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7. 恋人になれる?
7-1 ツイとった
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「プルーフは手に入れたし地護のことも解決したから、ヴァイに居らんでもええけど…どうする?」「んー…せっかくだからもうちょっと慣れるまでいようか?旅に必要なものを揃えるお金も欲しいし」「せやな。ほなまた依頼受けよか」2人はギルドに向かう。
「なんか今日はプレイヤーが多いね」ゲームに慣れない2人は運営のアナウンス通知をオフにしたままだ。「なんかあんのやろか」その声に近くにいた女が「アナウンス聞いてないの?」と声をかけた。「今日はね、宝探し」「宝探し?」「うん。街のあちこちに、宝箱が隠されてるんだって。外にいるなら、魔物を倒すと何かいいモノ落とすらしいよ」ついでにアナウンス通知オンのやり方も教えてくれる。「ねえ、その白いの、もしかして地護?」称号の初回取得もアナウンスされるのだという。「アハハ、ゲームだと思わないで進んだ方がいいことあるのかもね。ねえ、もしよければちょっと一緒に探してよ」気の良さそうなその声に、2人は頷いた。
「すぐ見つかるところにはさ、治癒薬だとかそんなもんしかないんだよね」「…えっと…ミアさん?何かいいもの見つけましたか?」「うん、これ」「あ!プルーフ?」「そう。2つセットだったんだけどね、アタシは今のところソロだから」「マッチの相手はあかんかったん?」「それ!聞いてよ!アタシの相手、兄だったの!ついいつもの癖ですぐID交換しちゃってさ、してなかったらきっと【阻害解除】取れたと思うんだよねー」
ツイとった…ミアのゲームへの慣れが、オレとティエラの不慣れさが、称号に繋がった。(称号もろたお礼にええもん探したろな)マールがティエラの耳元に口を寄せて囁いた。
「なんか今日はプレイヤーが多いね」ゲームに慣れない2人は運営のアナウンス通知をオフにしたままだ。「なんかあんのやろか」その声に近くにいた女が「アナウンス聞いてないの?」と声をかけた。「今日はね、宝探し」「宝探し?」「うん。街のあちこちに、宝箱が隠されてるんだって。外にいるなら、魔物を倒すと何かいいモノ落とすらしいよ」ついでにアナウンス通知オンのやり方も教えてくれる。「ねえ、その白いの、もしかして地護?」称号の初回取得もアナウンスされるのだという。「アハハ、ゲームだと思わないで進んだ方がいいことあるのかもね。ねえ、もしよければちょっと一緒に探してよ」気の良さそうなその声に、2人は頷いた。
「すぐ見つかるところにはさ、治癒薬だとかそんなもんしかないんだよね」「…えっと…ミアさん?何かいいもの見つけましたか?」「うん、これ」「あ!プルーフ?」「そう。2つセットだったんだけどね、アタシは今のところソロだから」「マッチの相手はあかんかったん?」「それ!聞いてよ!アタシの相手、兄だったの!ついいつもの癖ですぐID交換しちゃってさ、してなかったらきっと【阻害解除】取れたと思うんだよねー」
ツイとった…ミアのゲームへの慣れが、オレとティエラの不慣れさが、称号に繋がった。(称号もろたお礼にええもん探したろな)マールがティエラの耳元に口を寄せて囁いた。
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