手くいかなくて。彼は私の死を知らずに、弟を大切に守りながら生きていた。だからなのかな、彼を連れていけなかったの」
「それで……?」
龍臣はあずみの言葉を落ち着いて聞いている。まるでこれから発せられる台詞がわかっているかのようだ。
あずみは龍臣の促しに満足そうに微笑んだ。
「彼が連れていけないなら、彼に似たあなたでもいいかなって」
「何を……言っているんだ?」
あずみの言葉にそう返したのは修也だった。
当の龍臣は言われることが予想着いていたのか、表情変えることなく落ち着いている。
修也は明らかに動揺した。
「あずみさん、自分が何を言っているか分かっているの? 龍臣君でも良いって……、龍臣君を連れて行こうということ? そんなこと許されるはずないじゃないか!」
そう叫ぶが、あずみは取り合おうとしない。
「ねぇ、龍臣。私には龍臣が必要なの。私を悲しみの底から引き揚げてくれたのはあなたしかいない。あなたが好きよ。とても好き。だから一緒に行こう?」
「……そう言うと思った」
龍臣は予想していたようで、苦笑した。
修也にとっては奇妙なやり取りにしか見えない。ますます焦った。
「龍臣君、あずみさんの言うことを聞いちゃダメだ! 連れて行くってどういう意味か分かっているの?」
修也の叫びにチラッと目を向けて頷く。
「どうして落ち着いていられるんだ。可笑しいよ、こんなの」
「龍臣、一緒に行ってくれる? 龍臣も私が好きでしょう? 今度は幽霊と人間じゃなく、お互い同じ立場で愛し合えるのよ。幸せなことよね」
あずみは嬉しそうに微笑んで、龍臣の腕に触れた。
いつものように、触れられている感覚ではなく生身で感じるような明確な感触だ。
龍臣は穏やかにあずみを見つめている。どこか慈愛に満ちているようにも見えた。
「だめだ! 龍臣君、行っちゃいけない!」
「うるさい! 修ちゃんは黙っていて!」
あずみにそう怒鳴られ、空気がビリッと震える。
「修ちゃんに何がわかるの? 愛しているって言ってくれたのに、彼は私を捨てて行ったの! 一緒に逃げてくれなかった。絶望した私の気持ちなんてわからないでしょう!? やっと龍臣なら連れていけるって、そう思った。だから邪魔しないで!」
あずみの迫力に修也は圧倒される。
あずみは本気だった。本気で龍臣を連れて行こうとしている。
修也は縋るように龍臣を見つめた。
あずみの周りが眩く明るくひかり、空間が歪み始めた。周囲の明るさに反して、その奥は暗く先が見えなくて深い。
修也は青ざめた。まるでそこは地獄の入口だ。
ここに吸い込まれたら、龍臣は死んでしまう。
あずみにはもう話が通じない。修也は今度は龍臣をしっかりと見つめた。
「龍臣君、行かないで。お願いだから、あずみさんに着いていくのは辞めて」
「修也……」
「頼むよ。行かないでくれ。行ったら龍臣君は死んでしまうんだよ」
それに龍臣は冷静に頷く。
「そうだな。でもあずみはずっと一人で待っていた。その気持ちを救ってあげたいと思うんだ」
そう言われるが、修也は激しく首を横に振った。
「龍臣君が行ってどうなるんだよ。所詮は身代わりなんだ」
「身代わりでも良い気がしてきた……」
そう呟くと、修也は激しく首を振る。
「ねぇ、じゃぁ俺は? 俺のことは置いていくの? 両親に置いて行かれた俺を今度は龍臣君が俺を置いていくの?」
「え……」
「龍臣君は俺の大切な兄貴のような存在なんだよ。龍臣君が行ってしまったら、俺はひとりになる。俺を見捨てないでくれ!」
修也は自分でも何を言っているか途中からわからなくなった。それでも龍臣を引き止めなくては、という思いで必死だった。
修也の必死の訴えに、龍臣はハッとした顔になる。
明らかに動揺し始めた。
「龍臣君、行かないで!」
ずっと今まで様子を見ていた修也が辛そうに顔をそむけた。部屋であずみは食事もとらず、泣いてばかりで憔悴していた。
龍臣もそんなあずみの姿は見たくなかった。しかし、どうしても目をそむけることが出来なかったのだ。
そして、閉じ込められてから三日がたった満月の日。
あずみの父親が部屋にやってきたのだ。
「あずみ、三彦はここを辞めたよ」
「え……」
突然の話にあずみは呆然として言葉をなくしている。
「使用人風情にたぶらかされおって。三彦には退職金をたくさん渡して、二度とこの町に近寄らないよう約束してもらった。あいつは幼い弟がいたからね、金を受け取ったよ。所詮、お前より金を選んだんだ。もうとっくにこの町にはいない。戻ってきたら、容赦しないと伝えてある。だからいくら待ってもあの男はここには来ないよ。お前は約束通り大沼様と結婚するんだ」
「嫌ぁ!!」
あずみは部屋を飛び出していく。部屋の窓から庭で取り押さえられているあずみの姿が見えた。髪を振り乱し、泣き叫んでいる。
父親はそれを静かに窓から見つめていた。
「あなた、これで良かったの?」
母親が入ってきてそう尋ねる。母親は娘の姿に涙を流していた。
「使用人との恋が許されるわけない。身分違いにもほどがある。これでいいんだ」
父親は冷酷にもそう告げて部屋を出て行った。
「そんな……、脅しじゃないか」
修也が苦しそうに呟いた。
龍臣達が生きる現代では考え付かない話だが、あずみの生きていた頃は違う。それほどまでにあずみは裕福で、身分さがあったということだった。
三彦はあずみをとても好きでいた。しかし、彼には幼い弟や家族がいたんだ。きっと彼が養っていた。
あずみと逃げることは簡単だ。彼だってそうしたかっただろう。しかし、それをしたら? 幼い弟や家族はどうなる? どんな目に合う?
それがわからない程、三彦は馬鹿ではなかったということだろう。
一週間後――――。
あずみはお見合い相手だという大沼と結納を交わした。
綺麗な着物に、化粧をして見繕ってはいるがその姿は見ていて痛々しいほどに痩せて顔色も悪かった。目は虚ろで、破棄もない。
精神を病んでいるのは一目瞭然だった。
その日の夜。
あずみは赤い袴にリボンで髪を一つに縛って、屋敷の裏へ向かった。そして――――。
その小屋の中で自ら命を絶ったのだった。
「どうして……」
修也は農薬を飲んで絶命しているあずみに駆け寄って泣いた。
あぁ、やはり。
龍臣はそう思った。
なんとなくこうなるだろうということは予想が出来ていた。あずみは記憶堂で、お婆さんの話を聞いてから全てを思い出していたんだ。
そして、再び悲しみに襲われていた。
それがこの場面だったんだ。だから龍臣達はここへ飛んできてしまったのだろう。
あずみは幸せになれなかった。
その事実が辛くて仕方がない。
「あずみ……。いるんだろう? あずみ……」
龍臣がボソッと呟いた。
「え? 何を言っているの、龍臣君」
「あずみ、いるんだろう。出て来いよ」
龍臣は声を張り上げて周りを見渡した。
すると、物陰から赤い袴姿で髪を下ろした女性が現れる。
「あずみさん……?」
修也は死んで倒れているあずみと、物陰から出て来たあずみを見比べていた。
物陰から出てきたあずみは、龍臣達がよく知る幽霊の方のあずみだ。
「あずみ、ここまでずっと近くで一緒に見ていたんだろう? 自分が死ぬまでをどうして俺たちに見せたんだ?」
そう尋ねると、あずみはやっと顔を上げた。
記憶堂で見た様な、気が触れた顔ではなくいつものあずみの顔だった。
「龍臣は気が付いていたのね。……どうしてだろう。ここは私の記憶の中だけど記憶の本から導き出されてきたわけじゃないから、後悔しているもう一つの選択肢なんて現れないのに。でももう全部思い出したのよ」
あずみは自分の亡骸を静かに見つめている。
「私が死んだあと、気が付いたら記憶堂に住み着いていた。そして龍臣に出会った。どうして龍臣にこんなに執着するんだろうと思っていたけど、三彦さんに瓜二つなのね。龍臣は三彦さんの血筋の人間なのかしら」
表情を変えることなく、ただ不思議そうに首を傾げる。
修也はそんなあずみを見て青ざめていた。
そこにいるあずみは、いつものような明るい表情なんて一切なくて、ただ無表情で感情が見えない。
初めて幽霊としてのあずみに対して恐怖を感じていた。
このあずみは怖い、そう本能的に感じていたのだ。
しかし、目の前にいる龍臣はそんなことを感じないのか、怖がる様子も臆する様子もなく淡々と接している。
