8 / 125
ピンク色の髪の女性の思い
しおりを挟む
※ピンク色の髪の女性、ローラ視点になります
私は、ローラ。平民として暮らしてきたけれど、なんと、突然、貴族になることになった!
この珍しいピンク色の髪の毛と、私の美しさが、町に遊びに来ていた伯爵家の息子の目にとまった。
そして、私にメロメロになった伯爵の息子。
すぐに結婚を申し込まれた。
好きでもないけど、私は一も二もなくOKしたわ。
だって、貴族になれば、きれいなドレスをきて、美味しいものを食べ、贅沢しほうだい!!
そっちのほうが、大事よね。
でも、簡単にはいかなかった。伯爵夫妻が猛反対したから。
平民なんてダメだ。うちの息子には立派な家柄の立派な令嬢をむかえる、…なんて言いたい放題。
が、伯爵の息子があきらめない。家をでると言い出した。
ほんと、それはやめて。だって、貴族じゃなくなったら、あなたなんて興味がないもんね。
と思ってたら、伯爵夫妻がおれた。
私を、つながりのある男爵家の養女にし、貴族の学園に入れると言った。
そして、いい成績で卒業したら、息子の嫁として認めよう、と。
貴族の学園! 私は、うきうきして編入した。
そこは、15歳から21歳の貴族が通う学園だそう。
校舎もわかれていて、私は主に下位貴族の通う校舎に通うことになった。
伯爵家の地味な息子とはくらべものにならない、きらびやかな貴族の子息たちが沢山いる。
私は考えた。
そうだ、あのうるさい両親のいる伯爵の息子じゃなくて、もっとかっこいい、そして、もっと位の高い貴族に近づくチャンスじゃないって?
私の美しさがあれば、のりかえるのも簡単だもんね。
だから、私は、自分の通うはずの校舎ではなくて、位の高い貴族たちの校舎をうろつき、目についた人に近づいていった。
でも、なかなか、伯爵家の息子のように、コロッとはいってくれない。
おかしいわね。私の魅力が通じないなんて…。
そう思ってた時、見たこともないほど、きれいな人を見た。
なんと、本物の王子様!
第二王子のルイス殿下なんだって。
これだ! と、私は思った。
最高の位、最高の美貌をもつ男、それを手にした私!
想像がとまらない。最高だわ!
噂を集めると、公爵令嬢の婚約者がいるが、5歳年下だということ。
つまり、まだまだお子様。
私のかもしだす大人の色気にはかなわない!
見てなさい。何が何でも落としてみせるから。
私は、ローラ。平民として暮らしてきたけれど、なんと、突然、貴族になることになった!
この珍しいピンク色の髪の毛と、私の美しさが、町に遊びに来ていた伯爵家の息子の目にとまった。
そして、私にメロメロになった伯爵の息子。
すぐに結婚を申し込まれた。
好きでもないけど、私は一も二もなくOKしたわ。
だって、貴族になれば、きれいなドレスをきて、美味しいものを食べ、贅沢しほうだい!!
そっちのほうが、大事よね。
でも、簡単にはいかなかった。伯爵夫妻が猛反対したから。
平民なんてダメだ。うちの息子には立派な家柄の立派な令嬢をむかえる、…なんて言いたい放題。
が、伯爵の息子があきらめない。家をでると言い出した。
ほんと、それはやめて。だって、貴族じゃなくなったら、あなたなんて興味がないもんね。
と思ってたら、伯爵夫妻がおれた。
私を、つながりのある男爵家の養女にし、貴族の学園に入れると言った。
そして、いい成績で卒業したら、息子の嫁として認めよう、と。
貴族の学園! 私は、うきうきして編入した。
そこは、15歳から21歳の貴族が通う学園だそう。
校舎もわかれていて、私は主に下位貴族の通う校舎に通うことになった。
伯爵家の地味な息子とはくらべものにならない、きらびやかな貴族の子息たちが沢山いる。
私は考えた。
そうだ、あのうるさい両親のいる伯爵の息子じゃなくて、もっとかっこいい、そして、もっと位の高い貴族に近づくチャンスじゃないって?
私の美しさがあれば、のりかえるのも簡単だもんね。
だから、私は、自分の通うはずの校舎ではなくて、位の高い貴族たちの校舎をうろつき、目についた人に近づいていった。
でも、なかなか、伯爵家の息子のように、コロッとはいってくれない。
おかしいわね。私の魅力が通じないなんて…。
そう思ってた時、見たこともないほど、きれいな人を見た。
なんと、本物の王子様!
第二王子のルイス殿下なんだって。
これだ! と、私は思った。
最高の位、最高の美貌をもつ男、それを手にした私!
想像がとまらない。最高だわ!
噂を集めると、公爵令嬢の婚約者がいるが、5歳年下だということ。
つまり、まだまだお子様。
私のかもしだす大人の色気にはかなわない!
見てなさい。何が何でも落としてみせるから。
136
お気に入りに追加
1,778
あなたにおすすめの小説

婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。
アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。
いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。
だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・
「いつわたしが婚約破棄すると言った?」
私に飽きたんじゃなかったんですか!?
……………………………
たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!

我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~

公爵令息は妹を選ぶらしいので私は旅に出ます
ネコ
恋愛
公爵令息ラウルの婚約者だったエリンは、なぜかいつも“愛らしい妹”に優先順位を奪われていた。正当な抗議も「ただの嫉妬だろう」と取り合われず、遂に婚約破棄へ。放り出されても涙は出ない。ならば持ち前の治癒魔法を活かして自由に生きよう――そう決めたエリンの旅立ち先で、運命は大きく動き出す。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

本日より他人として生きさせていただきます
ネコ
恋愛
伯爵令嬢のアルマは、愛のない婚約者レオナードに尽くし続けてきた。しかし、彼の隣にはいつも「運命の相手」を自称する美女の姿が。家族も周囲もレオナードの一方的なわがままを容認するばかり。ある夜会で二人の逢瀬を目撃したアルマは、今さら怒る気力も失せてしまう。「それなら私は他人として過ごしましょう」そう告げて婚約破棄に踏み切る。だが、彼女が去った瞬間からレオナードの人生には不穏なほつれが生じ始めるのだった。

わたしにはもうこの子がいるので、いまさら愛してもらわなくても結構です。
ふまさ
恋愛
伯爵令嬢のリネットは、婚約者のハワードを、盲目的に愛していた。友人に、他の令嬢と親しげに歩いていたと言われても信じず、暴言を吐かれても、彼は子どものように純粋無垢だから仕方ないと自分を納得させていた。
けれど。
「──なんか、こうして改めて見ると猿みたいだし、不細工だなあ。本当に、ぼくときみの子?」
他でもない。二人の子ども──ルシアンへの暴言をきっかけに、ハワードへの絶対的な愛が、リネットの中で確かに崩れていく音がした。

【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております

【完結】聖女の手を取り婚約者が消えて二年。私は別の人の妻になっていた。
文月ゆうり
恋愛
レティシアナは姫だ。
父王に一番愛される姫。
ゆえに妬まれることが多く、それを憂いた父王により早くに婚約を結ぶことになった。
優しく、頼れる婚約者はレティシアナの英雄だ。
しかし、彼は居なくなった。
聖女と呼ばれる少女と一緒に、行方を眩ませたのだ。
そして、二年後。
レティシアナは、大国の王の妻となっていた。
※主人公は、戦えるような存在ではありません。戦えて、強い主人公が好きな方には合わない可能性があります。
小説家になろうにも投稿しています。
エールありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる