16 / 120
【天災との遭遇】
鉱山調査
しおりを挟む
コハクが館に来てから一週間が過ぎた。
このリーフェルニア領には彼女と似たような待遇の者が多かったため、誰一人も彼女を疎む者はおらず、その快活な性格も相まってか、短い期間にも関わらずすっかりと街に馴染んでいた。
そしてこの日は前回の遠征で発見した鉱山に再び赴くための会議が行われており、そこにはアースとコハクの姿があった。
「ここから北に四日ほど移動したところに鉱脈を発見した。此度は様子見だけで終わったが、詳しい調査のため少数精鋭での再調査を行おうと思う。そこで、アースとコハクの二人に向かってもらいたいと思うのだが、どうだ?」
「まあ、山と言えばドワーフみたいなとこあるしな。ウチはええよ」
ドワーフ族は山間に暮らすことが多く、ハーフだとはいえコハクも例外ではない。山に関しての知識が豊富であるので妥当な人選と言えるだろう。
「俺も構わないが、俺達二人だけか?」
「ああ、無論案内役として騎士を一名付けよう。少人数であれば早ければ二、三日もあれば到着するだろう。部隊の消耗が激しかったため入口付近のみの調査にとどまったが、今回は内部のより精密な調査をお願いしたい。鉱脈を確保できれば色々と出来ることも増えよう。我輩も行きたいのは山々なんだが、留守の間に少し仕事が溜まっていてな……コハク、お主の知識を当てにさせてもらうぞ」
「おう! まかしとき!」
エレミアも出来る範囲で手伝ってはいたのだが、三か月留守にしてた事もあり領主としての業務が溜まりに溜まっていたので、レオナルドはしばらくその処理に追われることになるだろう。
なので今回は護衛としてレオナルドを上回る戦闘力を持つアースに白羽の矢が立てられたのだ。
「アース、お前の力当てにさせてもらう。何かあったらコハクを守ってやってくれ」
「ああ、任せてくれ。傷一つ付けさせはしない」
「おっ、言うやんけアースのあんちゃん。腕が立つって聞いとるし頼りにしてるで!」
「よし、早速で悪いが明日出発できるよう各自準備を済ませておいてくれ。明朝、館の門の前に集合だ。騎士の方には我輩が詳細を伝えておく」
そこで会議は終了となりコハクは部屋を出ていくが、アースが立ち上がった時レオナルドに呼び止められた。
「……アース、念のために忠告しておくが安易に天与の力を使わないよう気を付けてくれ」
アースが『天与』持ちだということを知っているのは、この街ではエレミアとレオナルドだけである。
この情報が万が一外に漏れると、アースを取り込もうと他の貴族の干渉を受ける恐れがあるため、同じ領民の前だとはいえ、どこに目があるかわからない。そのため、不用意に人前でその力を使わないようにとアースは釘を刺されていた。
「ああ、わかっている。気を付けよう」
「うむ、頼んだぞアース」
話を終えたアースは自室へと戻ると、早速明日の準備を始める。
最低でも往復で一週間程はかかる長丁場になりそうだったので入念な準備が必要だ。
アースの場合マジックバッグがあるのでどれだけの物資を用意しても全く負担にはならない。あればあるだけ良いだろう。
※
街へ行き必要な物を買い足し、アースが自室に戻った頃にはすっかり日が落ち辺りは闇に包まれていた。
「ポーション類はもともと俺が持っている分で足りるだろう。鉱山の探索に必要な装備はコハクに聞いたものを揃えたし大丈夫だろう。となると問題は食料だな……」
簡素な携帯食などは用意してはいたが最近エレミアの手料理に慣れ過ぎたせいか、保存食などの類いは味気なく感じてしまうようになっていた。
アースが魔王軍にいた頃は殆どが簡素な食事であったのに、今ではエレミアに胃袋を完全に掴まれてれており、しばらくは彼女の手料理が食べれないと思うと自然と気持ちが落ち込んでくる。
「……ふむ、まあ仕方がないか。エレミアは父親の手伝いがあるし、魔物が出る所へ連れて行くわけにもいかないしな」
コンコン。
アースが気を落としているとドアがノックされた。
