Promised Happiness

春夏

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10. 中学生みたいな2人

10-10 どうせなら

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外からティエラの笑い声が聞こえる。ギルドの誰かが飛んで連れてきてくれたのだろう、なしてあんなに飛ぶのが好きやねん…マールはティエラを喜ばせるのが自分ではないことが悔しくて唇を噛んだ。

「ただいまぁ!レム、おりこうにしてた?」厨房からマールが「おかえり、お疲れさん」と声を掛けると「マール!ただいま!」とティエラがまた嬉しそうに笑った。「終わったん?」「うん!報酬も貰ったよ。マールは?忙しかった?」「ティエラがいなくて寂しがってたぞ」「ガネさん!」「…ほんと?」「…そらそうやろ」「…僕も」エヘヘ、と照れるティエラにマールが微笑んで、「いちゃついてんじゃねえよ」とガネが苦笑した。

「ほな、今日はティエラは終わりやな。オレは後でまたこっちに来るわ」「うん。頑張ってね」「おう。スパイスの使い方とか教えてもろたんよ。今度作ったる」「やった!楽しみ。あのね、明日、ダンジョン行きたいんだ。スライム仲間にできたらいいな、と思って」「ホリスライムか?オレもガネさんに聞いたで」「へえ!僕はギルド長さんに教えてもらったんだよ」「……」「どしたの?」「…オレ以外の男に『教えて』とか言わんといて…」「…?…!もう!マールのばか!」顔を真っ赤にしたティエラがマールの頬にキスをして「おやすみ!」とログアウトした。「…どうせなら口にしてや…」動かぬティエラの頬にキスを返してマールもログアウトしたのだった。
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