上 下
15 / 153

第14話:深く激しいキスを

しおりを挟む
ゆらゆらとちらつくランタンの明かりが寝室にある広めのベッドを照らしている。



(あぁ、僕はこれからここで、カエラさんと・・・)




緊張と期待と、そして湧き上がる性欲に僕の股間はパンパンにはれ上がっている。



カエラさんに体をきれいにしてからいくから先に寝室で待っていてと言われ、僕はこの大きいベッドの隅っこにタオルを巻いて座っていた。



これからカエラさんとエッチをすることが分かっていながら待っているこの時間は、僕の心臓をより大きく跳ねさせる。思えばこれがはじめて、しっかり意思疎通のできる人との性交になる。




さっきからステータスウィンドウを開いて時間を確認しては閉じて、また開いてを繰り返している。どうしてこういう時間はなかなか進まないのだろうか。




とんとん






寝室にノックの音が響く。カエラさんだ!




「ユウ君。入るわね」





「あ、はい!」




緊張のせいか、少し声が裏返ってしまった。ゆっくりドアが開く。







ドアの向こうに立っていたのは先ほどと同じく、バスタオルを体に巻いたカエラさんの姿があった。その頬が赤く染まって見えるのはランタンの明かりのせいか、僕のスキルにあてられたせいか。おそらく後者だろう。





ゆっくりと、静かにベッドに歩み寄るカエラさん。その美しく黒い髪はまだ少し湿っていた。






カエラさんは僕の目の前に立つと、バスタオルの結び目をほどき、ぱさりとおろした。


明かりに照らされたその裸体は僕の鼓動をピークまで加速させる。大きすぎない膨らんだ胸、細く美しい四肢、メリハリのあるくびれに柔らかそうなお尻。オスの本能が求める最高の体といっても過言ではないかもしれない。





「私だけ裸だなんて恥ずかしいわ。ユウ君も、そのバスタオルを取って?」




「は、はい・・」





震える手で僕は自分残しにまいてあるバスタオルを取る。限界まで誇張したペ○スはいやらしく血管を浮き出させ、先走り汁のしずくを作っている。





「やっぱり立派ね、ユウ君。かわいい顔をしてここは立派なオスなのね?」




はぁ、と悩ましげなため息をこぼすカエラさん。僕の隣に腰掛けると、じっと僕の瞳を見つめる。





「か、カエラさ・・・!?」





カエラさんは僕の顔面に急接近すると、自分の唇を僕の唇に重ねた。やわらかく濡れたカエラさんの唇は僕の唇を撫で回す。何度も、何度も、熱いキスを。



そのまま僕はベッドに押し倒された。上にかぶさるカエラさんの胸が押し付けられる。太ももにのしかかったカエラさんの陰部がぬるりと湿っているのを感じる。




「んんっ!んっ、んっ!」




ぬるっと口の中を何かが進入してくる。



舌だ。カエラさんの舌が唾液混じりに僕の口の中を撫で回す。歯の裏、舌、頬。口の中を他人に弄繰り回されるのがこんなに気持ちのいいことだなんて知りもしなかった。




「ん、あっ、んん!はぁ、はむ、んんっ!」




カエラさんもいやらしい声を漏らしながら、僕の中に入れた舌を撫で回す。やられてばかりではいられない。僕も負けじとカエラさんの舌に自分の舌を絡ませながら、僕の舌でカエラさんの口の中を犯す。




「ん!?ん、あっんんっ!!」





予想外の反撃に一瞬驚いたカエラさん。お互いの舌をなぜくりまわして、激しくディープキスを交わす。







「んっ!はぁ、はぁ、はぁ」





するんとカエラさんの舌が抜ける。荒く息をする口からは唾液が滴る。





カエラさんは僕の上にかぶさったまま、頭を包み込むように抱きかかえると、僕の眼前に自分の固く勃起した乳首を差し出した。






「ねぇユウ君。ここ、舐めて?」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活

SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。 クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。 これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

【R-18】寝取られが合法の世界に転生したので種付け師としてヤりまくる

そーだえんそ
ファンタジー
特に夢を持たないままブラック企業へ就職し働きすぎで過労死してしまった男は、異世界へと転生した。 転生した世界ではなんと「種付け師」という、寝取ることを専門にした役職が存在していた。 フールとして新たな人生をはじめた男は「種付け師」となってヤりまくる生活を送ることに! ※♡喘ぎあり ※数字の後に♡:R-18シーンあり ♥:中出しあり

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

うちの娘と(Rー18)

量産型774
恋愛
完全に冷え切った夫婦関係。 だが、そんな関係とは反比例するように娘との関係が・・・ ・・・そして蠢くあのお方。 R18 近親相姦有 ファンタジー要素有

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

処理中です...