上 下
69 / 153

第68話:エロに限界はないのかもしれない

しおりを挟む
(あぁ、いったいどんな状況になっているのやら)




特殊スキル欄を開く指が震える。なにせ今回得たギフトのせいで、今まで持っていた特殊スキルもこれから見る特殊スキルも軒並みパワーアップする。正直今まで以上の特殊スキルが出ようものなら、悪魔相手でなくとも失神くらいはさせてしまいそうだ。





スキル【性技】:弱点付与〔Lv:3→4〕
〔Lv:4〕⇒最大2箇所の弱点を付与。弱点の感度を2倍にする。




スキル【性技】:MM領域展開〔Lv:3〕New!
任意で発動。自身を中心に半径3mの半球状領域を生成する。基本的に領域内は領域外にいる者から認知されず、領域内から領域外の認知は可能。また、空間内に指定した生命体を侵入させられる。
〔Lv:3〕発動から10分間領域を維持する。10分経ってもスキル解除しない場合、自動継続。消費MP30



スキル【性技】:淫具召喚〔Lv:2〕New!
任意で発動。アダルトグッズを召喚することができる。
〔Lv:2〕ランダムで一つ、アダルトグッズを召喚する。発動から10分間有効、消費MP15




スキル【性技】:ブラインドタッチ〔Lv:4〕New!
性交中に任意で発動。対象の視界を遮る目隠しを強制的に装着させる。その間、対象の性的感度を増幅させる。
〔Lv:4〕発動から20分間有効、任意で解除可。感度を3倍にする。





元々持っていたスキルでレベルが上がったのは弱点付与だけ。あとは全部新しいスキルのようだ。




(うん、最初の方から突っ込んでいこうか)







僕は一番上にあるスキル・MM領域展開の説明書きを見る。いろいろ難しく書いているが、外からは見られないけど中からは見える結界みたいなのを張るスキルのようだ。というか、MMっていうこれはたぶんM(マジック)M(ミラー)のことを言っているんだろうな。



(異世界にマジックミラー号的なジャンルが存在するのかな・・・)



しかし、よく見ると性交中でなくても使用できるみたいだ。消費MPが割と大きいけど、結構強力なスキルかもしれない。





そして次の淫具召喚。RPGでよくある召喚術だが、なんというものを召喚するスキルなんだ。



ランダムだけどローターだったり電マだったりを召喚するのかな。あ、電マは正式にはアダルトグッズじゃないのか。





(戦術ならぬ性術の幅が広がるわけだけど…。ま、道具を召喚するだけならそこまで凶悪なスキルでもないか)





そして最後、ブラインドタッチ。確か目隠しをして視界を奪うことで触角に意識をむかせて、より快感を楽しむというプレイがあったけど、まさにそのことだろう。




そのうえ感度が上がるのか。しかも3倍。












新しく出たスキルのレベルがMAXでないところを見ると、どうやらこっちのスキルはレベル100が上限というわけではなさそうだ。




これ以上スキルのレベルが上がると感度の上昇倍率とかガンガン上がっていくんだろうか。






僕は自分の伸びしろに身震いするのだった。







「くしゅんっ!」






いや、身震いしたのはサキュエルに服を裂かれて裸で外にいるからかもしれない。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

俺のスキル『性行為』がセクハラ扱いで追放されたけど、実は最強の魔王対策でした

宮富タマジ
ファンタジー
アレンのスキルはたった一つ、『性行為』。職業は『愛の剣士』で、勇者パーティの中で唯一の男性だった。 聖都ラヴィリス王国から新たな魔王討伐任務を受けたパーティは、女勇者イリスを中心に数々の魔物を倒してきたが、突如アレンのスキル名が原因で不穏な空気が漂い始める。 「アレン、あなたのスキル『性行為』について、少し話したいことがあるの」 イリスが深刻な顔で切り出した。イリスはラベンダー色の髪を少し掻き上げ、他の女性メンバーに視線を向ける。彼女たちは皆、少なからず戸惑った表情を浮かべていた。 「……どうしたんだ、イリス?」 アレンのスキル『性行為』は、女性の愛の力を取り込み、戦闘中の力として変えることができるものだった。 だがその名の通り、スキル発動には女性の『愛』、それもかなりの性的な刺激が必要で、アレンのスキルをフルに発揮するためには、女性たちとの特別な愛の共有が必要だった。 そんなアレンが周りから違和感を抱かれることは、本人も薄々感じてはいた。 「あなたのスキル、なんだか、少し不快感を覚えるようになってきたのよ」 女勇者イリスが口にした言葉に、アレンの眉がぴくりと動く。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

性奴隷を飼ったのに

お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。 異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。 異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。 自分の領地では奴隷は禁止していた。 奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。 そして1人の奴隷少女と出会った。 彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。 彼女は幼いエルフだった。 それに魔力が使えないように処理されていた。 そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。 でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。 俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。 孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。 エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。 ※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。 ※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...