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6. プルーフ
6-8 メシは大事や
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「美味しい!これ、何の肉?」「さっきティエラがぶん殴ったコッコ」「…言い方」「美味いやろ」「美味しいです…」「胡麻豆腐もなかなかやで」「ん。でもやっぱりお醤油とかも欲しいね」「それこそ街である程度は買えそうやな。醤油が手に入ったら肉ももっと美味くなるやろ」「…プルーフも大事だけど、やっぱりお店で探してみようよ」「せやな。メシは疎かにしたらあかん」ブランが賛成するように大きく尻尾を振った。
「よし。残った依頼はあと2つか。リトルウルフとツノウサギ」「治癒薬も結構できたよ。でも無理しないで行こう」「おう。さっきのミニボアの突進は痛かったわ」「ホント、びっくりしたよね。あんなに小さいのにさ」「剣より先に足が出てもうた」「…マール、僕のこと庇ってくれてありがと」「礼なんか要らんよ」2人は歩き出した。
「せや、試してみよ。『火』」マールの指先に小さな炎が灯る。指を振ると少し先の地面に飛んでいった。「使えた!オレにも魔法が使えるやん!」「…『火』って…呪文てなんでもいいんだ…」「念が大事なんちゃう」「そか。思い浮かべればいいのかもね」「思いっきり叫んでみよか。『火!!』」指先の炎は小さいまま。「そう上手くはいかんか。レベルが上がればデカくなるんやろな」「うん。楽しみだね」「強なったるで!」「僕だって!」
「よし。残った依頼はあと2つか。リトルウルフとツノウサギ」「治癒薬も結構できたよ。でも無理しないで行こう」「おう。さっきのミニボアの突進は痛かったわ」「ホント、びっくりしたよね。あんなに小さいのにさ」「剣より先に足が出てもうた」「…マール、僕のこと庇ってくれてありがと」「礼なんか要らんよ」2人は歩き出した。
「せや、試してみよ。『火』」マールの指先に小さな炎が灯る。指を振ると少し先の地面に飛んでいった。「使えた!オレにも魔法が使えるやん!」「…『火』って…呪文てなんでもいいんだ…」「念が大事なんちゃう」「そか。思い浮かべればいいのかもね」「思いっきり叫んでみよか。『火!!』」指先の炎は小さいまま。「そう上手くはいかんか。レベルが上がればデカくなるんやろな」「うん。楽しみだね」「強なったるで!」「僕だって!」
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