94 / 102
三幕 冥界
偽者たち
しおりを挟む
「ここに本当にいるの――かっ‼」
上から振り下ろされた短剣をサノは即座に抜刀した刀で受け止める。
「シア嬢の言う通りいたみたいだが、調停者って言うのはこいつらで合っているのか?」
「合っているわ」
転移門からサノに続いてシアが現れる。シアは目を一瞬見張りながらも、銀髪の女性が目に入り込むと、丁寧に話しかけた。
「お初にお目にかかります、調停者様。少々、時間をもらってもよろしいでしょうか?」
「見れば分かると思うけど、取り込み中なんでまた今度にしてくれない?」
レナードは短剣を鞘に収めないまま距離をとると、薄ら笑いを浮かべ、シアの誘いを断った。それでもシアは引き下がらなかった。
「あなたには聞いていないわ。私はあなたに抱かれている現調停者に聞いているの。その口はお飾りかしら?」
こちらがお願いする立場なのにいくら何でも煽りすぎではなかろうか。
二人の後に転移門から出てきた僕は内心冷や汗を流していた。
止めた方がいいよな?
そう思ってからの僕の行動は早かった。
「シア、その辺にしといたほうが……」
前に出て、シアが対面する二人が視界に入った瞬間、僕の体は時を止めたかのように硬直した。
「…………あなたが……調停者だったんですか……?」
銀髪の女性。夢で何度も見て、そして僕がこの大陸に来る前に助けてくれた女性。
名前はユースティア。
龍馬が元王太子を連れて去る際に名前を教えてくれた。
僕はこの女性に最も聞きたかったことを、隣で何か言っているシアの言葉を無視し、口に出していた。
「僕の両親を殺したのはあなたですか?」
夢で見たとき、確かにこの人は僕の父親の首を落としていた。両親との記憶は少なく、自ら両親の元を離れた僕だが、家族の情は少なからず持っていた。両親にも愛されていたのだろう。
記憶を失い、能力の支配下から一時的に逃れていた僕は、両親を殺した人を殺したいと思っていた。このときこの言葉に嘘偽りはなかった。それがこの大陸に再び足を踏み入れた僕の最初の目的であり、願いであり、記憶を戻した僕の後の生きる理由の一つだった。
今もディラン様のおかげで能力の支配下から少し逃れているが、それも時間の問題。
僕の自我がまともな内に僕はこの人と決着をつけたい。
ユースティアはどこか泣きそうな顔のリアンをじっと見つめた。
事実を言うべきか否か。
ユースティアはしばし迷った。
だが、その迷いもすぐに消え失せ、結論を下す。
「ああ、そうだ」
今のリアンに本当の事を――両親を殺したのは育ての親であるディランだと言うべきではない。
言ってしまえばリアンの心はきっと折れてしまう。
心が折れてしまえば、何が起こるかユースティアにも先を見通せない。
怪物になるだけならまだいい。
だが、もし考えうる最悪のケースになった場合、ユースティアは怪物を止められない。
ユースティアが道化師に操られたリアンの死んだ両親の首を斬ったのは事実。
――私が殺した。
それでいい。
「本当にあなたが……ユースティアさんが殺したんですか?」
「ああそうだ。私が殺した。これで話は終わりだ。私たちは失礼する。レナード行こう」
レナードはユースティアを抱え直し、その場を後にしようとする。だが、シアが能力『魔女』を発動させ、前に出そうとする足に向かって魔弾を放つ。
「何の真似?」
腕を垂直に上げ、銃を放つ構えを取るシア。そして、刀を鞘から抜き、構えているサノ。
魔弾を避けたレナードは険しい顔でシア達を睨み付けた。
「何の真似も何も、話を勝手に終わらせてもらっては困るわ」
「私がここでお前たちと悠長に話す義理はない。質問には答えた。それでこの話は終わりだ」
シアの言葉を正論でバッサリ切り捨てるユースティア。レナードも、ユースティアに同意するようにシア達を冷酷な眼差しで見下ろしている。
シアはそんな二人の敵意を受けながらも、なんてことのないように、言葉を紡ぐ。
「調停者様には先ほどの発言がお願いに聞こえたみたいね? なら、はっきり言ってあげるわ。これはお願いではなく命令。話を聞きなさい」
能力発動『偽王の威厳』
広範囲に及ぶ重圧でユースティアを抱えるレナードの片膝が床につく。弱っているユースティアにはレナード以上にその重圧の被害が及ぶ。止まっていた出血が再発し、吐血する。
シアは調停者の吐血を見るなり、能力を解除する。
「テメェ……‼」
レナードの怒りが爆発するそのとき――
「み~つけた」
後ろから道化師の声が鳴り響いた。
「ちっ、追いつかれたか」
レナードはその声で先ほどの怒りを静め、次の行動に瞬時に移行する。
突然の道化師の登場に、シアやリアン達の意識がそちらに向いたのをレナードは見逃さなかった。
レナードはシア達の間を高速ですり抜け、逃走する。
「交渉決裂」
レナードは背中越しに、リアン達の後ろにいたライリーの小さな呟きを聞き取ったが、振り向かず走り抜けた。
上から振り下ろされた短剣をサノは即座に抜刀した刀で受け止める。
「シア嬢の言う通りいたみたいだが、調停者って言うのはこいつらで合っているのか?」
「合っているわ」
転移門からサノに続いてシアが現れる。シアは目を一瞬見張りながらも、銀髪の女性が目に入り込むと、丁寧に話しかけた。
「お初にお目にかかります、調停者様。少々、時間をもらってもよろしいでしょうか?」
「見れば分かると思うけど、取り込み中なんでまた今度にしてくれない?」
レナードは短剣を鞘に収めないまま距離をとると、薄ら笑いを浮かべ、シアの誘いを断った。それでもシアは引き下がらなかった。
「あなたには聞いていないわ。私はあなたに抱かれている現調停者に聞いているの。その口はお飾りかしら?」
こちらがお願いする立場なのにいくら何でも煽りすぎではなかろうか。
二人の後に転移門から出てきた僕は内心冷や汗を流していた。
止めた方がいいよな?
そう思ってからの僕の行動は早かった。
「シア、その辺にしといたほうが……」
前に出て、シアが対面する二人が視界に入った瞬間、僕の体は時を止めたかのように硬直した。
「…………あなたが……調停者だったんですか……?」
銀髪の女性。夢で何度も見て、そして僕がこの大陸に来る前に助けてくれた女性。
名前はユースティア。
龍馬が元王太子を連れて去る際に名前を教えてくれた。
僕はこの女性に最も聞きたかったことを、隣で何か言っているシアの言葉を無視し、口に出していた。
「僕の両親を殺したのはあなたですか?」
夢で見たとき、確かにこの人は僕の父親の首を落としていた。両親との記憶は少なく、自ら両親の元を離れた僕だが、家族の情は少なからず持っていた。両親にも愛されていたのだろう。
記憶を失い、能力の支配下から一時的に逃れていた僕は、両親を殺した人を殺したいと思っていた。このときこの言葉に嘘偽りはなかった。それがこの大陸に再び足を踏み入れた僕の最初の目的であり、願いであり、記憶を戻した僕の後の生きる理由の一つだった。
今もディラン様のおかげで能力の支配下から少し逃れているが、それも時間の問題。
僕の自我がまともな内に僕はこの人と決着をつけたい。
ユースティアはどこか泣きそうな顔のリアンをじっと見つめた。
事実を言うべきか否か。
ユースティアはしばし迷った。
だが、その迷いもすぐに消え失せ、結論を下す。
「ああ、そうだ」
今のリアンに本当の事を――両親を殺したのは育ての親であるディランだと言うべきではない。
言ってしまえばリアンの心はきっと折れてしまう。
心が折れてしまえば、何が起こるかユースティアにも先を見通せない。
怪物になるだけならまだいい。
だが、もし考えうる最悪のケースになった場合、ユースティアは怪物を止められない。
ユースティアが道化師に操られたリアンの死んだ両親の首を斬ったのは事実。
――私が殺した。
それでいい。
「本当にあなたが……ユースティアさんが殺したんですか?」
「ああそうだ。私が殺した。これで話は終わりだ。私たちは失礼する。レナード行こう」
レナードはユースティアを抱え直し、その場を後にしようとする。だが、シアが能力『魔女』を発動させ、前に出そうとする足に向かって魔弾を放つ。
「何の真似?」
腕を垂直に上げ、銃を放つ構えを取るシア。そして、刀を鞘から抜き、構えているサノ。
魔弾を避けたレナードは険しい顔でシア達を睨み付けた。
「何の真似も何も、話を勝手に終わらせてもらっては困るわ」
「私がここでお前たちと悠長に話す義理はない。質問には答えた。それでこの話は終わりだ」
シアの言葉を正論でバッサリ切り捨てるユースティア。レナードも、ユースティアに同意するようにシア達を冷酷な眼差しで見下ろしている。
シアはそんな二人の敵意を受けながらも、なんてことのないように、言葉を紡ぐ。
「調停者様には先ほどの発言がお願いに聞こえたみたいね? なら、はっきり言ってあげるわ。これはお願いではなく命令。話を聞きなさい」
能力発動『偽王の威厳』
広範囲に及ぶ重圧でユースティアを抱えるレナードの片膝が床につく。弱っているユースティアにはレナード以上にその重圧の被害が及ぶ。止まっていた出血が再発し、吐血する。
シアは調停者の吐血を見るなり、能力を解除する。
「テメェ……‼」
レナードの怒りが爆発するそのとき――
「み~つけた」
後ろから道化師の声が鳴り響いた。
「ちっ、追いつかれたか」
レナードはその声で先ほどの怒りを静め、次の行動に瞬時に移行する。
突然の道化師の登場に、シアやリアン達の意識がそちらに向いたのをレナードは見逃さなかった。
レナードはシア達の間を高速ですり抜け、逃走する。
「交渉決裂」
レナードは背中越しに、リアン達の後ろにいたライリーの小さな呟きを聞き取ったが、振り向かず走り抜けた。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※毎週、月、水、金曜日更新
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
※追放要素、ざまあ要素は第二章からです。

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

誰にでもできる異世界救済 ~【トライ&エラー】と【ステータス】でニートの君も今日から勇者だ!~
平尾正和/ほーち
ファンタジー
引きこもりニート山岡勝介は、しょーもないバチ当たり行為が原因で異世界に飛ばされ、その世界を救うことを義務付けられる。罰として異世界勇者的な人外チートはないものの、死んだらステータスを維持したままスタート地点(セーブポイント)からやり直しとなる”死に戻り”と、異世界の住人には使えないステータス機能、成長チートとも呼べる成長補正を駆使し、世界を救うため、ポンコツ貧乳エルフとともにマイペースで冒険する。
※『死に戻り』と『成長チート』で異世界救済 ~バチ当たりヒキニートの異世界冒険譚~から改題しました
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる