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15歳に
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あれから2年。
私は15歳になり、先日、ついに辺境騎士団の入団試験を受けた。
結果は、無事合格!
私の憧れ、辺境伯様で王妃様で騎士団長様から、直筆サイン入りの合格通知のお手紙が届いた時は号泣したわ!
そのお手紙は、私の宝として、額に入れて部屋に飾っている。
気持ちはすっかり騎士だけれど、実際、騎士団に入団し、騎士として働き始めるのは、ちょうど1か月後。
それまでに、少しでも成長するべく、ますます剣の稽古に気合いを入れ、入団する日を待ちわびている私。
が、今日は、今年、合格した新人騎士たちのお披露目をかねて、王妃様であり辺境伯様であり、騎士団長様のお城でパーティーが開かれる。
辺境に関わる領土をおさめる方々から、騎士たちの家族のみなさんまで、大勢が招かれる盛大なパーティーだ。
お父様とアール兄様が騎士団なので、私も家族として毎年招かれている。
去年までは、もりもりと美味しいものを食べ、騎士団長様のお姿を存分に目にやきつけ、騎士になる決意を新たにするだけだったけれど、今年は、自分が新人騎士として紹介される。
そう思うとなんだか緊張してきた!
前日は、眠れなかったらどうしよう、と思いつつベッドに入ったのに、気が付いたら朝までぐっすり。
気分は爽快!
そして昼食を食べたら、そろそろ用意を始めなければ、という時間になった。
というのも、騎士団の家族の子どもたちも招かれるパーティーなので、始まる時間は早く、午後の3時から。
私は、できあがってきたばかりの真新しい騎士服を身にまとう。
辺境騎士団の騎士服は、濃い青色に、銀色のボタン。袖と襟に銀色のラインが入っただけのシンプルなデザイン。
が、胸には、辺境伯様の紋章である「銀の鷲」が刺繍されている。
一目でわかる辺境騎士団としての印よね! 身にまとってみると、感動して震えてしまった。
そして、馬車に乗り、感動したままお城へと到着した私。
ちなみに、副騎士団長のお父様と、騎士団員のアール兄様は、朝からお城で仕事をしている。
というのも、大勢の人が来るので、警備のことなど、色々準備が大変らしい。
ということで、私はお母様と一緒に来た。
お母様は、青い小花をあしらったドレスを着ている。
騎士の家族は、辺境騎士団の騎士服にちなんで、どこかしらに青い色のものを身にまとってくる。
別に決まりではないけれど、ずっと続いているみたい。
なんでも、昔、この辺境の地に隣国が攻め込んできた時、戦う騎士の無事を祈り、ともに戦うという意味をこめて、家族が青色のものを身につけたとことが由来みたい。
騎士団長様は、季節折々、騎士団の家族をお城に招待してもてなしてくれるのだけれど、その時も、みんな、なにかしら青い色のものを身に着けているんだよね。
私は濃い青色のリボンで髪を束ねて、参加していた。
なので、今日も騎士服と同じ、濃い青色のリボンで、きっちりと束ねている。
といっても、髪を束ねてくれたのは私じゃないんだけどね。
そう思いつつ、私は後ろを振り返った。
私は15歳になり、先日、ついに辺境騎士団の入団試験を受けた。
結果は、無事合格!
私の憧れ、辺境伯様で王妃様で騎士団長様から、直筆サイン入りの合格通知のお手紙が届いた時は号泣したわ!
そのお手紙は、私の宝として、額に入れて部屋に飾っている。
気持ちはすっかり騎士だけれど、実際、騎士団に入団し、騎士として働き始めるのは、ちょうど1か月後。
それまでに、少しでも成長するべく、ますます剣の稽古に気合いを入れ、入団する日を待ちわびている私。
が、今日は、今年、合格した新人騎士たちのお披露目をかねて、王妃様であり辺境伯様であり、騎士団長様のお城でパーティーが開かれる。
辺境に関わる領土をおさめる方々から、騎士たちの家族のみなさんまで、大勢が招かれる盛大なパーティーだ。
お父様とアール兄様が騎士団なので、私も家族として毎年招かれている。
去年までは、もりもりと美味しいものを食べ、騎士団長様のお姿を存分に目にやきつけ、騎士になる決意を新たにするだけだったけれど、今年は、自分が新人騎士として紹介される。
そう思うとなんだか緊張してきた!
前日は、眠れなかったらどうしよう、と思いつつベッドに入ったのに、気が付いたら朝までぐっすり。
気分は爽快!
そして昼食を食べたら、そろそろ用意を始めなければ、という時間になった。
というのも、騎士団の家族の子どもたちも招かれるパーティーなので、始まる時間は早く、午後の3時から。
私は、できあがってきたばかりの真新しい騎士服を身にまとう。
辺境騎士団の騎士服は、濃い青色に、銀色のボタン。袖と襟に銀色のラインが入っただけのシンプルなデザイン。
が、胸には、辺境伯様の紋章である「銀の鷲」が刺繍されている。
一目でわかる辺境騎士団としての印よね! 身にまとってみると、感動して震えてしまった。
そして、馬車に乗り、感動したままお城へと到着した私。
ちなみに、副騎士団長のお父様と、騎士団員のアール兄様は、朝からお城で仕事をしている。
というのも、大勢の人が来るので、警備のことなど、色々準備が大変らしい。
ということで、私はお母様と一緒に来た。
お母様は、青い小花をあしらったドレスを着ている。
騎士の家族は、辺境騎士団の騎士服にちなんで、どこかしらに青い色のものを身にまとってくる。
別に決まりではないけれど、ずっと続いているみたい。
なんでも、昔、この辺境の地に隣国が攻め込んできた時、戦う騎士の無事を祈り、ともに戦うという意味をこめて、家族が青色のものを身につけたとことが由来みたい。
騎士団長様は、季節折々、騎士団の家族をお城に招待してもてなしてくれるのだけれど、その時も、みんな、なにかしら青い色のものを身に着けているんだよね。
私は濃い青色のリボンで髪を束ねて、参加していた。
なので、今日も騎士服と同じ、濃い青色のリボンで、きっちりと束ねている。
といっても、髪を束ねてくれたのは私じゃないんだけどね。
そう思いつつ、私は後ろを振り返った。
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