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6. プルーフ
6-14 いいよね!
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「…なるほどな。確かにあの頃、いつも魔狼の側を飛んでいた。ロイと言ったか?お前のじいさんがあの魔狼か」「ヴァイからいなくなっちゃって、このコも寂しくなっちゃったのかな」「ロイさんが来たことに気づいたんやろなぁ…これで街の人らも安心するやろ。ロイさんのおかげや」
「ロイがヴァイに来たのはいつだ?」レルゲンの問いに「ひと月くらい前かな」と答えるロイ。長い寂しさをぶつけるようにロイの体のあちこちを突つく鳥と、それに便乗してカプカプと噛みつくブラン。「イタズラしたらあかん」とマールに叱られてしょげるブランの味方をするように、マールの頭に狙いを変える鳥。「もぉ、ふたりともやめなよ」と笑うティエラの肩に地護たちが収まったのを見たレルゲンが愉快そうに笑った。「やはりお前達がきっかけのようだ。お前達が来てくれて地護が目覚めて…ロイを見つけたのだろうな。街の住人たちも喜ぶだろう。ロイ、ヴァイに来てくれてありがとうよ」「…じいちゃんが気にしてた。でももう別の人にまとわりついて楽しんでるだろう、って。知らせてやらなきゃな」
「さて、お前達に報酬をやろう。なんでもいいぞ。金でも欲しいものでも」マールとティエラは顔を見合わせて、(いいのかな)(ええんちゃう?)(いいよね!)(ええやろ!)「「プルーフ!!」」ブランも大きく吠えた。
「ロイがヴァイに来たのはいつだ?」レルゲンの問いに「ひと月くらい前かな」と答えるロイ。長い寂しさをぶつけるようにロイの体のあちこちを突つく鳥と、それに便乗してカプカプと噛みつくブラン。「イタズラしたらあかん」とマールに叱られてしょげるブランの味方をするように、マールの頭に狙いを変える鳥。「もぉ、ふたりともやめなよ」と笑うティエラの肩に地護たちが収まったのを見たレルゲンが愉快そうに笑った。「やはりお前達がきっかけのようだ。お前達が来てくれて地護が目覚めて…ロイを見つけたのだろうな。街の住人たちも喜ぶだろう。ロイ、ヴァイに来てくれてありがとうよ」「…じいちゃんが気にしてた。でももう別の人にまとわりついて楽しんでるだろう、って。知らせてやらなきゃな」
「さて、お前達に報酬をやろう。なんでもいいぞ。金でも欲しいものでも」マールとティエラは顔を見合わせて、(いいのかな)(ええんちゃう?)(いいよね!)(ええやろ!)「「プルーフ!!」」ブランも大きく吠えた。
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