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【最終章 地炎激突】
避難所での出来事② リューグ視点
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「おにーさん、お腹空いてるの? はいっ! これ食べて!」
そう言って少女は俺の目の前に、赤色の果実を差し出した。
「――え? あ、いや……」
予想外の事態に、思考が止まってしまう。なんだ? 食べ物を……俺に? なんの意図があるんだ?
「あ、そっか! おにーさん手が使えないんだっけ。はい、あーん!」
そう言いながら少女は手に持った果実を、ぐいぐいと俺の口元へと押し付けてくる。なんだなんだ!? 毒か!? 毒が入っているんだな!?
「あーん!」
少女の屈託もない笑顔からは、悪意などは感じられなかった。
と言うか結構大きい声で喋るものだから、周りの連中は俺に近付いてるのは気が付いているはずなんだが、誰一人とも少女の行為を止めようとはしていない。
こいつがどうなってもいいのか……?
「ほら、あーん!」
「おい、わかったから押し付けるな」
少女は執拗にぐりぐりと果実を俺の口元に押し付ける。根負けした俺は、仕方なくその果実にかぶりつく。
シャリっとした歯触りと、濃い甘味。今まで食べたことがないようなものだった。
「――! うまい……!」
「えへへー! そうでしょー! この果物、カノンの家で育てたんだよ!」
しばらくぶりに物を口にしたからか、咀嚼し飲み込んだ果実の甘味は、全身に染み渡るような錯覚さえ覚える。それに心なしか魔力も回復しているようだ。
いや……微量ではあるが、空になったはずの魔力が確かに戻っている。ただの果実にそんな効果があるのか……?
そのまま果実を貪り、丸々一つを平らげる。
あまりにもの美味さに、つい全部食べきってしまった。
「――全部食っちまってから言うのもなんだが、何で俺に食べ物を?」
俺はこの少女の行動理由がどうしても理解できず、こんな年端もいかないような子供相手に真剣に質問してしまった。
「え? だっておにーさんお腹すいてるんでしょ? お腹がすいてるとね、しょぼーんってなっちゃうからね。そうゆーときは、ご飯を食べるといいんだよ?」
「俺は……魔族なんだぞ? 敵なんだ」
「うん、アースお兄ちゃんと同じなんだよね? でも、まぞくだとなにか悪いの?」
「――っ」
なんてことはない、ただただ純粋な好意からの行動だった。そして俺を魔族だと知っていた上で、食べ物を渡したのだと言う。
事態を飲み込めないまま顔を上げると、この少女の両親と思われる夫婦と目が合った。
少々心配そうな面持ちであったが、我が子の行動を咎めるでもなく、ただ見守っていたのだ。
「――おい、なんでこの子供を止めなかったんだ」
子供は善悪の区別がつかないところがある。この少女もそのあたりの判断ができなかったのだろうと思えば納得はできる。
赤の他人だったらこの子供を放っておくのもまだわかる。しかし実の両親が近くにいるというのに、何もしないのは明らかにおかしい。俺は少女の両親の真意を探るべく質問を投げ掛ける。
「何故……ですか。そうですね。普通なら魔族に近付こうとする我が子を叱るのが親の責務なのでしょうね」
答えたのは母親だった。
そう、この女の言う通りだ。普通の人間族ならこんな愚行をしでかす子供なぞ、殴ってでも止めるだろう。
でもそうはしなかった。何故だ?
すると母親は立ち上がり、ゆっくりと子供へと近付いていく。
「確かに私は全ての魔族は悪だと教えられて育ちました。でも、魔族だって人間族と同じで、良い人も悪い人もいる。その事を恥ずかしながら今頃になって知ったのです。……だから、この子にはそんな偏見を持って欲しくない。自分で見たもの、感じたありのままの世界を糧として成長して欲しいと思っているのです」
そう言って母親は、優しく子供の頭を撫でる。
子供の方は母親の言っていることなど半分も理解していないだろうが、撫でられたのが嬉しかったのか、「えへへー」と蕩けた顔で笑っている。
何なんだこいつらは……! この親子だけじゃない。全員が同じ考えだと言わんばかりに、優しげな視線で子供のことを見守っているじゃないか。
俺が教えられたのは、人間族は俺達魔族を人だとは思っていないということ。実際に魔物同然の扱いをして、魔族を滅ぼすのが義務だと思ってるような奴と戦場でまみえたことがある。
それは間違いだったのか? 命令とはいえ、俺は本気でこんな純粋無垢な子供を手にかけようと、そう思っていたのか?
ある種の固定概念に囚われていた俺は、改めてこの戦いについて自問自答するも、答えは出ないままでいた。
ズドン! と、今までで一番の衝撃がこの施設を襲った。おそらくは直上で爆発があったのだろう。
小さな悲鳴が上がり、混乱が場を支配する。
「ちょちょ、ヤバいッスよこれ……! こんなのが何回も続いたんじゃ、この場所は……!」
「くっ、騎士団は各所の被害状況を確認してくれ!」
領主と騎士の連中は、被害の確認のため散り散りになったいった。
さっきの少女は、母親に抱かれながらも不安そうな面持ちで、で怯えていることが見て取れる。
そして、僅な間をおいて二度目の直撃。
さすがに耐えきれなかったのだろう、天井の一部が崩落する。そして、俺の近くにあった太い支柱が歪み、傾いている。
しかしその傾きから、自分の方には倒れないだろうと予想できたが、柱が倒れるであろう位置を見て、なぜか背筋が凍りいた。
そう、その位置にはさっきの親子がいたのだ。
「エリザっ! カノンっ!」
父親と思わしき男が名前を呼び、こちらへと駆け寄ってはいるが、間に合わないだろう。母親と子供も、足がすくんで回避しきれなそうだ。
そう判断した瞬間、俺は無意識のうちに行動していた。僅かに回復した魔力、その全てをを使って。
「ぐっ……! おおおおおっ!」
すんでのところで親子と鉄柱の間に体を差し込む。手を使うことが出来ないので、俺は体全体を使って鉄柱を支えるしかない。
倒れ込む鉄柱には既にある程度勢いが付いていたので、重い打撃を無防備で受けたのと同じようなものだった。
頭を打ち付けたせいで頭部から出血し、視界の半分を赤く染められるが、さっきの親子の無事は確認できた。
「あぐっ……! ――おい! そう長くは支えられない……早く逃げろ!」
「はっ、はい!」
そう言うと母親は子供を抱きかかえ、安全な場所へと移動する。
……ふっ、俺は何をやっているんだろうな。こんなことが知れたら、魔王国へ帰ったとき笑い者にされるだろうな。
いや、それで済むならまだマシか。最悪死罪だろうな。
意識が朦朧としてきた。もう鉄柱を支え続ける力も、この状況から逃れられるだけの力も残っていない。後は鉄柱に潰されて死ぬだけ……か。まぁ、笑い者にならないだけよかったのかもな。
「ゴラウン隊長……お役に立てず、すみませんでした」
なんでこんなことをしたんだろうな。それは自分でもわかってない。まあ……貰った果実の礼だとでも考えればいいか。
「まぞくのおにーさんっ!」
少女の声が俺に届いた。よかった、無事だったんだな。
――借りは……返したからな。
少女の無事を確認した瞬間、全身の力が抜けて、ふっと目の前が真っ暗になり意識が落ちる瞬間を感じた。
そう言って少女は俺の目の前に、赤色の果実を差し出した。
「――え? あ、いや……」
予想外の事態に、思考が止まってしまう。なんだ? 食べ物を……俺に? なんの意図があるんだ?
「あ、そっか! おにーさん手が使えないんだっけ。はい、あーん!」
そう言いながら少女は手に持った果実を、ぐいぐいと俺の口元へと押し付けてくる。なんだなんだ!? 毒か!? 毒が入っているんだな!?
「あーん!」
少女の屈託もない笑顔からは、悪意などは感じられなかった。
と言うか結構大きい声で喋るものだから、周りの連中は俺に近付いてるのは気が付いているはずなんだが、誰一人とも少女の行為を止めようとはしていない。
こいつがどうなってもいいのか……?
「ほら、あーん!」
「おい、わかったから押し付けるな」
少女は執拗にぐりぐりと果実を俺の口元に押し付ける。根負けした俺は、仕方なくその果実にかぶりつく。
シャリっとした歯触りと、濃い甘味。今まで食べたことがないようなものだった。
「――! うまい……!」
「えへへー! そうでしょー! この果物、カノンの家で育てたんだよ!」
しばらくぶりに物を口にしたからか、咀嚼し飲み込んだ果実の甘味は、全身に染み渡るような錯覚さえ覚える。それに心なしか魔力も回復しているようだ。
いや……微量ではあるが、空になったはずの魔力が確かに戻っている。ただの果実にそんな効果があるのか……?
そのまま果実を貪り、丸々一つを平らげる。
あまりにもの美味さに、つい全部食べきってしまった。
「――全部食っちまってから言うのもなんだが、何で俺に食べ物を?」
俺はこの少女の行動理由がどうしても理解できず、こんな年端もいかないような子供相手に真剣に質問してしまった。
「え? だっておにーさんお腹すいてるんでしょ? お腹がすいてるとね、しょぼーんってなっちゃうからね。そうゆーときは、ご飯を食べるといいんだよ?」
「俺は……魔族なんだぞ? 敵なんだ」
「うん、アースお兄ちゃんと同じなんだよね? でも、まぞくだとなにか悪いの?」
「――っ」
なんてことはない、ただただ純粋な好意からの行動だった。そして俺を魔族だと知っていた上で、食べ物を渡したのだと言う。
事態を飲み込めないまま顔を上げると、この少女の両親と思われる夫婦と目が合った。
少々心配そうな面持ちであったが、我が子の行動を咎めるでもなく、ただ見守っていたのだ。
「――おい、なんでこの子供を止めなかったんだ」
子供は善悪の区別がつかないところがある。この少女もそのあたりの判断ができなかったのだろうと思えば納得はできる。
赤の他人だったらこの子供を放っておくのもまだわかる。しかし実の両親が近くにいるというのに、何もしないのは明らかにおかしい。俺は少女の両親の真意を探るべく質問を投げ掛ける。
「何故……ですか。そうですね。普通なら魔族に近付こうとする我が子を叱るのが親の責務なのでしょうね」
答えたのは母親だった。
そう、この女の言う通りだ。普通の人間族ならこんな愚行をしでかす子供なぞ、殴ってでも止めるだろう。
でもそうはしなかった。何故だ?
すると母親は立ち上がり、ゆっくりと子供へと近付いていく。
「確かに私は全ての魔族は悪だと教えられて育ちました。でも、魔族だって人間族と同じで、良い人も悪い人もいる。その事を恥ずかしながら今頃になって知ったのです。……だから、この子にはそんな偏見を持って欲しくない。自分で見たもの、感じたありのままの世界を糧として成長して欲しいと思っているのです」
そう言って母親は、優しく子供の頭を撫でる。
子供の方は母親の言っていることなど半分も理解していないだろうが、撫でられたのが嬉しかったのか、「えへへー」と蕩けた顔で笑っている。
何なんだこいつらは……! この親子だけじゃない。全員が同じ考えだと言わんばかりに、優しげな視線で子供のことを見守っているじゃないか。
俺が教えられたのは、人間族は俺達魔族を人だとは思っていないということ。実際に魔物同然の扱いをして、魔族を滅ぼすのが義務だと思ってるような奴と戦場でまみえたことがある。
それは間違いだったのか? 命令とはいえ、俺は本気でこんな純粋無垢な子供を手にかけようと、そう思っていたのか?
ある種の固定概念に囚われていた俺は、改めてこの戦いについて自問自答するも、答えは出ないままでいた。
ズドン! と、今までで一番の衝撃がこの施設を襲った。おそらくは直上で爆発があったのだろう。
小さな悲鳴が上がり、混乱が場を支配する。
「ちょちょ、ヤバいッスよこれ……! こんなのが何回も続いたんじゃ、この場所は……!」
「くっ、騎士団は各所の被害状況を確認してくれ!」
領主と騎士の連中は、被害の確認のため散り散りになったいった。
さっきの少女は、母親に抱かれながらも不安そうな面持ちで、で怯えていることが見て取れる。
そして、僅な間をおいて二度目の直撃。
さすがに耐えきれなかったのだろう、天井の一部が崩落する。そして、俺の近くにあった太い支柱が歪み、傾いている。
しかしその傾きから、自分の方には倒れないだろうと予想できたが、柱が倒れるであろう位置を見て、なぜか背筋が凍りいた。
そう、その位置にはさっきの親子がいたのだ。
「エリザっ! カノンっ!」
父親と思わしき男が名前を呼び、こちらへと駆け寄ってはいるが、間に合わないだろう。母親と子供も、足がすくんで回避しきれなそうだ。
そう判断した瞬間、俺は無意識のうちに行動していた。僅かに回復した魔力、その全てをを使って。
「ぐっ……! おおおおおっ!」
すんでのところで親子と鉄柱の間に体を差し込む。手を使うことが出来ないので、俺は体全体を使って鉄柱を支えるしかない。
倒れ込む鉄柱には既にある程度勢いが付いていたので、重い打撃を無防備で受けたのと同じようなものだった。
頭を打ち付けたせいで頭部から出血し、視界の半分を赤く染められるが、さっきの親子の無事は確認できた。
「あぐっ……! ――おい! そう長くは支えられない……早く逃げろ!」
「はっ、はい!」
そう言うと母親は子供を抱きかかえ、安全な場所へと移動する。
……ふっ、俺は何をやっているんだろうな。こんなことが知れたら、魔王国へ帰ったとき笑い者にされるだろうな。
いや、それで済むならまだマシか。最悪死罪だろうな。
意識が朦朧としてきた。もう鉄柱を支え続ける力も、この状況から逃れられるだけの力も残っていない。後は鉄柱に潰されて死ぬだけ……か。まぁ、笑い者にならないだけよかったのかもな。
「ゴラウン隊長……お役に立てず、すみませんでした」
なんでこんなことをしたんだろうな。それは自分でもわかってない。まあ……貰った果実の礼だとでも考えればいいか。
「まぞくのおにーさんっ!」
少女の声が俺に届いた。よかった、無事だったんだな。
――借りは……返したからな。
少女の無事を確認した瞬間、全身の力が抜けて、ふっと目の前が真っ暗になり意識が落ちる瞬間を感じた。
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