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11. いざアインネートへ
お屋敷探検
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お屋敷に戻ると夕食の準備ができてた。クランさんが椅子をひいて「ヒカリ様、どうぞ」と座らせてくれる。ヒカリ様、なんてヤなんだけどなぁ…。シキくんは「使用人の人たちは普段からそういう話し方しとるから慣れろ」なんて言ってたけど、そんなの無理に決まってる。シキくんが貴族様じゃなくて良かった。「ヒカリ?食べよか」うん、すごく美味しそう。でも食べ方がわかんない。「俺の真似しとったらええから」なるほど。「うわぁ、美味しい!」あ、喋っちゃいけなかった?クランさんを見るとニコニコして俺に頷いた。「お好きなようにどうぞ。シェフもヒカリ様に召し上がってほしくていろいろ工夫を凝らしたのです。満足していただければ喜びましょう」シキくんも「せやで。どんどん食うたらええんよ」俺は嬉しくなっていっぱい食べてお腹パンパン。
「ではお部屋にご案内しますね」連れていかれたお部屋はもう、なんていうの?高級ホテルのスイートルーム?はぁー、今日の俺、王様なの?「では失礼します。明日は朝昼食にさせていただきますので、ごゆっくりお休みください」クランさんはそう言って出ていった。「ヒカリ、お腹膨れとるやん」シキくんがニヤニヤしながらお腹を撫でる。「だって美味しかったんだもん」「なら良かった。腹ごなしに屋敷の探検でもしよか」シキくんと手を繋いで、時々キスしながら見て回る。「ここがダンスホール。俺も踊らされてん」「踊れるの?すごい!」「教えたるよ」シキくんにクルクルされて結局抱きしめられた。
「ここは父ちゃんの部屋やな。俺もここに来たらこの部屋に泊まっとった。ん、ほら」シキくんが見せてくれたのは、赤ちゃんが書かれた絵。「あ!これシキくん?可愛い…」「俺とヒカリの子やったらもっと可愛ええで」「俺…赤ちゃん産めるんだよね…不思議」「ホンマやなぁ」「…いつかね。いつか絶対」「ん。もうちょい2人で居ろうな」旅のこともあるけれど、シキくんは俺が怖がってることにきっと気づいてる。でも俺だってシキくんとの子どもが欲しいんだ。いつかきっと。
夕食を食べた部屋より大きい食堂とか、温泉みたいなバスルームを見て回った俺たち。あとはまだ入口からしか見ていない今夜の部屋だけ。楽しみだなぁ。
「ではお部屋にご案内しますね」連れていかれたお部屋はもう、なんていうの?高級ホテルのスイートルーム?はぁー、今日の俺、王様なの?「では失礼します。明日は朝昼食にさせていただきますので、ごゆっくりお休みください」クランさんはそう言って出ていった。「ヒカリ、お腹膨れとるやん」シキくんがニヤニヤしながらお腹を撫でる。「だって美味しかったんだもん」「なら良かった。腹ごなしに屋敷の探検でもしよか」シキくんと手を繋いで、時々キスしながら見て回る。「ここがダンスホール。俺も踊らされてん」「踊れるの?すごい!」「教えたるよ」シキくんにクルクルされて結局抱きしめられた。
「ここは父ちゃんの部屋やな。俺もここに来たらこの部屋に泊まっとった。ん、ほら」シキくんが見せてくれたのは、赤ちゃんが書かれた絵。「あ!これシキくん?可愛い…」「俺とヒカリの子やったらもっと可愛ええで」「俺…赤ちゃん産めるんだよね…不思議」「ホンマやなぁ」「…いつかね。いつか絶対」「ん。もうちょい2人で居ろうな」旅のこともあるけれど、シキくんは俺が怖がってることにきっと気づいてる。でも俺だってシキくんとの子どもが欲しいんだ。いつかきっと。
夕食を食べた部屋より大きい食堂とか、温泉みたいなバスルームを見て回った俺たち。あとはまだ入口からしか見ていない今夜の部屋だけ。楽しみだなぁ。
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