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きみと僕と柚鈴
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やっと退院して帰ってきた
ガチャ
祐「ただいま~」
柚「お帰りなさい」
「なんで一緒に帰ってきたのに
おかえりなんだよ笑」
「ふふ、嬉しいなぁ」
チュ
喜ぶ顔の柚鈴が可愛くて
思わずキスをしてしまった
「キスされるなんて
3回されてもまだ現実だと思えない」
ん??
3回?
「さ、ん、か、い、?」
病院と今とで二回目…
「いや、なんでもないよ。」
柚鈴が優しくキスをした
「待て待て!ゆうがしたのか?」
「ゆうを知ってるの?」
「なんで柚鈴がゆうのことを知ってる?」
「まぁ…いろいろ
ゆうはねぇ~
大人しめの性格のわりに
恋は積極的だったなぁ…
祐希と違って素直だし!」
「!?
なるほどね…
俺はこんなに我慢していたのに
セめて欲しかったのか
お望みの通りに」
「そんな意味じゃないよ!
待って!待って!?
祐希が上なの?」
「え?俺柚鈴のこと抱きたい」
優しくおでこにキスをする
「…わかった」
優しく唇を交わし
だんだん深くなる
「ハァ…ハァ…祐希ちょっと苦しいよ…
もう…たてない」
膝から落ちそうになる柚鈴を
腰に手を回し支える
「もう待てない…我慢していた分
覚悟しとけよ。ベット行こう
首に手回して」
「うん」
柚鈴の膝を抱えてお姫様抱っこで
ベットに連れていく
「柚鈴は俺より身長高いのに軽いなぁ」
「そんなことないよ!
祐希が力持ちなんだよ!」
ずっとこうなることを夢見ていた
突き放されたときは
もう終わりだと思ったけど
ゆうのおかげで
俺はこの幸せを手に入れた
俺は
じゃないな
俺たちは手にいれた
2人で1人
どちらかが欠けてはいけない
消してはいけない
それが自分なのだから
またあの夢を見る
屋上へと階段を上り
勢いよく扉を開けると
ゆうが立っていた
祐「ありがとう
変な人間だと思われたくなくて
普通の人でいたくて
気持ちを抑えてた
でもずっと好きって気持ちは
きえなかった」
ゆうは微笑んだ
祐「俺はお前に辛い事を押し付けてた
ずっと逃げてたら幸せも
逃してしまうって教えてもらったよ
辛いことを押し付けてごめんな
ちゃんと受け入れるよ
今度は2人で辛さを受け入れよう」
ゆ「お互いに助けあったね
君から新しい視点を教えてもらったよ
見え方はいっぱい
横でも縦でも」
ゆっくりと俺の方へゆうは歩いてくる
ゆ「祐希が教えてくれなかったら
僕は死んでいたよ
ありがとう教えてくれて
未来が見えるってのも辛いね
でも大切な人が
この世に居なくなるかもって
思った時にこの気持ちを伝えたい
って体が勝手に動いたんだ」
ずっといるって安心感に
あぐらをかいていたのかも
好きって気持ちは
会いたいって気持ちは
今伝えなきゃ
いつか伝えようと思っていると
もう伝えられない日が
きてしまう
「「柚鈴大好きだよ」」
長くて短い夜が明ける
ガチャ
祐「ただいま~」
柚「お帰りなさい」
「なんで一緒に帰ってきたのに
おかえりなんだよ笑」
「ふふ、嬉しいなぁ」
チュ
喜ぶ顔の柚鈴が可愛くて
思わずキスをしてしまった
「キスされるなんて
3回されてもまだ現実だと思えない」
ん??
3回?
「さ、ん、か、い、?」
病院と今とで二回目…
「いや、なんでもないよ。」
柚鈴が優しくキスをした
「待て待て!ゆうがしたのか?」
「ゆうを知ってるの?」
「なんで柚鈴がゆうのことを知ってる?」
「まぁ…いろいろ
ゆうはねぇ~
大人しめの性格のわりに
恋は積極的だったなぁ…
祐希と違って素直だし!」
「!?
なるほどね…
俺はこんなに我慢していたのに
セめて欲しかったのか
お望みの通りに」
「そんな意味じゃないよ!
待って!待って!?
祐希が上なの?」
「え?俺柚鈴のこと抱きたい」
優しくおでこにキスをする
「…わかった」
優しく唇を交わし
だんだん深くなる
「ハァ…ハァ…祐希ちょっと苦しいよ…
もう…たてない」
膝から落ちそうになる柚鈴を
腰に手を回し支える
「もう待てない…我慢していた分
覚悟しとけよ。ベット行こう
首に手回して」
「うん」
柚鈴の膝を抱えてお姫様抱っこで
ベットに連れていく
「柚鈴は俺より身長高いのに軽いなぁ」
「そんなことないよ!
祐希が力持ちなんだよ!」
ずっとこうなることを夢見ていた
突き放されたときは
もう終わりだと思ったけど
ゆうのおかげで
俺はこの幸せを手に入れた
俺は
じゃないな
俺たちは手にいれた
2人で1人
どちらかが欠けてはいけない
消してはいけない
それが自分なのだから
またあの夢を見る
屋上へと階段を上り
勢いよく扉を開けると
ゆうが立っていた
祐「ありがとう
変な人間だと思われたくなくて
普通の人でいたくて
気持ちを抑えてた
でもずっと好きって気持ちは
きえなかった」
ゆうは微笑んだ
祐「俺はお前に辛い事を押し付けてた
ずっと逃げてたら幸せも
逃してしまうって教えてもらったよ
辛いことを押し付けてごめんな
ちゃんと受け入れるよ
今度は2人で辛さを受け入れよう」
ゆ「お互いに助けあったね
君から新しい視点を教えてもらったよ
見え方はいっぱい
横でも縦でも」
ゆっくりと俺の方へゆうは歩いてくる
ゆ「祐希が教えてくれなかったら
僕は死んでいたよ
ありがとう教えてくれて
未来が見えるってのも辛いね
でも大切な人が
この世に居なくなるかもって
思った時にこの気持ちを伝えたい
って体が勝手に動いたんだ」
ずっといるって安心感に
あぐらをかいていたのかも
好きって気持ちは
会いたいって気持ちは
今伝えなきゃ
いつか伝えようと思っていると
もう伝えられない日が
きてしまう
「「柚鈴大好きだよ」」
長くて短い夜が明ける
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