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第4楽章 砂に潜む影
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合鍵を使って部屋に入れば、何かが燃える音。
どうやら起きているらしい。
音のするキッチンを覗けば、コンナがコンロの前に立っていた。その手には半分ほど燃えている紙束。
「なぁ、知ってるか? コンロってのは、料理する場所であって、紙を燃やす場所じゃないんだぜ」
「そうだったのか……お前が朝食デリバリーをするなんて初めて知ったよ」
あまりにもコンナが食事、というよりも甘いもの以外に無頓着でありすぎるため、時々スレイなど心配した船員が酒盛りついでに夕飯を作りに来ることはあったが、朝にくるのは初めてだった。
「だったら、まともな食事を取ってほしいもんだな。徹夜なんて艦長がするもんじゃねぇだろ」
疲れた顔で、眠そうにしているコンナに呆れながら買ってきた食材を置くと、冷蔵庫を開ける。案の定、チョコレートなどの甘いものしか入っていない。
まともな食事をしろと訴えてみたものの、コンナに反省した様子は全くない。
「別にいいだろ……」
それは両方への返事だったのだろう。別にほかの食べ物を食べないというわけでもないし、前に突っ込んでおいた野菜などは捨てずに全て食べていることもわかってはいるが、やはり健康に良くない。
とはいえ、直すとも思えないこの癖は、もう諦めるしかない。
コンナが傍らに置いてあった紙束を手に取り、またコンロの火にかざす。その紙には、見慣れたクロスの文字。
「持ち出し禁止の意味知ってるか?」
内容は、資料保管庫の持ち出し禁止の棚にあるものだ。
「知ることは許されるもの。覚え書きは許されているはずだ」
「お前に聞いた俺がバカだった」
この女のヘリクツは今に始まったことではない。諦めて大きくため息をついている間に、紙束は全て燃えて無くなった。
火を消しシャワーを浴びてこようとするコンナに、朝食のリクエストを聞く。
「フレンチトースト。アイス乗っけて。あと桃缶」
「糖分過多」
「頭に糖分が必要らしいから。じゃ、よろしく」
返事は聞かずにドアを閉めたコンナに、毎食糖分以外ロクに取ってないだろと、ぼやきながらもスレイは馴れた手つきで調理を始めた。
出来上がったのは、サラダとフレンチトースト。アイスは乗せていない。それからブルーベリージャムとヨーグルト。
「……」
コンナは不満そうな表情したが、黙って椅子に座るとそれを食べ始めた。
スレイは横目にそれを確認しながら、燃やされなかった持ち出し許可が出されている書類を見る。
「こんな史実調べてどうしたんだよ? 歴史にでも興味でたのか?」
「まぁね。それで、そっちは調べられた?」
前に調べるように頼んだ事だ。
クロスに頼んだ事と似通っているが、軍ができるよりも早くから騎士の家系はあった。軍が知らないことも、隠していることも少し詳しくわかるかもしれない。
そんなコンナの意図をスレイも理解したらしく、クロスがまとめた資料を読みながら、自分の知っている情報と照らし合わせているが、さすがに軍に保管されているだけあって相違が少ない。
「そうだな……軍創設以降はほとんどこれと変わりないな」
「その前のことを調べられたのか?」
「あぁ。軍が創設される前は、王と四人の騎士がウィンリアの防衛をしてたらしくてな」
「……王も?」
「そりゃ、人も少なければ」
随分、今とは違うようだ。王自らが戦場にでるなど、今では考えられない。それだけ国が発展したと言ってしまえば、それまでだが。
元々ウィンリアは国王と四人の騎士が守っていた小さな町だった。幾度の地を這う者の襲撃に長年耐え続けた町は、救いを求めるように徐々に人が増え、国となり首都になったという。
そして、騎士の子孫は、愛用していた武器、槍、剣、斧、弓に準え、それぞれの得意であった武器の騎士の家系と呼ばれる貴族となった。
「って、まぁ、その程度だったが……」
「やっぱり、どこかに大きな拠点……というよりも、拠点が大きくなったら、そこに力は集中するってことか」
「そうだろうな」
大きな拠点はそれだけの安全性が確保される。その安全性を求めて、またやってくる人たちによってその安全性はまた高まる。そうやって発展していく。
「なァ」
「何?」
「お前が考えてることだけどよ。そいつは、上層部に潰される意見だぞ」
「地を這う者が砂竜以上の組織を持つ……持ってる可能性?」
「あぁ。地を這う者は、人を襲う獣。凶暴な動物みたいなもんだ。それがもし本当に動物以上の知能と力を持ってるとなりゃ――」
「スレイはどう思ってる?」
ヨーグルトの最後の一口を食べながら、そう聞けば、スレイは眉をひそめ、諦めたように息を吐いた。
「有ろうが無かろうが関係ねェ。俺はただ槍を振るうだけだ」
「わかりやすくていいけど、もうちょっと色々意見が欲しいんだよなぁ」
別に残念そうでもなさそうな表情で、ただ残念そうに聞こえるような声色で言うが、そんなわかりやすい嘘をスレイは鼻で笑い、食べ終わった食器を片付け始めた。
「一度、艦長に捨てられた身だからな。結局、最後には、アンタらが自分の意見だけで決めるのはわかってるもんでね。下手に意見は言わねぇようにしてんだ」
そんなスレイの言葉をコンナは笑った。そして、一言だけ問いかけた。
「でも、戦うんだ」
「当たり前ェだ」
即答したスレイの口端は確かに上がっていた。
「戦闘狂」
「テメェがいうな」
制服に着替え、石に細工を施した髪留めを付けていると、スレイは食器を洗い終えたらしく「先に行く」という声が聞こえてくる。
「そういえば、変わったことあった?」
「変わったこと? さっき顔出した時は特に……変わったというか、グラジオラスがまだ帰還してなかったな」
「まだ数時間だろ?」
「まぁな」
数時間の帰還の遅れは、巣からはぐれた小規模な地を這う者の襲撃を受ければよくあることだ。ただそういった小規模なものは、グラジオラスなどの軍艦であれば全く問題ないのだが、商人たちの船では死活問題になりえる。
そもそも商人たちの船は軍艦と違い、奏者がいないため空を飛ぶことができず、砂海の上を車輪を使って航行する。その上、地を這う者は聖なる音でしか倒せないため、戦う手段はなく、逃げるしかない。
唯一の救いが、地を這う者は共鳴者を含み、聖なる音を出せる人しか感知することができないらしく、どれだけ物音を立てようと、共鳴者などが乗っていなければ、地を這う者には感知されることはなく、意図した襲撃を受けることはない。
偶然、遭遇してしまった運の悪い船はなす術もなく沈んでしまうのだが。
要は、地を這う者に近づきさえしなければ、普通の人は行き来ができる。だからこそ、ウィンリアには今だに商人たちが行き交っているのだ。
その程度であれば、別に変わったことには含まれない。一通り、書類の整理も終えているし、本来であれば休暇なのだから、軽く確認作業を終えたら残りはクロスに任せて寝ていようなどと今日の予定を決めていると、電子音が鳴り響く。
最初こそ、アラームを切り忘れたかとも思ったが、音が違う。それに、隣の部屋からも似たような音が聞こえる。
「嫌な予感……」
小型の通信用端末を手に取り、イヤホンを耳に装着した。
***
ミスズはいつも通り、フィーネとの待ち合わせ場所にいれば、今日はユーリとズルダもいた。
先日のこともあり、しばらくは警備も近くで行動しようというユーリからの提案だった。
「ミスズーー!!!」
いつもより少しだけ遅れてやってきたフィーネは、慌てた様子でミスズに向かって飛びつく。
「大変!!」
「な、なにが?」
「またしょーもねェことじゃねェだろうな?」
ズルダがため息をつきながら、明後日の方向を見るが、フィーネはそんな様子も気にならない程に慌てていた。
「グラジオラスから救難信号が出たって!」
その言葉には、全員が一斉にフィーネを見た。冗談を言っている様子でもないし、こんな冗談をフィーネがつくはずがない。
「本当か?」
フィーネの冗談でなければ、あとが誤情報の可能性もある。
しかし、フィーネは首を縦に振った。
「先輩が緊急招集されたのたまたま聞いたから、多分間違いない」
救難信号は本当に危険な時にしか発されない。それこそ、軍艦の墜落の危険がある時だけだ。
「ミスズ! とにかく、行ってみよう」
フィーネにそう言われるが、あまりにも衝撃的な事に返事に困っていれば、背中を軽く叩かれた。
「しっかりしろ。救難信号が出てるってことは、まだ生きてるんだ」
「う、うん……」
ようやく返事をしたミスズに安心しつつ、フィーネはソフィアの向かったドックへと走った。
どうやら起きているらしい。
音のするキッチンを覗けば、コンナがコンロの前に立っていた。その手には半分ほど燃えている紙束。
「なぁ、知ってるか? コンロってのは、料理する場所であって、紙を燃やす場所じゃないんだぜ」
「そうだったのか……お前が朝食デリバリーをするなんて初めて知ったよ」
あまりにもコンナが食事、というよりも甘いもの以外に無頓着でありすぎるため、時々スレイなど心配した船員が酒盛りついでに夕飯を作りに来ることはあったが、朝にくるのは初めてだった。
「だったら、まともな食事を取ってほしいもんだな。徹夜なんて艦長がするもんじゃねぇだろ」
疲れた顔で、眠そうにしているコンナに呆れながら買ってきた食材を置くと、冷蔵庫を開ける。案の定、チョコレートなどの甘いものしか入っていない。
まともな食事をしろと訴えてみたものの、コンナに反省した様子は全くない。
「別にいいだろ……」
それは両方への返事だったのだろう。別にほかの食べ物を食べないというわけでもないし、前に突っ込んでおいた野菜などは捨てずに全て食べていることもわかってはいるが、やはり健康に良くない。
とはいえ、直すとも思えないこの癖は、もう諦めるしかない。
コンナが傍らに置いてあった紙束を手に取り、またコンロの火にかざす。その紙には、見慣れたクロスの文字。
「持ち出し禁止の意味知ってるか?」
内容は、資料保管庫の持ち出し禁止の棚にあるものだ。
「知ることは許されるもの。覚え書きは許されているはずだ」
「お前に聞いた俺がバカだった」
この女のヘリクツは今に始まったことではない。諦めて大きくため息をついている間に、紙束は全て燃えて無くなった。
火を消しシャワーを浴びてこようとするコンナに、朝食のリクエストを聞く。
「フレンチトースト。アイス乗っけて。あと桃缶」
「糖分過多」
「頭に糖分が必要らしいから。じゃ、よろしく」
返事は聞かずにドアを閉めたコンナに、毎食糖分以外ロクに取ってないだろと、ぼやきながらもスレイは馴れた手つきで調理を始めた。
出来上がったのは、サラダとフレンチトースト。アイスは乗せていない。それからブルーベリージャムとヨーグルト。
「……」
コンナは不満そうな表情したが、黙って椅子に座るとそれを食べ始めた。
スレイは横目にそれを確認しながら、燃やされなかった持ち出し許可が出されている書類を見る。
「こんな史実調べてどうしたんだよ? 歴史にでも興味でたのか?」
「まぁね。それで、そっちは調べられた?」
前に調べるように頼んだ事だ。
クロスに頼んだ事と似通っているが、軍ができるよりも早くから騎士の家系はあった。軍が知らないことも、隠していることも少し詳しくわかるかもしれない。
そんなコンナの意図をスレイも理解したらしく、クロスがまとめた資料を読みながら、自分の知っている情報と照らし合わせているが、さすがに軍に保管されているだけあって相違が少ない。
「そうだな……軍創設以降はほとんどこれと変わりないな」
「その前のことを調べられたのか?」
「あぁ。軍が創設される前は、王と四人の騎士がウィンリアの防衛をしてたらしくてな」
「……王も?」
「そりゃ、人も少なければ」
随分、今とは違うようだ。王自らが戦場にでるなど、今では考えられない。それだけ国が発展したと言ってしまえば、それまでだが。
元々ウィンリアは国王と四人の騎士が守っていた小さな町だった。幾度の地を這う者の襲撃に長年耐え続けた町は、救いを求めるように徐々に人が増え、国となり首都になったという。
そして、騎士の子孫は、愛用していた武器、槍、剣、斧、弓に準え、それぞれの得意であった武器の騎士の家系と呼ばれる貴族となった。
「って、まぁ、その程度だったが……」
「やっぱり、どこかに大きな拠点……というよりも、拠点が大きくなったら、そこに力は集中するってことか」
「そうだろうな」
大きな拠点はそれだけの安全性が確保される。その安全性を求めて、またやってくる人たちによってその安全性はまた高まる。そうやって発展していく。
「なァ」
「何?」
「お前が考えてることだけどよ。そいつは、上層部に潰される意見だぞ」
