14 / 125
人物紹介 番外編 1 (フィリップによる説明)
しおりを挟む
(注) 番外編の人物紹介です。番外編を読んでいない方にはネタバレあります。
そして、フィリップによる人物紹介なので、非常に偏った紹介となります。
参考にはなりません…。こちらも続きます。
(王族)
ルイス
6歳年下のぼくの自慢の弟。地上に舞い降りた天使。
だから、どこにいても、輝いて見える!
幼い頃、誕生日プレゼントにぬいぐるみを渡した時、「にいさま、ありがと」そう言ったルイスのきらきらした瞳に、心臓をうちぬかれた。
だって、その瞳からは、清廉な愛らしさがあふれでていたんだから!
その瞬間、この清らかで愛らしいルイスを兄様が守っていこうって誓った。
その時のルイスを、ぼくはしーっかり記憶しているけれど、悔しいのは映像で記録しなかったこと。
もし、それができていたなら、将来、ぼくが国王に即位した時、記念行事として放映できたのに!!
ルイスの美貌は語るまでもないけれど、心の美しさは語りつくせない! しかも、奥ゆかしい!
だからなんだね、遠慮がちに顔を動かすのは。そのため、無表情なんて言われることもある。
でも、ぼくから見たら、あの表情を読み取れないほうがダメダメ。感受性が鈍すぎるんじゃない?
そんな鈍すぎる奴らが城の中にも沢山いて、あろうことかルイスのことを人形王子だなんて呼んでいた時があった。
親切なぼくは、一人一人、懇切丁寧にルイスの良さを説明してまわったんだよね。だって、ルイスの良さを知らずにいるなんて、人生損しているようなもんだしね。フフフ。
そんな素晴らしいルイスには婚約者がいる。この世で一番運のいいアリス嬢だ。
努力家で一生懸命で一途なルイスは、いつもアリス嬢のために色々なことにがんばってきた。
本当に何をやっても才能があふれているルイス。
お菓子を作れば美味しすぎるし、絵を描けばは奥深すぎる。
控えめに言っても天才、天才、天才!
要するに、ルイスはあるがままで素晴らしいってこと!
国王
ぼくとルイスの父上。ルイスの表情を読みづらそうにしているところを見ると、感性がにぶめ。
今までの父上の最大の功績は、ルイスが初めて頼みごとをしたアリス嬢との婚約を、反対するアリス嬢の父、宰相のヴァルド公爵と渡り合って成し遂げたこと。
押しの弱い父上が、あの曲者公爵相手に、切り札として王命を使ったのも評価できるかな。
まあ、ぼくなら、ルイスの婚約者になれるのに反対だなんて失礼なことを言わせることすらしないけどね。
王妃
母上であり辺境伯。言わずと知れた脳筋。
怒った時は、距離関係なく、すごい声量で叫ぶ。耳が痛いのでやめて欲しい。
あと、恐ろしいほどの地獄耳。
愛らしさ満載で貴重な幼少期のルイスに、騎士服もどきばかり着せたことは許せない。
センスゼロ人間。
アリス嬢欲しさに、ルイスを次の辺境伯にしようと目論んでいる節があり、要注意。
そして、フィリップによる人物紹介なので、非常に偏った紹介となります。
参考にはなりません…。こちらも続きます。
(王族)
ルイス
6歳年下のぼくの自慢の弟。地上に舞い降りた天使。
だから、どこにいても、輝いて見える!
幼い頃、誕生日プレゼントにぬいぐるみを渡した時、「にいさま、ありがと」そう言ったルイスのきらきらした瞳に、心臓をうちぬかれた。
だって、その瞳からは、清廉な愛らしさがあふれでていたんだから!
その瞬間、この清らかで愛らしいルイスを兄様が守っていこうって誓った。
その時のルイスを、ぼくはしーっかり記憶しているけれど、悔しいのは映像で記録しなかったこと。
もし、それができていたなら、将来、ぼくが国王に即位した時、記念行事として放映できたのに!!
ルイスの美貌は語るまでもないけれど、心の美しさは語りつくせない! しかも、奥ゆかしい!
だからなんだね、遠慮がちに顔を動かすのは。そのため、無表情なんて言われることもある。
でも、ぼくから見たら、あの表情を読み取れないほうがダメダメ。感受性が鈍すぎるんじゃない?
そんな鈍すぎる奴らが城の中にも沢山いて、あろうことかルイスのことを人形王子だなんて呼んでいた時があった。
親切なぼくは、一人一人、懇切丁寧にルイスの良さを説明してまわったんだよね。だって、ルイスの良さを知らずにいるなんて、人生損しているようなもんだしね。フフフ。
そんな素晴らしいルイスには婚約者がいる。この世で一番運のいいアリス嬢だ。
努力家で一生懸命で一途なルイスは、いつもアリス嬢のために色々なことにがんばってきた。
本当に何をやっても才能があふれているルイス。
お菓子を作れば美味しすぎるし、絵を描けばは奥深すぎる。
控えめに言っても天才、天才、天才!
要するに、ルイスはあるがままで素晴らしいってこと!
国王
ぼくとルイスの父上。ルイスの表情を読みづらそうにしているところを見ると、感性がにぶめ。
今までの父上の最大の功績は、ルイスが初めて頼みごとをしたアリス嬢との婚約を、反対するアリス嬢の父、宰相のヴァルド公爵と渡り合って成し遂げたこと。
押しの弱い父上が、あの曲者公爵相手に、切り札として王命を使ったのも評価できるかな。
まあ、ぼくなら、ルイスの婚約者になれるのに反対だなんて失礼なことを言わせることすらしないけどね。
王妃
母上であり辺境伯。言わずと知れた脳筋。
怒った時は、距離関係なく、すごい声量で叫ぶ。耳が痛いのでやめて欲しい。
あと、恐ろしいほどの地獄耳。
愛らしさ満載で貴重な幼少期のルイスに、騎士服もどきばかり着せたことは許せない。
センスゼロ人間。
アリス嬢欲しさに、ルイスを次の辺境伯にしようと目論んでいる節があり、要注意。
38
お気に入りに追加
1,780
あなたにおすすめの小説

婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。
アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。
いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。
だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・
「いつわたしが婚約破棄すると言った?」
私に飽きたんじゃなかったんですか!?
……………………………
たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!

公爵令息は妹を選ぶらしいので私は旅に出ます
ネコ
恋愛
公爵令息ラウルの婚約者だったエリンは、なぜかいつも“愛らしい妹”に優先順位を奪われていた。正当な抗議も「ただの嫉妬だろう」と取り合われず、遂に婚約破棄へ。放り出されても涙は出ない。ならば持ち前の治癒魔法を活かして自由に生きよう――そう決めたエリンの旅立ち先で、運命は大きく動き出す。

本日より他人として生きさせていただきます
ネコ
恋愛
伯爵令嬢のアルマは、愛のない婚約者レオナードに尽くし続けてきた。しかし、彼の隣にはいつも「運命の相手」を自称する美女の姿が。家族も周囲もレオナードの一方的なわがままを容認するばかり。ある夜会で二人の逢瀬を目撃したアルマは、今さら怒る気力も失せてしまう。「それなら私は他人として過ごしましょう」そう告げて婚約破棄に踏み切る。だが、彼女が去った瞬間からレオナードの人生には不穏なほつれが生じ始めるのだった。

わたしにはもうこの子がいるので、いまさら愛してもらわなくても結構です。
ふまさ
恋愛
伯爵令嬢のリネットは、婚約者のハワードを、盲目的に愛していた。友人に、他の令嬢と親しげに歩いていたと言われても信じず、暴言を吐かれても、彼は子どものように純粋無垢だから仕方ないと自分を納得させていた。
けれど。
「──なんか、こうして改めて見ると猿みたいだし、不細工だなあ。本当に、ぼくときみの子?」
他でもない。二人の子ども──ルシアンへの暴言をきっかけに、ハワードへの絶対的な愛が、リネットの中で確かに崩れていく音がした。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)

ご自慢の聖女がいるのだから、私は失礼しますわ
ネコ
恋愛
伯爵令嬢ユリアは、幼い頃から第二王子アレクサンドルの婚約者。だが、留学から戻ってきたアレクサンドルは「聖女が僕の真実の花嫁だ」と堂々宣言。周囲は“奇跡の力を持つ聖女”と王子の恋を応援し、ユリアを貶める噂まで広まった。婚約者の座を奪われるより先に、ユリアは自分から破棄を申し出る。「お好きにどうぞ。もう私には関係ありません」そう言った途端、王宮では聖女の力が何かとおかしな騒ぎを起こし始めるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる