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第一部 新しい居場所
儀式
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ユースティアの部屋を訪れたアンドレウ大公とメアリーはベッドの両脇にそれぞれ立った。
メアリーは話し合いの後、ユースティアを移動させていたのだった。
「それでは始めましょう」
「ああ」
双方が腕をまくし上げ、手をユースティアに向けた。
まず、能力『茨の祝福』の外を強化する。暴れられないようにするためだ。ユースティアの体に茨の紋様が浮かび上がり、ユースティアの体をがっしりと拘束した。
次に内。思考すらもさせない祝福。時間が停止しているとも言える能力を慎重に、爆弾を解体するかのごとくアンドレウ大公は解除していく。
「メアリー!」
「っ……!」
メアリーは歯を食いしばった。そうでもしないとユースティアの力に飲み込まれそうになる。ただでさえ膨大な魔力がユースティアに吸い込まれていっているというのに、ユースティアは無意識下で能力を発動させていた。
「魔力がこのままでは枯渇しますね」
「冷静にやばいこと言ってんじゃねえよっ!!」
「……この姿には、なりたくなかったんですけどね…………」
能力発動『精霊憑依』
瞬間、ピキッという音がなり響き、まぶしい光がメアリーから発光される。その強い光がアンドレウ大公の瞳を襲った。光から目を守ろうとアンドレウ大公は自身の手をまぶたの上にかぶせるが時すでに遅し。アンドレウ大公が声を荒げて叫ぶ。
「ふざけんな……! 目がぁ、目がぁ!!」
光が収まるとメアリーの姿は変わっていた。まとめられていた赤みの強いストロベリーブロンドの長髪はほどかれ、根元から毛先まで深緑色の真っ直ぐな髪へ。水色の瞳は深藍色へと移ろい、犬歯は牙のように鋭さを増す。
「これで当分の間、魔力の心配はありません。魔力は私たちが全て肩代わりします。だから操作は任せます、アンドレウ大公」
「クソがっ!! 一番めんどくせえこと押しつけやがって……!」
人間味のない声で話すメアリー。アンドレウ大公は目を閉じたまま、悪態をつく。
メアリーには弱点があった。能力を発動させると緻密に魔力操作ができないのだ。低級の精霊であれば可能ではあるが、それでは神鳥族のメアリーにとって憑依する意味があまりない。また、魔力が多い精霊は決まって自我が強く、自身の器に収めるだけでも手間がかかるのだ。
『我、ここに激情が晴らされんことを希う。今ここに汝の波動を砕き伏せ、新たに波動を高みへと至らせる名を記す。記憶はそのままに、氷を持って炎を制す汝の名は氷の女王』
アンドレウ大公は己の魔力を編み、気高き女王の名を呼ぶ。続けて一つ目の魔法を維持しながら二つ目の詠唱を始めた。
『コネクト――汝、我に魔力を与える者、魔力を与えることを誓う者。誓うならば結べ、紡げ、我の元で一時の忠誠と共に疾く走れ。汝の名は精霊を宿し者』
高難易度の魔法の連結が終了する。メアリー達の魔力がアンドレウ大公の魔力と混じり合い、一つの色へと収束。収束した青い束はユースティアへと注がれる。
ユースティアの顔が苦痛を帯びる。だがそれ以上にアンドレウ大公にも苦痛が浮かびあがり、神経を大きくすり減らしていた。
魔法は大きく攻撃、防御、回復に分類される。その攻撃に関して言えば、精神に関与する魔法は例外なく全てが高難易度に及ぶものである。できない者が多い中、それができるアンドレウ大公は魔法の才に秀でていると言えよう。
「メアリー、分かっているな。今、外の能力を解き放つ。抑えろよ!」
「はい」
「一、二の、三――!」
只人なら起こりえないはずの反動。しかしそれはユースティアには適用しない。精神が強い者ほど、魂の輝きが強い者ほど、その魔法の反動は術者にも、かけられた本人にも反動が及ぶ。
「くっ……!」
アンドレウ大公が魔法の反動をメアリーの分も受け止め、床へと叩きつけられる。
「がっ――!」
メアリーはユースティアの反動、つまり暴走を力でねじ伏せ、ベッドへと押しつけた。ユースティアの肺が圧迫され、酸素が途絶える。
圧倒的な重力にベッドが悲鳴を上げ、キシリと音を立てる。その音は次第に大きくなり、結果、ベッドはバラバラに崩壊した。
時間にしてたかが数秒。されど数秒。反動が終息する。三人が息を荒らし、肩を揺らす。
メアリーの能力が解除され、光の霧となって精霊が霧散する。アンドレウ大公はまたしてもその光に目がやられ、うめき声を上げた。
「……終わりましたね。山場は超えました。後は無理矢理解かれなければ、持って十分、といったところでしょうか……。その十分の間に完全に落ち着かせれば大丈夫ですね……」
「……メ、メアリー、大丈夫……? そこの男の人も……?」
ユースティアの心配そうな赤い瞳がメアリーを映し出す。何があったのかすら分かっていないだろうユースティアにメアリーは大丈夫だと微笑んだ。
(自分の心配より人の心配ですか……。でも、確実にユースティア様の心の声は大きくなり、開いてきてますね)
ユースティアは目を離すと目に光がなく、何もかも悟っているような瞳になるときが多々あった。そして、そのときの表情はまさに無、だった。それがメアリーにとってずっと気がかりだった。
人の心配をするくせに自分が心配されていることに気づかない。自分に正の感情を向けられるとすら思っていないのだろう。
何より一番の問題は、痛みの基準がおかしくなっていることだ。肉体にしろ、心にせよ。防衛機構が壊れている。周りの人に心を許していれば、それは深刻な問題ではあるが危機的問題にはならない。だが、ユースティアは人に一線を引いている。だからこそ早死にするのではないかとメアリーは不安だった。
しかし、シュウ王子が誘拐されたことで確かに心が開いてきている。今日、ユースティアが自分で一線を越えた。不謹慎ではあるがこれは歓喜せずにいられない。だから、心の中で歓喜する。メアリーにとってそれが自身でないことが少し悔しかったが。
「メアリー、俺は少し休む。後はお前が嬢ちゃんをどうにかしろ。できたら起こせ」
アンドレウ大公はそう言い残すとソファにドサリと横になった。
「あの人、相当疲れているみたいだけど、大丈夫かな?」
「少し休めば大丈夫ですよ。それより――ユースティア様、絶対に心を騒ぎ立てないことを誓ってください。そして、今、己にかけられている術を解かないことを誓ってください。そうしないとそこのアンドレウ大公が疲労で死んでしまうかもしれません」
メアリーはアンドレウ大公をいちべつすると、ユースティアの両手首を握り、しくしくと泣いている演技をし始めた。
(これは……)
ほとんど脅しだった。メアリーのユースティアの手首を握る手が刻一刻と強くなっている。このまま、返事をしないと手首を握りつぶされそうである。
「わ、分かった。誓う。だから、手首を強く握るのはやめてほしい」
「はい!」
ユースティアが慌てて誓った途端、メアリーはよろしいと言うかのごとく、パッと手首を放した。
ユースティアは己の胸に手を当て、ほっとする。
「まず、一から現状を話していきますから、冷静に聞いてくださいね?」
メアリーに念を押されながらも、ユースティアはシュウのことについて現状分かっていることを聞かされるのだった。
メアリーは話し合いの後、ユースティアを移動させていたのだった。
「それでは始めましょう」
「ああ」
双方が腕をまくし上げ、手をユースティアに向けた。
まず、能力『茨の祝福』の外を強化する。暴れられないようにするためだ。ユースティアの体に茨の紋様が浮かび上がり、ユースティアの体をがっしりと拘束した。
次に内。思考すらもさせない祝福。時間が停止しているとも言える能力を慎重に、爆弾を解体するかのごとくアンドレウ大公は解除していく。
「メアリー!」
「っ……!」
メアリーは歯を食いしばった。そうでもしないとユースティアの力に飲み込まれそうになる。ただでさえ膨大な魔力がユースティアに吸い込まれていっているというのに、ユースティアは無意識下で能力を発動させていた。
「魔力がこのままでは枯渇しますね」
「冷静にやばいこと言ってんじゃねえよっ!!」
「……この姿には、なりたくなかったんですけどね…………」
能力発動『精霊憑依』
瞬間、ピキッという音がなり響き、まぶしい光がメアリーから発光される。その強い光がアンドレウ大公の瞳を襲った。光から目を守ろうとアンドレウ大公は自身の手をまぶたの上にかぶせるが時すでに遅し。アンドレウ大公が声を荒げて叫ぶ。
「ふざけんな……! 目がぁ、目がぁ!!」
光が収まるとメアリーの姿は変わっていた。まとめられていた赤みの強いストロベリーブロンドの長髪はほどかれ、根元から毛先まで深緑色の真っ直ぐな髪へ。水色の瞳は深藍色へと移ろい、犬歯は牙のように鋭さを増す。
「これで当分の間、魔力の心配はありません。魔力は私たちが全て肩代わりします。だから操作は任せます、アンドレウ大公」
「クソがっ!! 一番めんどくせえこと押しつけやがって……!」
人間味のない声で話すメアリー。アンドレウ大公は目を閉じたまま、悪態をつく。
メアリーには弱点があった。能力を発動させると緻密に魔力操作ができないのだ。低級の精霊であれば可能ではあるが、それでは神鳥族のメアリーにとって憑依する意味があまりない。また、魔力が多い精霊は決まって自我が強く、自身の器に収めるだけでも手間がかかるのだ。
『我、ここに激情が晴らされんことを希う。今ここに汝の波動を砕き伏せ、新たに波動を高みへと至らせる名を記す。記憶はそのままに、氷を持って炎を制す汝の名は氷の女王』
アンドレウ大公は己の魔力を編み、気高き女王の名を呼ぶ。続けて一つ目の魔法を維持しながら二つ目の詠唱を始めた。
『コネクト――汝、我に魔力を与える者、魔力を与えることを誓う者。誓うならば結べ、紡げ、我の元で一時の忠誠と共に疾く走れ。汝の名は精霊を宿し者』
高難易度の魔法の連結が終了する。メアリー達の魔力がアンドレウ大公の魔力と混じり合い、一つの色へと収束。収束した青い束はユースティアへと注がれる。
ユースティアの顔が苦痛を帯びる。だがそれ以上にアンドレウ大公にも苦痛が浮かびあがり、神経を大きくすり減らしていた。
魔法は大きく攻撃、防御、回復に分類される。その攻撃に関して言えば、精神に関与する魔法は例外なく全てが高難易度に及ぶものである。できない者が多い中、それができるアンドレウ大公は魔法の才に秀でていると言えよう。
「メアリー、分かっているな。今、外の能力を解き放つ。抑えろよ!」
「はい」
「一、二の、三――!」
只人なら起こりえないはずの反動。しかしそれはユースティアには適用しない。精神が強い者ほど、魂の輝きが強い者ほど、その魔法の反動は術者にも、かけられた本人にも反動が及ぶ。
「くっ……!」
アンドレウ大公が魔法の反動をメアリーの分も受け止め、床へと叩きつけられる。
「がっ――!」
メアリーはユースティアの反動、つまり暴走を力でねじ伏せ、ベッドへと押しつけた。ユースティアの肺が圧迫され、酸素が途絶える。
圧倒的な重力にベッドが悲鳴を上げ、キシリと音を立てる。その音は次第に大きくなり、結果、ベッドはバラバラに崩壊した。
時間にしてたかが数秒。されど数秒。反動が終息する。三人が息を荒らし、肩を揺らす。
メアリーの能力が解除され、光の霧となって精霊が霧散する。アンドレウ大公はまたしてもその光に目がやられ、うめき声を上げた。
「……終わりましたね。山場は超えました。後は無理矢理解かれなければ、持って十分、といったところでしょうか……。その十分の間に完全に落ち着かせれば大丈夫ですね……」
「……メ、メアリー、大丈夫……? そこの男の人も……?」
ユースティアの心配そうな赤い瞳がメアリーを映し出す。何があったのかすら分かっていないだろうユースティアにメアリーは大丈夫だと微笑んだ。
(自分の心配より人の心配ですか……。でも、確実にユースティア様の心の声は大きくなり、開いてきてますね)
ユースティアは目を離すと目に光がなく、何もかも悟っているような瞳になるときが多々あった。そして、そのときの表情はまさに無、だった。それがメアリーにとってずっと気がかりだった。
人の心配をするくせに自分が心配されていることに気づかない。自分に正の感情を向けられるとすら思っていないのだろう。
何より一番の問題は、痛みの基準がおかしくなっていることだ。肉体にしろ、心にせよ。防衛機構が壊れている。周りの人に心を許していれば、それは深刻な問題ではあるが危機的問題にはならない。だが、ユースティアは人に一線を引いている。だからこそ早死にするのではないかとメアリーは不安だった。
しかし、シュウ王子が誘拐されたことで確かに心が開いてきている。今日、ユースティアが自分で一線を越えた。不謹慎ではあるがこれは歓喜せずにいられない。だから、心の中で歓喜する。メアリーにとってそれが自身でないことが少し悔しかったが。
「メアリー、俺は少し休む。後はお前が嬢ちゃんをどうにかしろ。できたら起こせ」
アンドレウ大公はそう言い残すとソファにドサリと横になった。
「あの人、相当疲れているみたいだけど、大丈夫かな?」
「少し休めば大丈夫ですよ。それより――ユースティア様、絶対に心を騒ぎ立てないことを誓ってください。そして、今、己にかけられている術を解かないことを誓ってください。そうしないとそこのアンドレウ大公が疲労で死んでしまうかもしれません」
メアリーはアンドレウ大公をいちべつすると、ユースティアの両手首を握り、しくしくと泣いている演技をし始めた。
(これは……)
ほとんど脅しだった。メアリーのユースティアの手首を握る手が刻一刻と強くなっている。このまま、返事をしないと手首を握りつぶされそうである。
「わ、分かった。誓う。だから、手首を強く握るのはやめてほしい」
「はい!」
ユースティアが慌てて誓った途端、メアリーはよろしいと言うかのごとく、パッと手首を放した。
ユースティアは己の胸に手を当て、ほっとする。
「まず、一から現状を話していきますから、冷静に聞いてくださいね?」
メアリーに念を押されながらも、ユースティアはシュウのことについて現状分かっていることを聞かされるのだった。
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