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3. フレンド
3-3 かまへん
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「ではこちらへどうぞ。マールさんはここで、ティエラさんはここで着替えてください」試着室のような小部屋が用意されている。「中にあるのがお二人の職業に合った初期装備、運営からのプレゼントです。旅が進んでレベルが上がったら、それに見合った装備に買い替えてくださいね。お金の単位はキラ。初ログイン時にお一人につき1000キラが支給されます」
マールには木剣と革の服、バンダナ。そしてアイテムポーチ。ティエラには革の服と帽子、指輪、ポーチが用意されていた。「あれ?マスターには武器はないんですか?」「マスター自身には戦闘能力はありません。仲間にした魔物が代わりに戦ってくれるはずです。その指輪に魔物を収納できます。レベルが上がるにつれてマスター自身も力が強くなったり敏捷性が上がったりしますので、杖や軽めの剣でしたら装備できるようになります。初めのうちは弱めの魔物が出現しますので、木の枝などで応戦してください」「戦える魔物が仲間になったらええな」「…でも、仲間にできなかったら…僕、マールのお荷物になっちゃうよ」「そんなんかまへん」マールは笑う。「オレが戦うし、ケガしたら薬で治してくれるんやろ?」「…ごめんね。ありがと」「ではレッスンゾーンへどうぞ。その前に『痛み』の設定をしましょう」
プロハピはリアルでの感覚を再現している。視覚や味覚、触覚。当然痛みも感じる。「リアルで同じケガをした際の痛み度を5とした時、プロハピでは初期設定で3の痛みを感じる仕様になっています」「怖っ!」「…腹なんかヤラれたらたまらんな」「設定を0にすることもできますが…」「それはちょっとつまらんやろ」「だよね」「レッスンゾーンでご確認ください。先ほどの設定画面の“痛み”のところから変更できます。戦闘中には変更できませんのでご注意くださいね。ではどうぞ、行ってらっしゃいませ!」
マールには木剣と革の服、バンダナ。そしてアイテムポーチ。ティエラには革の服と帽子、指輪、ポーチが用意されていた。「あれ?マスターには武器はないんですか?」「マスター自身には戦闘能力はありません。仲間にした魔物が代わりに戦ってくれるはずです。その指輪に魔物を収納できます。レベルが上がるにつれてマスター自身も力が強くなったり敏捷性が上がったりしますので、杖や軽めの剣でしたら装備できるようになります。初めのうちは弱めの魔物が出現しますので、木の枝などで応戦してください」「戦える魔物が仲間になったらええな」「…でも、仲間にできなかったら…僕、マールのお荷物になっちゃうよ」「そんなんかまへん」マールは笑う。「オレが戦うし、ケガしたら薬で治してくれるんやろ?」「…ごめんね。ありがと」「ではレッスンゾーンへどうぞ。その前に『痛み』の設定をしましょう」
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※作者は豆腐メンタルです。※作者は語彙力皆無なんだなァァ!※1ヶ月は開けないようにします。※R15は保険ですが、もしかしたらR18に変わるかもしれません。
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