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干支受注で談合か 関係12動物から聴取
しおりを挟む干支受注をめぐる12動物談合の流れ
その年を象徴する動物「干支」の受注をめぐり、一部の動物が談合を繰り返していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が関係者から事情聴取を行っていたことが1日までにわかった。数千年にわたって他の動物の新規参入を妨害していた疑いがある。干支をめぐる利権構造に初めて捜査のメスが入った。
聴取を受けたのは、ネズミなど大手動物12種。関係者によると、干支を選定する日本陰陽道会議が発注する前に、大手動物らが事前に調整して受注する動物を決めていた。聴取を受けた12種類の大手動物以外に干支を受注した動物はこれまでになく、談合は少なくとも2千年以上前から続いていたとみられる。
干支に選ばれた動物には、年賀状の肖像権収入やメディアへの出演料など数千億円に及ぶ莫大な利益が舞い込むとされる。初めて干支を受注したネズミから12年目のイノシシまで、これまで一度も受注の順序が変わったことがないため、干支関係者の間では以前から「一部の動物らで事前調整しているのは明らか」とささやかれていた。
また、ある大手動物は「疑念を抱かれないよう、たまには受注順を変えた方がいいのではと提案したが、他の動物から『猿知恵はケッコーです』と拒否された。いつかばれるだろうと思った」と匿名を条件に語り、談合の事実を認めた。
今後、捜査の進展によっては、大手動物のほとんどが指名停止処分を受けることも考えられるため、来年はこれまで有力視されていたものの一度も実現していないネコ年になる可能性もある。
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