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私をこの世界に堕としたのは、だぁれ?
囚われの身のアリス⑯
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「…え?」
ハギレの隙間から銀細工の鈴がこぼれ落ちた。
「どうして、ミッシェルさんの鈴なのに…」
鈴を拾い、驚いて眺めていると何かの汚れがついていた。
「なんだろう?」私はハギレでこすって見たが広がってしまうだけで、その汚れはなかなか落ちない。
よく見ると、ハギレも何かの染みがベットリとついていた。
「これは一体…」かすかに鉄サビのような匂いがする。
暖の灯りにハギレをかざすと…それは薄暗くとも分かる、赤い血の汚れだった…。
「いやっ!!」私はハギレを投げ捨てた。ハギレを凝視していると、見覚えのあるポケットがついているのが分かった。
昼間…ミッシェルさんがクッキーを出してくれた…?鈴もそこに入っていたのかも知れない。
私は確認するために、ハギレを恐る恐る掴んでよく見てみた。
顔を近づけると、血の臭いに混じって、かすかに甘いクッキーの香りがした。
ハギレの隙間から銀細工の鈴がこぼれ落ちた。
「どうして、ミッシェルさんの鈴なのに…」
鈴を拾い、驚いて眺めていると何かの汚れがついていた。
「なんだろう?」私はハギレでこすって見たが広がってしまうだけで、その汚れはなかなか落ちない。
よく見ると、ハギレも何かの染みがベットリとついていた。
「これは一体…」かすかに鉄サビのような匂いがする。
暖の灯りにハギレをかざすと…それは薄暗くとも分かる、赤い血の汚れだった…。
「いやっ!!」私はハギレを投げ捨てた。ハギレを凝視していると、見覚えのあるポケットがついているのが分かった。
昼間…ミッシェルさんがクッキーを出してくれた…?鈴もそこに入っていたのかも知れない。
私は確認するために、ハギレを恐る恐る掴んでよく見てみた。
顔を近づけると、血の臭いに混じって、かすかに甘いクッキーの香りがした。
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