邪魔はさせない

春夏

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11.ダンジョン探索

4.アルジェンでするんだよね

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「ここがね、僕のベッド。で隣がナルの」「…どれくらいここにいらしたんですか?」「ここはもう治らない人が暮らすところなんだ。俺達もただここで死ぬ日を静かに待ってただけ。子どもはあまりいなかったからさ、いつもミクと遊んでた。ベッドの上か、ほら、あっちの大きなソファがあるとこ。あそこくらいしかもう歩いて行けなかったんだよな」「すぐ疲れちゃったもんね」笑い合う僕達にいつも元気なローサが小さく言った。「そんなの…ヤダ…」「うん。嫌だったよ。テレビ…これね、いろんなものが映るの。誰かが楽しそうに話してたり、おいしそうなご飯とか綺麗な景色とか。ナルとこれ食べたいね、とかここ行きたいね、って言い合ってた。ここでできなかったこと、アルジェンでするんだよね?」「そうだよ。ここの探索を無事に終えて、俺達は冒険者になるんだよな」「…俺達がその手助けをしてやるよ。存分にイチャイチャしてくれよな」チェスターが優しく笑った。

ロバートさんは「このダンジョンの全てを持ち帰って調べたい!」なんて言ってギルド員達を困らせている。「また来ればいいじゃないか」「私は非戦闘員ですよ?!どうやって来るっていうんです?!」「その心配は要らなそうだぞ」1階と2階の地図を書きながら探索してきたギルド員が俺達に追いついた。「王子様方が進んだあとは魔獣がまったく出てこないんだ」…やっぱりここは俺とミクを待っていたんだ。俺達が冒険者として生きていけるかどうか、向こうの世界の人達が見定めているのかもしれない。だったらその期待に応えなくちゃな!
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