「地を這う者が砂竜以上の組織を持つ……持ってる可能性?」
「あぁ。地を這う者は、人を襲う獣。凶暴な動物みたいなもんだ。それがもし本当に動物以上の知能と力を持ってるとなりゃ――」
「スレイはどう思ってる?」
ヨーグルトの最後の一口を食べながら、そう聞けば、スレイは眉をひそめ、諦めたように息を吐いた。
「有ろうが無かろうが関係ねェ。俺はただ槍を振るうだけだ」
「わかりやすくていいけど、もうちょっと色々意見が欲しいんだよなぁ」
別に残念そうでもなさそうな表情で、ただ残念そうに聞こえるような声色で言うが、そんなわかりやすい嘘をスレイは鼻で笑い、食べ終わった食器を片付け始めた。
「一度、艦長に捨てられた身だからな。結局、最後には、アンタらが自分の意見だけで決めるのはわかってるもんでね。下手に意見は言わねぇようにしてんだ」
そんなスレイの言葉をコンナは笑った。そして、一言だけ問いかけた。
「でも、戦うんだ」
「当たり前ェだ」
即答したスレイの口端は確かに上がっていた。
「戦闘狂」
「テメェがいうな」
制服に着替え、石に細工を施した髪留めを付けていると、スレイは食器を洗い終えたらしく「先に行く」という声が聞こえてくる。
「そういえば、変わったことあった?」
「変わったこと? さっき顔出した時は特に……変わったというか、グラジオラスがまだ帰還してなかったな」
「まだ数時間だろ?」
「まぁな」
数時間の帰還の遅れは、巣からはぐれた小規模な地を這う者の襲撃を受ければよくあることだ。ただそういった小規模なものは、グラジオラスなどの軍艦であれば全く問題ないのだが、商人たちの船では死活問題になりえる。
そもそも商人たちの船は軍艦と違い、奏者がいないため空を飛ぶことができず、砂海の上を車輪を使って航行する。その上、地を這う者は聖なる音でしか倒せないため、戦う手段はなく、逃げるしかない。
唯一の救いが、地を這う者は共鳴者を含み、聖なる音を出せる人しか感知することができないらしく、どれだけ物音を立てようと、共鳴者などが乗っていなければ、地を這う者には感知されることはなく、意図した襲撃を受けることはない。
偶然、遭遇してしまった運の悪い船はなす術もなく沈んでしまうのだが。
要は、地を這う者に近づきさえしなければ、普通の人は行き来ができる。だからこそ、ウィンリアには今だに商人たちが行き交っているのだ。
その程度であれば、別に変わったことには含まれない。一通り、書類の整理も終えているし、本来であれば休暇なのだから、軽く確認作業を終えたら残りはクロスに任せて寝ていようなどと今日の予定を決めていると、電子音が鳴り響く。
最初こそ、アラームを切り忘れたかとも思ったが、音が違う。それに、隣の部屋からも似たような音が聞こえる。
「嫌な予感……」
小型の通信用端末を手に取り、イヤホンを耳に装着した。
***
ミスズはいつも通り、フィーネとの待ち合わせ場所にいれば、今日はユーリとズルダもいた。
先日のこともあり、しばらくは警備も近くで行動しようというユーリからの提案だった。
「ミスズーー!!!」
いつもより少しだけ遅れてやってきたフィーネは、慌てた様子でミスズに向かって飛びつく。
「大変!!」
「な、なにが?」
「またしょーもねェことじゃねェだろうな?」
ズルダがため息をつきながら、明後日の方向を見るが、フィーネはそんな様子も気にならない程に慌てていた。
「グラジオラスから救難信号が出たって!」
その言葉には、全員が一斉にフィーネを見た。冗談を言っている様子でもないし、こんな冗談をフィーネがつくはずがない。
「本当か?」
フィーネの冗談でなければ、あとが誤情報の可能性もある。
しかし、フィーネは首を縦に振った。
「先輩が緊急招集されたのたまたま聞いたから、多分間違いない」
救難信号は本当に危険な時にしか発されない。それこそ、軍艦の墜落の危険がある時だけだ。
「ミスズ! とにかく、行ってみよう」
フィーネにそう言われるが、あまりにも衝撃的な事に返事に困っていれば、背中を軽く叩かれた。
「しっかりしろ。救難信号が出てるってことは、まだ生きてるんだ」
「う、うん……」
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