先生と俺

春夏

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4.

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side 亮太

生徒が半日で帰ったからといって、教師も半日で帰れるわけではない。今日の反省やら明日からの準備やら、ようやく帰宅してビールを呷る。

幸久に会えた。立場の違いやらなんやら考えなあかんことは山積みやけど、とにかく幸久に会えた。俺に会いたかった、と言ってくれた。恨まれとると思っとったのに、俺が好きや、と言ってくれた。もう離さん。誰にも渡さん。

[父さんに伝えました]幸久からのメッセージが届く。これから学校ではちゃんと“教師と生徒”で居らなあかん。どんなに可愛がりたくても甘やかしたくても、やったらあかんねん。[なんて言うとった?][そんなことあるんだな、って][会ってくれるって?][殴るかもしれないって]困ったような顔のスタンプがついてくる。[殴られてもしかたないことしてもうたからな][そんなことないです。俺はこうなって驚いたけど、でもそれで良かったし]俺のせいでオメガになったことを、俺のためにオメガになってくれたことを、幸久は受け入れてくれとんのや。

週末に会いに行く、と約束して[おやすみ。また明日な]とメッセージを終える。認めてもらえたら、ここで2人ですごせることもあるやろ。そしたら…俺と幸久は…。
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