「アース、ちょっといい?」
「エレミアか? 今開ける」
こんな夜更けに何の用だろうかと思いながらドアを開けると、そこには大きな箱を抱えたエレミアの姿があった。
「あ、こんばんはアース」
「こんな時間にどうしたんだ?」
「うん、……えーとね。アース達が明日から鉱山に行くってお父様に聞いたからこれを持っていってもらおうと思って」
そう言ってエレミアは抱えていた箱をアースへと手渡す。
「ん? 冷たいな……何が入ってるんだ?」
アースが蓋をを開けるとそこには箱一杯に詰め込まれたエレミアの手料理があった。
「これは……確かサンドイッチと言う料理だったか?」
「アースのことだから私の作った料理が恋しくなるんじゃないかと思って作っておいたのよ」
得意気な顔をしながら腰に手を当て胸を張るエレミア。会議に姿を見せないと思っていたらこれを用意していたらしい。
先程まで食事について憂いていたアースにとってこれ以上ない不意打ちの出来事につい笑みがこぼれてしまう。
「ふふ、ありがとう。今しがたちょうどエレミアの(料理の)事を考えていたんだ、嬉しいよ」
「――っ! そ、その箱は保冷の魔道具だから中の料理も3日はもつと思うから……高いものだから必ず返しに戻りなさいよ! それじゃあね、おやすみ!」
エレミアは捲し立てるように言いたいことを言うと顔を真っ赤にしながら去っていった。
「あんなに慌てて、急にどうしたんだ……? まあ、有り難く受け取っておこう。これで準備万端ってところだな……さて、明日は早い。今日は早めに寝るとしよう」
心が乱れるエレミアをよそに、出立の不安が解消されたアースは満足げに眠りについたのだった。
このリーフェルニア領には彼女と似たような待遇の者が多かったため、誰一人も彼女を疎む者はおらず、その快活な性格も相まってか、短い期間にも関わらずすっかりと街に馴染んでいた。
そしてこの日は前回の遠征で発見した鉱山に再び赴くための会議が行われており、そこにはアースとコハクの姿があった。
「ここから北に四日ほど移動したところに鉱脈を発見した。此度は様子見だけで終わったが、詳しい調査のため少数精鋭での再調査を行おうと思う。そこで、アースとコハクの二人に向かってもらいたいと思うのだが、どうだ?」
「まあ、山と言えばドワーフみたいなとこあるしな。ウチはええよ」
ドワーフ族は山間に暮らすことが多く、ハーフだとはいえコハクも例外ではない。山に関しての知識が豊富であるので妥当な人選と言えるだろう。
「俺も構わないが、俺達二人だけか?」
「ああ、無論案内役として騎士を一名付けよう。少人数であれば早ければ二、三日もあれば到着するだろう。部隊の消耗が激しかったため入口付近のみの調査にとどまったが、今回は内部のより精密な調査をお願いしたい。鉱脈を確保できれば色々と出来ることも増えよう。我輩も行きたいのは山々なんだが、留守の間に少し仕事が溜まっていてな……コハク、お主の知識を当てにさせてもらうぞ」
「おう! まかしとき!」
エレミアも出来る範囲で手伝ってはいたのだが、三か月留守にしてた事もあり領主としての業務が溜まりに溜まっていたので、レオナルドはしばらくその処理に追われることになるだろう。
なので今回は護衛としてレオナルドを上回る戦闘力を持つアースに白羽の矢が立てられたのだ。
「アース、お前の力当てにさせてもらう。何かあったらコハクを守ってやってくれ」
「ああ、任せてくれ。傷一つ付けさせはしない」
「おっ、言うやんけアースのあんちゃん。腕が立つって聞いとるし頼りにしてるで!」
「よし、早速で悪いが明日出発できるよう各自準備を済ませておいてくれ。明朝、館の門の前に集合だ。騎士の方には我輩が詳細を伝えておく」
そこで会議は終了となりコハクは部屋を出ていくが、アースが立ち上がった時レオナルドに呼び止められた。
「……アース、念のために忠告しておくが安易に天与の力を使わないよう気を付けてくれ」
アースが『天与』持ちだということを知っているのは、この街ではエレミアとレオナルドだけである。
この情報が万が一外に漏れると、アースを取り込もうと他の貴族の干渉を受ける恐れがあるため、同じ領民の前だとはいえ、どこに目があるかわからない。そのため、不用意に人前でその力を使わないようにとアースは釘を刺されていた。
「ああ、わかっている。気を付けよう」
「うむ、頼んだぞアース」
話を終えたアースは自室へと戻ると、早速明日の準備を始める。
最低でも往復で一週間程はかかる長丁場になりそうだったので入念な準備が必要だ。
アースの場合マジックバッグがあるのでどれだけの物資を用意しても全く負担にはならない。あればあるだけ良いだろう。
※
街へ行き必要な物を買い足し、アースが自室に戻った頃にはすっかり日が落ち辺りは闇に包まれていた。
「ポーション類はもともと俺が持っている分で足りるだろう。鉱山の探索に必要な装備はコハクに聞いたものを揃えたし大丈夫だろう。となると問題は食料だな……」
簡素な携帯食などは用意してはいたが最近エレミアの手料理に慣れ過ぎたせいか、保存食などの類いは味気なく感じてしまうようになっていた。
アースが魔王軍にいた頃は殆どが簡素な食事であったのに、今ではエレミアに胃袋を完全に掴まれてれており、しばらくは彼女の手料理が食べれないと思うと自然と気持ちが落ち込んでくる。
「……ふむ、まあ仕方がないか。エレミアは父親の手伝いがあるし、魔物が出る所へ連れて行くわけにもいかないしな」
コンコン。
アースが気を落としているとドアがノックされた。
「アース、ちょっといい?」
「エレミアか? 今開ける」
こんな夜更けに何の用だろうかと思いながらドアを開けると、そこには大きな箱を抱えたエレミアの姿があった。
「あ、こんばんはアース」
「こんな時間にどうしたんだ?」
「うん、……えーとね。アース達が明日から鉱山に行くってお父様に聞いたからこれを持っていってもらおうと思って」
そう言ってエレミアは抱えていた箱をアースへと手渡す。
「ん? 冷たいな……何が入ってるんだ?」
アースが蓋をを開けるとそこには箱一杯に詰め込まれたエレミアの手料理があった。
「これは……確かサンドイッチと言う料理だったか?」
「アースのことだから私の作った料理が恋しくなるんじゃないかと思って作っておいたのよ」
得意気な顔をしながら腰に手を当て胸を張るエレミア。会議に姿を見せないと思っていたらこれを用意していたらしい。
先程まで食事について憂いていたアースにとってこれ以上ない不意打ちの出来事につい笑みがこぼれてしまう。
「ふふ、ありがとう。今しがたちょうどエレミアの(料理の)事を考えていたんだ、嬉しいよ」
「――っ! そ、その箱は保冷の魔道具だから中の料理も3日はもつと思うから……高いものだから必ず返しに戻りなさいよ! それじゃあね、おやすみ!」
エレミアは捲し立てるように言いたいことを言うと顔を真っ赤にしながら去っていった。
「あんなに慌てて、急にどうしたんだ……? まあ、有り難く受け取っておこう。これで準備万端ってところだな……さて、明日は早い。今日は早めに寝るとしよう」
心が乱れるエレミアをよそに、出立の不安が解消されたアースは満足げに眠りについたのだった。
0
お気に入りに追加
528
あなたにおすすめの小説
D○ZNとY○UTUBEとウ○イレでしかサッカーを知らない俺が女子エルフ代表の監督に就任した訳だが
米俵猫太朗
ファンタジー
ただのサッカーマニアである青年ショーキチはひょんな事から異世界へ転移してしまう。
その世界では女性だけが行うサッカーに似た球技「サッカードウ」が普及しており、折りしもエルフ女子がミノタウロス女子に蹂躙されようとしているところであった。
更衣室に乱入してしまった縁からエルフ女子代表を率いる事になった青年は、秘策「Tバック」と「トップレス」戦術を授け戦いに挑む。
果たしてエルフチームはミノタウロスチームに打ち勝ち、敗者に課される謎の儀式「センシャ」を回避できるのか!?
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
【連載版】異世界に転生した少女は異世界を満喫する
naturalsoft
恋愛
読書様からの要望により、短編からの連載版になります。
短編では描き切れ無かった細かい所を記載していきたいと思います。
短編と少し設定が変わっている所がありますがご了承下さい
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ふと目が覚めると赤ちゃんになっていた。Why?私を覗き込む金髪美人のお母さんを見て、あ、異世界転生だ!と気付いた私でした。前世ではラノベを読みまくった知識を生かして、魔力?を限界まで使えば総量が増えるはず!
よし、魔力チートを目指してエンジョイするぞ♪
これは神様にあった記憶もない楽天家な少女が前世の知識で異世界を満喫する話です。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!(改訂版)
IXA
ファンタジー
凡そ三十年前、この世界は一変した。
世界各地に次々と現れた天を突く蒼の塔、それとほぼ同時期に発見されたのが、『ダンジョン』と呼ばれる奇妙な空間だ。
不気味で異質、しかしながらダンジョン内で手に入る資源は欲望を刺激し、ダンジョン内で戦い続ける『探索者』と呼ばれる職業すら生まれた。そしていつしか人類は拒否感を拭いきれずも、ダンジョンに依存する生活へ移行していく。
そんなある日、ちっぽけな少女が探索者協会の扉を叩いた。
諸事情により金欠な彼女が探索者となった時、世界の流れは大きく変わっていくこととなる……
人との出会い、無数に折り重なる悪意、そして隠された真実と絶望。
夢見る少女の戦いの果て、ちっぽけな彼女は一体何を選ぶ?
絶望に、立ち向かえ。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
学園ランキング最強はチートで無双する~能力はゴミだが、異世界転生で得たチート能力で最強~
榊与一
ファンタジー
西暦2100年。
人類に新たなる可能性、アビリティが齎された。
その能力は時に世界の法則すらも捻じ曲げる。
人々はそれを神からの贈り物(ギフト)と名付けた。
西暦2125年。
鏡 竜也(かがみ りゅうや)は16歳の時、突然ギフトに目覚めそれ専門の育成学園に編入させられる事になる。
目覚めた力は、触れた者の髪を伸ばすだけというゴミの様な能力。
そんなギフトで能力者だらけの学院などには行きたくなかったが、国からの強制であるため彼は渋々従う。
だが周囲の予想とは裏腹に、彼は瞬く間にその圧倒的な力で学園最強にまで上り詰め無双しだした。
何故なら彼は転生者だったからだ。
正確には一度トラックに引かれて異世界に転生した後、この世界に戻って来た転生者だった。
彼は転生時に女神よりチート能力であるレベルシステムが与えられ。
そして異世界でひたすらレベルを上げ続けた結果、圧倒的な能力で魔王を討伐するまでに成長していた。
「これで世界は救われました。さあ、貴方を元居た世界の時間へと送りましょう」
異世界でのレベル上げで圧倒的な能力を手に入れていた鏡竜也は、容易くトラックを躱して見せる。
「勇者もいいけど、やっぱこっちの世界の方がいろいろ便利だよな」
これは異世界でレベルを上げまくった鏡竜也が、そのチート能力で周囲の能力者達を圧倒する物語。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる