私にかまわないでください

「この穀潰しがっ!!」

「気味が悪いわ。その赤い目でこっちを見ないでちょうだい」

 親友だと思っていた少女にはめられ、牢屋に入れられてしまったユースティア。

 村人達にさげすまれ暴力を振るわれる日々。さらには異常な男の執着。この男によってユースティアは脱獄できないでいた。そんなある日、ユースティアにとって人生を変えるような男と出会う。

「なあ、お嬢さんはどうして牢屋に入れられたんだ?」

 その男はただの旅人のはずなのに牢屋に現れた。しかも、ヒーローのように手を差し伸べるわけでもなく、ただ話を聞きに来ただけだったのだ。

 これは最強の一角であるユースティアの前日譚。まだ少女が最強ではなかった頃のお話。

 本編の「僕は幸せになるために復讐したい!」を読まなくても楽しめます!

【休載中】
 本編完結してから執筆する予定。もしかしたら消して新しく書き直すかもしれません。
24h.ポイント 0pt
0
小説 194,403 位 / 194,403件 ファンタジー 44,902 位 / 44,902件

あなたにおすすめの小説

公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

朱色の谷
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。 お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。 ただ、愛されたいと願った。 そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。

若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!

古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。 そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は? *カクヨム様で先行掲載しております

だってお義姉様が

砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。 ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると…… 他サイトでも掲載中。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります

真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」 婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。  そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。  脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。  王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

無口な彼女は最強言霊使いだった

深園 彩月
ファンタジー
長い旅路の途中でフォルス帝国まで流れ着いたエリー。 そこで出会ったのはフォルス帝国第二王子・ロイド。 彼の身内がなんか色々トラブル起こしてくれちゃって、快適な生活はできないわ旅には出れないわ、終いには王子サマとその護衛が旅についてくるわでもうてんやわんや。 愉快な仲間も増えていき、いつしか本人達の知らぬ間に最強のパーティーが出来上がってしまう。 基本無口だけど心の中ではめっちゃ喋る彼女と愉快な仲間達が織り成す異能力ファンタジー。 ☆異世界……と見せかけて、ファンタジックな世界に変貌を遂げた地球が舞台となってます。 他サイトにも掲載してます。 不定期更新になる可能性大。 誹謗中傷はご勘弁を……(>_<)

契約師としてクランに尽くしましたが追い出されたので復讐をしようと思います

夜納木ナヤ
ファンタジー
 ヤマトは異世界に召喚された。たまたま出会った冒険者ハヤテ連れられて冒険者ギルドに行くと、召喚師のクラスを持っていることがわかった。その能力はヴァルキリーと契約し、力を使えるというものだ。  ヤマトはハヤテたちと冒険を続け、クランを立ち上げた。クランはすぐに大きくなり、知らないものはいないほどになった。それはすべて、ヤマトがヴァルキリーと契約していたおかげだった。それに気づかないハヤテたちにヤマトは追放され…。

最弱スレイヤーがその身に神を宿しました。〜神社で徳を積んでたら神の力使えるようになったんだが〜

カツラノエース
ファンタジー
「スレイヤー」それは世界に突如出現した「災害獣」を討伐する職業。曽木かんたはそんなスレイヤーの最底辺である E級スレイヤーだった。だがある日、神社で神の力を手に入れる!その力を手に入れた曽木かんたはB級スレイヤーとの模擬戦で圧勝し、皆に注目される存在になっていく! 底辺であったスレイヤーが、神の力を手にして、無双していく下克上ローファンタジー!! 小説家になろう、カクヨムにも掲載。

金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語

紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。 しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。 郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。  そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。 そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。 アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。 そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。