確率は100

春夏

文字の大きさ
上 下
106 / 195
9. Aランクになりたい

挿れて※

しおりを挟む
ヒカリの舌が俺の口内を犯す。縦横無尽に動き回る舌。いつの間にか俺に跨って硬くなり始めたお互いのモノが擦りあっている。キスに満足したのか、ヒカリは顔を離して俺を見つめる。「シキくんは俺のもの、俺はシキくんのもの」何度も伝え合った言葉を繰り返す。不安気に揺れる瞳。ぬるくなってきた湯の中で柔らかな体をきつく掻き抱く。「誰にもやらん。他の男にも女にも。どんな魂にも」ヒカリにされたように、額から順にキスを降らせる。赤く甘い唇。形のいいこの口から紡ぎ出される数々の歌。「愛しとる」ヒカリの頬に触れる。どこにも行かんといて。「ずっと責任とらせてくれや」湯とは違うぬらついた液体をまとうモノに手を伸ばす。2本まとめて両手で扱く。俺の手がヒカリの手で覆われる。「愛してる」ヒカリの応えを合図に精を放ちあった。

風呂からあがり互いの体を拭き合って「喉かわいたやろ」とキッチンへ。水を通すヒカリの喉仏が動く。もっと聴かせて。皆に愛される歌とは違う、俺だけの声。すぐそこの寝室に行く余裕すらない。コップを置いたヒカリを壁に押し付け、蕾に指を埋める。「…やだ、こんなとこで、ンッ…やぁだァ…」「すまん。我慢できひん」「アんっ!そこイイ、そこ好きぃ!」指に粘つくヒカリの液。「シキくんっ、触って、俺にもっと、アァン!」無意識なのか煽っとるのか、尻を突き出しねだる。「こっちも触ったろな」と前にも刺激を加える。「ヒャッ、アッ、アァんッ……て…挿れてェ…」「クッ…いつのまにそんなエロなってもうたん…」「だって…だって俺、言った…ンアンッ、挿れてほしいって言ったぁ…」
ヒカリの腰を掴んで一気にぶち込む。「アアッ!シキくんっ!入ってるぅ…イィッ、イイっ!」必死に耐えてヒカリを握る右手を早める。「んッ…ハァッ、あんまりもたんわ、ヒカリのせいやぞっ…出すで!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈

めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。 しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈ 記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。 しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。 異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆! 推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!

棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

処理中です...