48 / 195
6. 運命の相手
魔力回復のやり方
しおりを挟む
「あのな、魔法使うやろ。魔力を消費すんねん。使いすぎて足りなくなるとな、動けなくなるんよ」「ポーションとか飲むの?ゲームとかでよくあったよね」「せやな。それでもええんやけど、この世界にはもっと効率のいい回復法があんねん。15歳になるとみんな学校に通うんやけど、ちゃんと授業で教わる方法や」「シキくんも学校で教わったの?」「俺は15になってすぐお前を探す旅に出たから学校には通ってへんねん。でも魔力回復の方法は教わったんよ。大事なことやから、ゆうて、わざわざ先生を呼んでくれてん」「魔力って俺にもあるのかな。俺も知っておいた方がいい?俺も学校行かないだろうし、シキくんが教えてくれる?」…もちろん教えたる。嫌と言うまで教えたる。嫌と言われても…、やなくて、「そないなこと絶対に俺以外に言うたらあかんよ。俺以外に教わったらあかん」不思議そうな顔。小首を傾げて「?なんで?」はい可愛ええ。誰にもヤらせん。「あのな、その…、その効率のいい回復法っちゅーのはな、えっと…」「なんなの?早く教えてよー」覚悟を決めて告げる。「その方法はな、性行為やねん。せックスやな」
「セックス………え?!」ようやく理解したのか真っ赤になる頬。耳も首も真っ赤や。確かめるように首すじを撫でれば「ヒャッ!」と声を上げる。
そのまま頬を頭を撫でる。ずっと触っていたい。「…シキくんは旅に出てから、えっとその、魔力のやつ、シたよね…」「…せやな」「…あのね、向こうでシキくんは俺よりずっと年上だったでしょ。だから、彼女さんとかいるんだろうな、結婚してるかもな、って思ってた。だから…シキくんもしかして俺じゃ嫌なんじゃないかなって。だって俺…まだそういうことしたことないから上手くできないし…それに俺、女の子じゃないから…」どんどん小さくなる声、下を向く首。顎を掴んで上を向かせ見つめ合う。「あんな、俺はゲイやねん。せやから惚れた男に惚れてもらえるなんて夢みたいや。…けどヒカリはちゃうやろ、普通にクラスの女の子とか好きになっとったんちゃうか。俺と居ったら、ホンマやったらでけるはずだったことをさせてやれへん。せやからよう考えて。ヒカリが決めたことを受け入れるわ」「…俺はシキがいい。シキくんだけがいい。だめ…?」即答や、思わず抱きしめる。「だめなわけないやろ。ホンマにええんか?ヒカリがそう思うてくれとんのやったらもう離さへんよ」「離さないで」ヒカリは静かに瞳を閉じた。
「セックス………え?!」ようやく理解したのか真っ赤になる頬。耳も首も真っ赤や。確かめるように首すじを撫でれば「ヒャッ!」と声を上げる。
そのまま頬を頭を撫でる。ずっと触っていたい。「…シキくんは旅に出てから、えっとその、魔力のやつ、シたよね…」「…せやな」「…あのね、向こうでシキくんは俺よりずっと年上だったでしょ。だから、彼女さんとかいるんだろうな、結婚してるかもな、って思ってた。だから…シキくんもしかして俺じゃ嫌なんじゃないかなって。だって俺…まだそういうことしたことないから上手くできないし…それに俺、女の子じゃないから…」どんどん小さくなる声、下を向く首。顎を掴んで上を向かせ見つめ合う。「あんな、俺はゲイやねん。せやから惚れた男に惚れてもらえるなんて夢みたいや。…けどヒカリはちゃうやろ、普通にクラスの女の子とか好きになっとったんちゃうか。俺と居ったら、ホンマやったらでけるはずだったことをさせてやれへん。せやからよう考えて。ヒカリが決めたことを受け入れるわ」「…俺はシキがいい。シキくんだけがいい。だめ…?」即答や、思わず抱きしめる。「だめなわけないやろ。ホンマにええんか?ヒカリがそう思うてくれとんのやったらもう離さへんよ」「離さないで」ヒカリは静かに瞳を閉じた。
17
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
【完結・BL】DT騎士団員は、騎士団長様に告白したい!【騎士団員×騎士団長】
彩華
BL
とある平和な国。「ある日」を境に、この国を守る騎士団へ入団することを夢見ていたトーマは、無事にその夢を叶えた。それもこれも、あの日の初恋。騎士団長・アランに一目惚れしたため。年若いトーマの恋心は、日々募っていくばかり。自身の気持ちを、アランに伝えるべきか? そんな悶々とする騎士団員の話。
「好きだって言えるなら、言いたい。いや、でもやっぱ、言わなくても良いな……。ああ゛―!でも、アラン様が好きだって言いてぇよー!!」
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
王子様のご帰還です
小都
BL
目が覚めたらそこは、知らない国だった。
平凡に日々を過ごし無事高校3年間を終えた翌日、何もかもが違う場所で目が覚めた。
そして言われる。「おかえりなさい、王子」と・・・。
何も知らない僕に皆が強引に王子と言い、迎えに来た強引な婚約者は・・・男!?
異世界転移 王子×王子・・・?
こちらは個人サイトからの再録になります。
十年以上前の作品をそのまま移してますので変だったらすみません。
母の再婚で魔王が義父になりまして~淫魔なお兄ちゃんに執着溺愛されてます~
トモモト ヨシユキ
BL
母が魔王と再婚したルルシアは、義兄であるアーキライトが大の苦手。しかもどうやら義兄には、嫌われている。
しかし、ある事件をきっかけに義兄から溺愛されるようになり…エブリスタとフジョッシーにも掲載しています。
虹の月 貝殻の雲
たいよう一花
BL
「私の妃に、なってくれぬか、レイ。私はおまえを愛している」ある日突然、友人である魔王から求婚されたレイは、驚いてその申し出を拒絶する。しかし、レイを運命の相手と知る魔王は諦めず、レイをさらい、城の一角に幽閉して無理矢理 体を繋げてしまう。夜毎魔王に凌辱され続けるレイは、次第に魔王への特別な感情を意識しはじめるが……。
◆異世界ファンタジーBL・18禁。
物語が進むうちに、愛ある暴走からの、流血を伴う過激な性行為の描写が出てきますので、苦手な方はご注意ください。また、魔族の生殖器が特殊なため、性交渉がやや倒錯的となります。
◆眉目秀麗で精悍な顔つき、かなり体格の良い魔王 × 端整な顔立ち、引き締まった体つきの混血の青年
◆他サイトですでに公開済みの小説を、加筆修正して再編成しています。
◆続編「滅びの序曲 希望の歌」があります。現在、1章のみ公開していますが、よろしければ続けて読んで頂けると嬉しいです。
【BL・R18】可愛い弟に拘束されているのは何ででしょうか…?
梅花
BL
伯爵家長男の俺は、弟が大好き。プラチナブロンドの髪や青色の瞳。見た目もさることながら、性格も良くて俺を『にーに』なんて呼んだりしてさ。
ても、そんな弟が成人を迎えたある日…俺は…
基本、R18のため、描写ありと思ってください。
特に告知はしません。
短編になる予定です。地雷にはお気をつけください!
俺をおもちゃにするなって!
丹砂 (あかさ)
BL
オレはチートクラスの大魔法使い!
……の弟子。
天は二物を与えずとは言うけど、才能と一緒にモラルを授かり損ねた師匠に振り回されて、毎日散々な目に遭わされている。
そんな師匠の最近のお気に入りは、性的玩具(玩具と言いつつ、もうそれ玩具の域じゃないよね!?)を開発する事、っていう才能のムダ使いだ。
オレ専用に開発されたそんな道具の実験から必死に逃げつつ捕まりつつ、お仕置きされつつ立ち直りつつ。いつか逃げ出してやる!と密かに企みながら必死に今日を暮らしている。
そんな毎日をちょっと抜粋した異世界BLのお話です。
*******************
人格破綻系のチート × ちょろい苦労人
誰得?と思うぐらい特殊嗜好の塊です。
メインはエロでスパイス程度にストーリー(?)、いやそれよりも少ないかもしれません。
軽いノリで書いてるので、中身もいつもよりアホっぽいです。ぜひお気軽にお読み下さい。
※一旦完結にしました。
*******************
S彼/SM/玩具/カテーテル/調教/言葉責め/尿道責め/膀胱責め/小スカ
なおこちらは、上記傾向やプレイが含まれます。
ご注意をお願いします。
【完結】【R18BL】男泣かせの名器くん、犬猿の仲に泣かされる
ちゃっぷす
BL
大企業本社に勤める月見里 斗真(やまなし とうま)は、二十八歳にして課長代理になった優秀なサラリーマン。
真面目で部下に優しいと評判の彼には、誰にも言えない秘密があった。
それは毎週金曜日の夜、ゲイ向けマッチングアプリで出会った男性と一回限りのワンナイトを楽しんでいることだ。
しかし、ある日マッチングした相手が、なんと同僚であり犬猿の仲である小鳥遊 弦(たかなし ゆずる)だった……!
最大の秘密を握った小鳥遊は、逃げようとする月見里をホテルに連れ込み――!?
※ご注意ください※
※主人公貞操観念皆無※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる