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その後の彼ら
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マリーは例の本を使い始めてから、自身の身体がとんでもなくふしだらに開発されているということに気づかずにはいられなかった。それなのにまだ処女の自分…。
悪魔以外の人間の男と健全に付き合うことができるのだろうか?
触手で弄られた時、危うく尻やあそこを突き破られてしまうかと思ったが、そんなことはなかった。悪魔にコントロールされ、感じるところをしつこいぐらいに入念にぐりぐりとされるに留まった。
そこまで思い出して、マリーは身体を熱くする。疼き始めた身体を持て余し何度自分で慰めただろう?だがその度に思うのだ。
─足りない。と。
いつもならここで悪魔を呼ぶが、このまま人間の男と付き合えなくなるのではないかという危機感がマリーに普通の男を求めさせた。
プルルルル。魔法テレフォン片手にマリーは相手が出るのを待つ。しばらくして一人の男の声がした。
「お電話ありがとうございます。こちらヴィーナスサービスです。」
─ヴィーナスサービス。今人気の女性向け性感マッサージの店である。
マリーは今すぐ来てもらえるよう頼み、ベッドに仰向けに横たわった。
そして数十分後家のチャイムが音を鳴らした。ドアを開けるといたのは軽薄そうな若い男。彼は慣れた様子で部屋に入ると準備を始めた。
マリーは、結局プロを呼んでしまった自分に内心呆れながらもすぐさま用意された下着に着替え、仰向けに寝る。早く身の熱を逃がしてほしかった。
男が言う。
「随分とたまっているご様子っすね。すぐ楽にしますから。」
それには答えず身体から力を抜いた。男の指が這う。身体全体にオイルを染み込ませながら。悪魔と比べればそれほど上手いというわけでもなかったが、既に期待で身の内に熱を燻らせていたマリーは簡単に快楽を拾ってしまう。
手で口を押さえながら漏れでる喘ぎを我慢する。
「声我慢すると辛いすよ。」
男は言いながら下着の上から胸の形が変わるのを見て楽しんでいる。この時に微かな違和感を感じた。あまりプロらしくないと。しかしマリーはそれを無視した。勘違いだろうと…。
下着は上下共に特製素材だったのか、液体に濡れて溶けていく。徐々に露になる身体。
羞恥を感じるものの、開発され続けた身体は快楽に弱く蜜を垂れ流す。男がそれを使い秘芽へと滑らせた。
「っん…ああ……ふ…んぅ」
達しそうになったところで止められる。
「いいものがあるんす。きっと気に入りますよ。」
近づけてきたのは小さな機械。
「な、なに…それ?」
問うといきなり股を左右に押し開き、充血した突起に装着した。使えば分かると彼は言い、スイッチを入れる。ブーンという音と共に回転する機械。複雑な動きでそこばかりを攻める。
すぐ身体が跳ねたが機械は止まらない。達した回数が10を超えた辺りで懇願していた。
「も…もう…やだよ…やっ…や…これとっ…て!!あっん!!」
男は聞こえていないのかまるで止めない。何もせず眺めている。マリーは必死に考えた。どうしたら止めてくれるのかを…。そして聞く。
「やぁ…やめ…て、ど、したら…はぁ…んんん!!!いい…の?」
何とか言い終わると、
「お姉さん処女っすか?」
いきなり関係のないことを聞かれた。
頷くと、じゃあお姉さんのはじめてほしいなーと言われた。マリーの頭は真っ白になった。まさか今日こんな状況で奪われてしまうのか…。それは嫌だ!
無理だと告げると、じゃあいいっすと男は言い、蜜壺に指をぐにゅりと入れた。突然の別の刺激に身体が指を締め付ける。
「おお!きっつ。」
男は嬉しそうに身体を弄び始めた。指の本数が増えていく。おまけに永遠にも思える突起への刺激。機械は止まらない。もうこれ以上は無理だと思う度に何度も何度も達し続け目の前がチカチカとしてくる。そしてある時気づいた。気づいてしまった。悪魔が自分をほの暗い瞳で見つめていることに。
身体がぎくりとする。性欲解消のため自分からプロの男を呼んでしまった。前とは状況が違う。
と、そこで男がマリーの足を大きく開き両手で固定した。驚くほどの早業で股の間を熱いものが行き来する。考えずともわかった。男が自身の剛直を擦り付けてきている。身体が震える。恐怖と快感で。
「ちょっと痛いかもすけど我慢しろ、な!」
男が暴れる私を押さえつけて先端を押し込み始める。メリメリっという音と身体が開かれる感覚。私はパニックになった。
「やっ…んん…はっそれだけ…は…!」
力の限り暴れる。しかし男はどんどんと先に進み、もうだめだ…!と思ったところで助けてくれたのはやはり悪魔だった。
悪魔以外の人間の男と健全に付き合うことができるのだろうか?
触手で弄られた時、危うく尻やあそこを突き破られてしまうかと思ったが、そんなことはなかった。悪魔にコントロールされ、感じるところをしつこいぐらいに入念にぐりぐりとされるに留まった。
そこまで思い出して、マリーは身体を熱くする。疼き始めた身体を持て余し何度自分で慰めただろう?だがその度に思うのだ。
─足りない。と。
いつもならここで悪魔を呼ぶが、このまま人間の男と付き合えなくなるのではないかという危機感がマリーに普通の男を求めさせた。
プルルルル。魔法テレフォン片手にマリーは相手が出るのを待つ。しばらくして一人の男の声がした。
「お電話ありがとうございます。こちらヴィーナスサービスです。」
─ヴィーナスサービス。今人気の女性向け性感マッサージの店である。
マリーは今すぐ来てもらえるよう頼み、ベッドに仰向けに横たわった。
そして数十分後家のチャイムが音を鳴らした。ドアを開けるといたのは軽薄そうな若い男。彼は慣れた様子で部屋に入ると準備を始めた。
マリーは、結局プロを呼んでしまった自分に内心呆れながらもすぐさま用意された下着に着替え、仰向けに寝る。早く身の熱を逃がしてほしかった。
男が言う。
「随分とたまっているご様子っすね。すぐ楽にしますから。」
それには答えず身体から力を抜いた。男の指が這う。身体全体にオイルを染み込ませながら。悪魔と比べればそれほど上手いというわけでもなかったが、既に期待で身の内に熱を燻らせていたマリーは簡単に快楽を拾ってしまう。
手で口を押さえながら漏れでる喘ぎを我慢する。
「声我慢すると辛いすよ。」
男は言いながら下着の上から胸の形が変わるのを見て楽しんでいる。この時に微かな違和感を感じた。あまりプロらしくないと。しかしマリーはそれを無視した。勘違いだろうと…。
下着は上下共に特製素材だったのか、液体に濡れて溶けていく。徐々に露になる身体。
羞恥を感じるものの、開発され続けた身体は快楽に弱く蜜を垂れ流す。男がそれを使い秘芽へと滑らせた。
「っん…ああ……ふ…んぅ」
達しそうになったところで止められる。
「いいものがあるんす。きっと気に入りますよ。」
近づけてきたのは小さな機械。
「な、なに…それ?」
問うといきなり股を左右に押し開き、充血した突起に装着した。使えば分かると彼は言い、スイッチを入れる。ブーンという音と共に回転する機械。複雑な動きでそこばかりを攻める。
すぐ身体が跳ねたが機械は止まらない。達した回数が10を超えた辺りで懇願していた。
「も…もう…やだよ…やっ…や…これとっ…て!!あっん!!」
男は聞こえていないのかまるで止めない。何もせず眺めている。マリーは必死に考えた。どうしたら止めてくれるのかを…。そして聞く。
「やぁ…やめ…て、ど、したら…はぁ…んんん!!!いい…の?」
何とか言い終わると、
「お姉さん処女っすか?」
いきなり関係のないことを聞かれた。
頷くと、じゃあお姉さんのはじめてほしいなーと言われた。マリーの頭は真っ白になった。まさか今日こんな状況で奪われてしまうのか…。それは嫌だ!
無理だと告げると、じゃあいいっすと男は言い、蜜壺に指をぐにゅりと入れた。突然の別の刺激に身体が指を締め付ける。
「おお!きっつ。」
男は嬉しそうに身体を弄び始めた。指の本数が増えていく。おまけに永遠にも思える突起への刺激。機械は止まらない。もうこれ以上は無理だと思う度に何度も何度も達し続け目の前がチカチカとしてくる。そしてある時気づいた。気づいてしまった。悪魔が自分をほの暗い瞳で見つめていることに。
身体がぎくりとする。性欲解消のため自分からプロの男を呼んでしまった。前とは状況が違う。
と、そこで男がマリーの足を大きく開き両手で固定した。驚くほどの早業で股の間を熱いものが行き来する。考えずともわかった。男が自身の剛直を擦り付けてきている。身体が震える。恐怖と快感で。
「ちょっと痛いかもすけど我慢しろ、な!」
男が暴れる私を押さえつけて先端を押し込み始める。メリメリっという音と身体が開かれる感覚。私はパニックになった。
「やっ…んん…はっそれだけ…は…!」
力の限り暴れる。しかし男はどんどんと先に進み、もうだめだ…!と思ったところで助けてくれたのはやはり悪魔だった。
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