「三彦さんの血筋かどうかはわからない。ただ、あずみは僕にどうしてほいいんだ? 僕はたまたまあずみの記憶の世界に引きずり込まれたのか?」
龍臣がそう聞くと、あずみは小さく「ふふっ」と笑った。
どこか恥ずかしそうな表情で、修也はゾクッとする。
「あのね、私、死んだ後に彼の姿を探して、しばらくは幽霊のまま彼の近くにいたの。屋敷からかなり遠い、知らない街で弟と暮らしていた。隙あれば一緒に連れて行こうと思って」
あずみは悪戯に失敗した子どものようにテヘッと笑う。
「でもね、どうしても上手くいかなくて。彼は私の死を知らずに、弟を大切に守りながら生きていた。だからなのかな、彼を連れていけなかったの」
「それで……?」
龍臣はあずみの言葉を落ち着いて聞いている。まるでこれから発せられる台詞がわかっているかのようだ。
あずみは龍臣の促しに満足そうに微笑んだ。
「彼が連れていけないなら、彼に似たあなたでもいいかなって」
「何を……言っているんだ?」
あずみの言葉にそう返したのは修也だった。
当の龍臣は言われることが予想着いていたのか、表情変えることなく落ち着いている。
修也は明らかに動揺した。
「あずみさん、自分が何を言っているか分かっているの? 龍臣君でも良いって……、龍臣君を連れて行こうということ? そんなこと許されるはずないじゃないか!」
そう叫ぶが、あずみは取り合おうとしない。
「ねぇ、龍臣。私には龍臣が必要なの。私を悲しみの底から引き揚げてくれたのはあなたしかいない。あなたが好きよ。とても好き。だから一緒に行こう?」
「……そう言うと思った」
龍臣は予想していたようで、苦笑した。
修也にとっては奇妙なやり取りにしか見えない。ますます焦った。
「龍臣君、あずみさんの言うことを聞いちゃダメだ! 連れて行くってどういう意味か分かっているの?」
修也の叫びにチラッと目を向けて頷く。
「どうして落ち着いていられるんだ。可笑しいよ、こんなの」
「龍臣、一緒に行ってくれる? 龍臣も私が好きでしょう? 今度は幽霊と人間じゃなく、お互い同じ立場で愛し合えるのよ。幸せなことよね」
あずみは嬉しそうに微笑んで、龍臣の腕に触れた。
いつものように、触れられている感覚ではなく生身で感じるような明確な感触だ。
龍臣は穏やかにあずみを見つめている。どこか慈愛に満ちているようにも見えた。
「だめだ! 龍臣君、行っちゃいけない!」
「うるさい! 修ちゃんは黙っていて!」
あずみにそう怒鳴られ、空気がビリッと震える。
「修ちゃんに何がわかるの? 愛しているって言ってくれたのに、彼は私を捨てて行ったの! 一緒に逃げてくれなかった。絶望した私の気持ちなんてわからないでしょう!? やっと龍臣なら連れていけるって、そう思った。だから邪魔しないで!」
あずみの迫力に修也は圧倒される。
あずみは本気だった。本気で龍臣を連れて行こうとしている。
修也は縋るように龍臣を見つめた。
あずみの周りが眩く明るくひかり、空間が歪み始めた。周囲の明るさに反して、その奥は暗く先が見えなくて深い。
修也は青ざめた。まるでそこは地獄の入口だ。
ここに吸い込まれたら、龍臣は死んでしまう。
あずみにはもう話が通じない。修也は今度は龍臣をしっかりと見つめた。
「龍臣君、行かないで。お願いだから、あずみさんに着いていくのは辞めて」
「修也……」
「頼むよ。行かないでくれ。行ったら龍臣君は死んでしまうんだよ」
それに龍臣は冷静に頷く。
「そうだな。でもあずみはずっと一人で待っていた。その気持ちを救ってあげたいと思うんだ」
そう言われるが、修也は激しく首を横に振った。
「龍臣君が行ってどうなるんだよ。所詮は身代わりなんだ」
「身代わりでも良い気がしてきた……」
そう呟くと、修也は激しく首を振る。
「ねぇ、じゃぁ俺は? 俺のことは置いていくの? 両親に置いて行かれた俺を今度は龍臣君が俺を置いていくの?」
「え……」
「龍臣君は俺の大切な兄貴のような存在なんだよ。龍臣君が行ってしまったら、俺はひとりになる。俺を見捨てないでくれ!」
修也は自分でも何を言っているか途中からわからなくなった。それでも龍臣を引き止めなくては、という思いで必死だった。
修也の必死の訴えに、龍臣はハッとした顔になる。
明らかに動揺し始めた。
「龍臣君、行かないで!」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています
心の落とし物
緋色刹那
ライト文芸
・完結済み(2024/10/12)。また書きたくなったら、番外編として投稿するかも
・第4回、第5回ライト文芸大賞にて奨励賞をいただきました!!✌︎('ω'✌︎ )✌︎('ω'✌︎ )
〈本作の楽しみ方〉
本作は読む喫茶店です。順に読んでもいいし、興味を持ったタイトルや季節から読んでもオッケーです。
知らない人、知らない設定が出てきて不安になるかもしれませんが、喫茶店の常連さんのようなものなので、雰囲気を楽しんでください(一応説明↓)。
〈あらすじ〉
〈心の落とし物〉はありませんか?
どこかに失くした物、ずっと探している人、過去の後悔、忘れていた夢。
あなたは忘れているつもりでも、心があなたの代わりに探し続けているかもしれません……。
喫茶店LAMP(ランプ)の店長、添野由良(そえのゆら)は、人の未練が具現化した幻〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉と、それを探す生き霊〈探し人(さがしびと)〉に気づきやすい体質。
ある夏の日、由良は店の前を何度も通る男性に目を止め、声をかける。男性は数年前に移転した古本屋を探していて……。
懐かしくも切ない、過去の未練に魅せられる。
〈主人公と作中用語〉
・添野由良(そえのゆら)
洋燈町にある喫茶店LAMP(ランプ)の店長。〈心の落とし物〉や〈探し人〉に気づきやすい体質。
・〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉
人の未練が具現化した幻。あるいは、未練そのもの。
・〈探し人(さがしびと)〉
〈心の落とし物〉を探す生き霊で、落とし主。当人に代わって、〈心の落とし物〉を探している。
・〈未練溜まり(みれんだまり)〉
忘れられた〈心の落とし物〉が行き着く場所。
・〈分け御霊(わけみたま)〉
生者の後悔や未練が物に宿り、具現化した者。込められた念が強ければ強いほど、人のように自由意志を持つ。いわゆる付喪神に近い。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり

10年間の結婚生活を忘れました ~ドーラとレクス~
緑谷めい
恋愛
ドーラは金で買われたも同然の妻だった――
レクスとの結婚が決まった際「ドーラ、すまない。本当にすまない。不甲斐ない父を許せとは言わん。だが、我が家を助けると思ってゼーマン伯爵家に嫁いでくれ。頼む。この通りだ」と自分に頭を下げた実父の姿を見て、ドーラは自分の人生を諦めた。齢17歳にしてだ。
※ 全10話完結予定

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

人生を共にしてほしい、そう言った最愛の人は不倫をしました。
松茸
恋愛
どうか僕と人生を共にしてほしい。
そう言われてのぼせ上った私は、侯爵令息の彼との結婚に踏み切る。
しかし結婚して一年、彼は私を愛さず、別の女性と不倫をした。
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

【完】まさかの婚約破棄はあなたの心の声が聞こえたから
えとう蜜夏☆コミカライズ中
恋愛
伯爵令嬢のマーシャはある日不思議なネックレスを手に入れた。それは相手の心が聞こえるという品で、そんなことを信じるつもりは無かった。それに相手とは家同士の婚約だけどお互いに仲も良く、上手くいっていると思っていたつもりだったのに……。よくある婚約破棄のお話です。
※他サイトに自立も掲載しております
21.5.25ホットランキング入りありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる