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第一部 一章 平凡な日常
探検と知識と訓練と
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「リアン、起きてるか? 入るぞ。」
ドアをノックするとリンさんとオリヴィアさんは僕の部屋に入ってきた。
「なんか目が赤いぞ。どうした。怖い夢でも見たか?」
「怖い夢、そうですね。そうだったら良かったんですけど……」
「俺で良かったら話聞くぞ」
「ありがとうございます」
「朝食食べながらでいいか? 簡単なものだがつくってきた」
そうして僕たちは朝食を食べ始めた。
「夢の中で白い悪魔がリアンの父親を殺したということか」
「そうなんです。でもその後その人と男の人が普通の人たちみたいにやり取りしていて分からなくなりました。
夢と片付けるには本当にあったことのように感触とか鮮明に思い出せるんです。
――僕、幼い頃の記憶を失っているんです。正確には8年前以降の記憶が……。
だから夢で見たことは実際に8年前以降にあったんじゃないかって」
「そうか。おまえはどうしたい?」
「僕は、親の敵討ちをしたい。
あの人を親と同じ目に遭わせたいと思うと同時にそれが正しいことか分からない。
だから僕は真実が知りたい。あのときに何があったのか。どうして僕の両親が殺されるはめになったのか。血の海と化していたあの光景は何だったのかを」
「そうか。俺も……。いや、何でもない。
俺はリアンの意志を尊重する。できる限り俺も協力しよう。その第一歩としてまずここの一般常識を知らないと話にならないからな。その話をしよう。異世界物の小説とかとほとんど似たものだと思うが。
――オリヴィア、まず種族の話してやれ。俺はその間に足りない日用品をここに運んでくる」
今まで朝食に夢中で話に加わってこなかったオリヴィアさんが少し慌てている。オリヴィアさん、本当にリンさんのご飯好きなんだろうな。僕もリンさんのご飯好きになっちゃったけど。
「うん、分かった」
慌てているのを隠すようにオリヴィアさんは僕の方向を向くと話し始めた。
「まず、私の種族から。といっても私は人間とエルフのハーフ。そして君は人間と竜人のハーフ。リンは……」
僕は驚き椅子から立ち上がりオリヴィアさんをまくし立てた。
「待ってください! 僕人間ですよ! 角とかだって生えてないし……。それに今まで人間として生きてきたんですよ?! 信じられるわけ……」
オリヴィアさんは僕とは反対に冷静に話し始める。
「試合のとき私についてこれた。普通の人間じゃあまず無理。いたとしてもそれは昔の名の知れた侍レベル。それにリアン君、竜の気配がもれ出てる」
「え、気配とかで分かるもの何ですか?!」
「話進まないから少し黙ってようか」
周りの温度が少し下がった気がする。笑顔なのに怖い!!
「すみません」
なんだか僕オリヴィアさんを怒らせてばかりな気がする。
そういえばレオナにも言われた気がする。
『おまえは本当に女心とか人の気持ちを察するのが苦手だよな』と。
思い出し無性に腹が立ってきた。レオナはなぜか僕の図星をついてくるのがうまいんだよな……。本当のことだからなおさら腹立つんだろうけど。やめだ、やめ。
「この世界には神鳥族、天使、精霊、竜人、エルフ、魔族、獣人、ドワーフ、小人族、人間がいる。
最初の三種族はめったに会えない。そして種族ごとに平均した戦闘力もこの順。おおよそだからあんまり当てにしないで。あくまで一般人で出したものだから。
魔力量は人それぞれだけど最初の六種族が特に多い傾向がある。他に質問ある?」
「特にないです」
咄嗟に質問思い浮かばないや。疑問に思ったときに聞けばいいよね。
「あとはリンに任せる」
「分かった」
うわ、気配がしなかった。いつの間に戻ってきたんだ!?リンさんすごい!!
「リアン、昨日言ってたとおりギルド内を紹介する。その間に一般常識を教えてやる」
「お願いします」
僕は元気よく立ち上がった。そして移動しながらリンさんにいろいろ教えてもらった。
そういえば異世界ものに魔王討伐とか勇者召喚とかあるけどここもそういうのあるのかな。
「あのリンさん、オリヴィアさんから魔族がいるって聞いたんですけど、異世界物みたいに勇者が魔王を討伐するみたいなことってあるんですか?」
「ある」
歩いている内に武器庫にたどり着いた。
リンさんは武器を見ながら少し考え込む仕草をしている。
「詳細も話しといたほうがいいか……。一般的に魔族は人族だけの国にとって人類の敵だと認識されている。魔物を従えることもできるからだ。
だからかそれに影響されて魔族を種族の一つと見なさず魔物と同じ扱いしている人もいる。少数派だけどな。
――人族が一方的に魔族に戦争をしかけてた。だから戦争で魔王が討伐されることもあった。魔王は国の長に過ぎない。ただ魔族は強い者には従えっていう風潮があるから自然と魔王は一番強い者になる」
僕はリンさんの言い方に引っかかりを覚えた。
「戦争してたってことは今はしてないんですか?」
「ああ、最近はしてない。そのせいで嵐の前の静かさみたいで不気味だと住民がおびえていると報告が上がっている」
「そうなんですね」
「ここからが本題といってもいい。ここに生きている人たちは魔法と能力というものが使える。
だが人族は魔法を使える人が少ない傾向にある。リアンがいた世界に魔法を使っている者はいなかっただろう?」
「はい」
「能力の話だが能力はその人特有の能力と言ったところだ。能力は多くて三つ。それ以上もつ者がいるって話は聞いたことがない。
能力は戦闘中の切り札ともなりえるものだ。相手の能力を知らないと足をすくわれる。だからこそ能力は仲間にしか教えない者が多い」
「へえ~そうなんですね。そういえば、ステータスっていうとステータスが見れる異世界物とかありますけどその辺はどうなんだろう?」
「基本できない。だが、能力は使えるようになるとどういうものなのか自然と理解する。能力に鑑定などを持っているものは例外としてステータスを見られるが、欠点として自分より強い者のステータスをみることはできない」
「僕にも能力がありますかね?」
「ああ、ある。――――ギルド内もあらかた紹介したし次は訓練だ。そのときに能力の使い方を教えよう。使いこなせるかどうかはリアン次第だけどな」
そしてリンとオリヴィアの二人と訓練をした。ものすごくスパルタで始め心が折れそうだったが僕はやりきった。誰か褒めてほしい。何度天国が見えたことか……。そうこうしているうちに二週間が経った。
僕は異世界で初めて任務に出陣することになる。
ドアをノックするとリンさんとオリヴィアさんは僕の部屋に入ってきた。
「なんか目が赤いぞ。どうした。怖い夢でも見たか?」
「怖い夢、そうですね。そうだったら良かったんですけど……」
「俺で良かったら話聞くぞ」
「ありがとうございます」
「朝食食べながらでいいか? 簡単なものだがつくってきた」
そうして僕たちは朝食を食べ始めた。
「夢の中で白い悪魔がリアンの父親を殺したということか」
「そうなんです。でもその後その人と男の人が普通の人たちみたいにやり取りしていて分からなくなりました。
夢と片付けるには本当にあったことのように感触とか鮮明に思い出せるんです。
――僕、幼い頃の記憶を失っているんです。正確には8年前以降の記憶が……。
だから夢で見たことは実際に8年前以降にあったんじゃないかって」
「そうか。おまえはどうしたい?」
「僕は、親の敵討ちをしたい。
あの人を親と同じ目に遭わせたいと思うと同時にそれが正しいことか分からない。
だから僕は真実が知りたい。あのときに何があったのか。どうして僕の両親が殺されるはめになったのか。血の海と化していたあの光景は何だったのかを」
「そうか。俺も……。いや、何でもない。
俺はリアンの意志を尊重する。できる限り俺も協力しよう。その第一歩としてまずここの一般常識を知らないと話にならないからな。その話をしよう。異世界物の小説とかとほとんど似たものだと思うが。
――オリヴィア、まず種族の話してやれ。俺はその間に足りない日用品をここに運んでくる」
今まで朝食に夢中で話に加わってこなかったオリヴィアさんが少し慌てている。オリヴィアさん、本当にリンさんのご飯好きなんだろうな。僕もリンさんのご飯好きになっちゃったけど。
「うん、分かった」
慌てているのを隠すようにオリヴィアさんは僕の方向を向くと話し始めた。
「まず、私の種族から。といっても私は人間とエルフのハーフ。そして君は人間と竜人のハーフ。リンは……」
僕は驚き椅子から立ち上がりオリヴィアさんをまくし立てた。
「待ってください! 僕人間ですよ! 角とかだって生えてないし……。それに今まで人間として生きてきたんですよ?! 信じられるわけ……」
オリヴィアさんは僕とは反対に冷静に話し始める。
「試合のとき私についてこれた。普通の人間じゃあまず無理。いたとしてもそれは昔の名の知れた侍レベル。それにリアン君、竜の気配がもれ出てる」
「え、気配とかで分かるもの何ですか?!」
「話進まないから少し黙ってようか」
周りの温度が少し下がった気がする。笑顔なのに怖い!!
「すみません」
なんだか僕オリヴィアさんを怒らせてばかりな気がする。
そういえばレオナにも言われた気がする。
『おまえは本当に女心とか人の気持ちを察するのが苦手だよな』と。
思い出し無性に腹が立ってきた。レオナはなぜか僕の図星をついてくるのがうまいんだよな……。本当のことだからなおさら腹立つんだろうけど。やめだ、やめ。
「この世界には神鳥族、天使、精霊、竜人、エルフ、魔族、獣人、ドワーフ、小人族、人間がいる。
最初の三種族はめったに会えない。そして種族ごとに平均した戦闘力もこの順。おおよそだからあんまり当てにしないで。あくまで一般人で出したものだから。
魔力量は人それぞれだけど最初の六種族が特に多い傾向がある。他に質問ある?」
「特にないです」
咄嗟に質問思い浮かばないや。疑問に思ったときに聞けばいいよね。
「あとはリンに任せる」
「分かった」
うわ、気配がしなかった。いつの間に戻ってきたんだ!?リンさんすごい!!
「リアン、昨日言ってたとおりギルド内を紹介する。その間に一般常識を教えてやる」
「お願いします」
僕は元気よく立ち上がった。そして移動しながらリンさんにいろいろ教えてもらった。
そういえば異世界ものに魔王討伐とか勇者召喚とかあるけどここもそういうのあるのかな。
「あのリンさん、オリヴィアさんから魔族がいるって聞いたんですけど、異世界物みたいに勇者が魔王を討伐するみたいなことってあるんですか?」
「ある」
歩いている内に武器庫にたどり着いた。
リンさんは武器を見ながら少し考え込む仕草をしている。
「詳細も話しといたほうがいいか……。一般的に魔族は人族だけの国にとって人類の敵だと認識されている。魔物を従えることもできるからだ。
だからかそれに影響されて魔族を種族の一つと見なさず魔物と同じ扱いしている人もいる。少数派だけどな。
――人族が一方的に魔族に戦争をしかけてた。だから戦争で魔王が討伐されることもあった。魔王は国の長に過ぎない。ただ魔族は強い者には従えっていう風潮があるから自然と魔王は一番強い者になる」
僕はリンさんの言い方に引っかかりを覚えた。
「戦争してたってことは今はしてないんですか?」
「ああ、最近はしてない。そのせいで嵐の前の静かさみたいで不気味だと住民がおびえていると報告が上がっている」
「そうなんですね」
「ここからが本題といってもいい。ここに生きている人たちは魔法と能力というものが使える。
だが人族は魔法を使える人が少ない傾向にある。リアンがいた世界に魔法を使っている者はいなかっただろう?」
「はい」
「能力の話だが能力はその人特有の能力と言ったところだ。能力は多くて三つ。それ以上もつ者がいるって話は聞いたことがない。
能力は戦闘中の切り札ともなりえるものだ。相手の能力を知らないと足をすくわれる。だからこそ能力は仲間にしか教えない者が多い」
「へえ~そうなんですね。そういえば、ステータスっていうとステータスが見れる異世界物とかありますけどその辺はどうなんだろう?」
「基本できない。だが、能力は使えるようになるとどういうものなのか自然と理解する。能力に鑑定などを持っているものは例外としてステータスを見られるが、欠点として自分より強い者のステータスをみることはできない」
「僕にも能力がありますかね?」
「ああ、ある。――――ギルド内もあらかた紹介したし次は訓練だ。そのときに能力の使い方を教えよう。使いこなせるかどうかはリアン次第だけどな」
そしてリンとオリヴィアの二人と訓練をした。ものすごくスパルタで始め心が折れそうだったが僕はやりきった。誰か褒めてほしい。何度天国が見えたことか……。そうこうしているうちに二週間が経った。
僕は異世界で初めて任務に出陣することになる。
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